Never, never, never, never, give up! 1000億の歴史の旅#3

絶対に諦めない男がここにいる…

その名も、ウィンストン・チャーチル。

第二次世界大戦中のイギリスを守りきり、数々の名言を残したことでも知られる人物だ。

チャーチルが首相に就任する数年前、イギリス国民と当時の首相チェンバレンは、ナチスの恐ろしさを知らなかった。

これが最後の割譲ということでナチスにチェコの一部を渡すことを合意し、大戦の危機は去ったと思われていた。

しかし、それを好ましく思わない人物がいた。

それがウィンストン・チャーチルである。

彼の予想通りナチスはその後ポーランドに侵攻し、慌ててイギリスは宣戦布告するもまだ本腰を入れず国境線を越えない連合国軍。

ベネルクス三国にまで侵攻されたところで、チェンバレンが辞任。ピンチヒッターとして選ばれたのが軍人出身のチャーチルだった。

彼は戦前ドイツに行った際に、すでにヒトラーの危険性を勘づいていたということもあって、そこからの行動は早かった。

アメリカに援軍要請をし、フランスが降伏しても本土を守りきり、戦後のアメリカとソ連の対立にも気を使うという活躍ぶりだ。

彼は諦めることを知らず、それもさまざまな作戦に裏打ちされていた。

状況を冷静に分析し、正しくそのリーダーシップを使うチャーチルの生き方は、僕たちでも生かせるものがあると思う。

しかし、栄誉の裏には何かあるというのが世の常だということも忘れないでほしい。

この場合、チャーチルはインド人への蔑視などの考えを持っていた。

そのような面も知りつつ、評価していくことが歴史を学ぶ上で重要で、これを心に留めながら僕も歴史書などを読んでいるつもりだ。

最後にチャーチルの「行動」についての言葉を。

"I never worry about action, but only inaction."


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