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年末行事、大掃除から見る日本人の思考

日本人の街中にゴミが落ちていないことや、ゴミ拾いに絶賛する記事も散々見受けるが、私は是非ともこの「年末大掃除」を海外の人に知ってもらいたいと思う。
年末の大掃除は新年を迎えるにあたっていらっしゃる「年神様」を迎えるための行事。
ここに日本文化の「おもてなし」と「八百万の神」の真髄があるように思うからである。

年神様がいらっしゃるのに汚い住まいでお出迎えするのは申し訳ない、掃除の行き届いていない住まいだと一年の幸をもたらせて頂ける年神様の滞在が短い、そう考えてせっせと年末の寒い中、まずは掃除をするわけである。

もちろんおそらくは、乾燥期に水を使うことによって湿り気を与えて風邪を防ぐとか、そんな意味合いがあるのだろうけれど、お菓子をくれないといたずらする、とは真逆と言っていいほどの思考だと私は思うわけで。


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