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なぜ農の道へいったのか?


僕は障がい福祉の仕事から農業へ転職し、現在福岡県朝倉市という所で、ねぎ農家として雇用就農しています。
「なぜ農業を選んだのか?なぜ福岡でねぎ農家になろうと思ったのか?」
この類の質問はこれから出会う人たちに聞かれるだろうし、自分が簡潔に、しっかりと言語化できるように頭の整理も含めて(これが1番の目的)書いていきたいと思います。

結論から言えば、
①独立したかったから。
②自分で作った商品で人を喜ばせたいと思ったから。
③身近な人から喜ばせたいと思ったから。
④ねぎは周年栽培ができ、朝倉が適地適作だったから。
⑤様々な料理に使われるねぎは販路が広いと思ったから。

です。全く農業の経験も知り合いもいない、ゼロスタートでした。


本心

農業に転職するまでは、福岡市で重度の障がいを持つ方々の通所施設(生活介護)で働いてました。とても楽しかったのですが、一生続けていく仕事か?と考えれば疑問がありました。今から3年前くらいです。

悩み考えた答えはシンプルで、「独立したい!」でした。
自分で何かを作って、それで人を喜ばせたい!直接喜んでいるお客さんの顔が見たい!と強く思うようになりました。
では何の仕事で独立したいのか?色々と調べて出た答えは「一次産業でした。」

人が生きていく為に必要な職業

一次産業は人が生きていく為の「食」を支え、根源となってる職業。農業、林業、漁業など。
野菜を作り、魚を捕る人がいないと市場はないわけで、スーパーや飲食店も存在しない。
言い換えれば「必ず必要で潰れない職業」だと思いました。
そして生きる上の源となる一次産業に興味が沸き、その中でも農業が魅力的でした。

福岡の地で葉ねぎを作りたい

じゃあ何を作りたいのか?と考えた時に最初はさつまいも農家になりたいと思いました。そのままでも、ペーストでも美味しいさつまいもは、今まで携わってきた福祉とも繋げれるかもと思ったからです。
宮崎、鹿児島、熊本と、適地適作の場所に移住しようとも思いました。ですが同時に、十数年住んでる福岡で農業したいと思う様にもなりました。

農業経験ゼロの自分が農家になる為には、その作物の適地適作の場所でする事が最低条件と考えていました。そして福岡はさつまいもの適地適作の場所ではありません。
福岡で有名な野菜って何だろう?と調べていたら、朝倉の葉ねぎがヒットしました。
正直全くねぎには興味なかったのですが、調べてみると ↓

・ねぎがブランド野菜になっている事。→野菜の単価が良い&安定してる。
・九州の6~7割の葉ネギは朝倉で栽培されている事。→適地適作の場所
・周年栽培ができる事。→1つの作物ですむ。栽培に失敗しても次がある。
・高齢化で後継者不足という事。→農地確保の可能性が広がる。

など知る事ができ、自分が農家になる為の環境がそこにあると思いました。

ねぎは万能

ねぎは和食、洋食、中華などどんな料理にも薬味として使われます。という事は飲食店など、販路先も広いのでは?と単純に思いました。
自分で飲食店などに営業し、契約する事は簡単ではないと思っていたので、販路先は広い方がいいと考えました。
農協に出荷する方法もありますが、自分で販路先を確保する事も大事だと思いました。

そんなこんなで農業の世界に入って2年目になります。まだまだ覚える事はたくさんですが、自分の夢がこの2年で少し具体的になった気がします。
それは「社会的に弱い立場にある人を守る会社を作り、しっかり利益を生む強い会社を作りたい」ということ。
障がいを持っている方だったり、シングルマザーの方などに働きやすい職場を作っていきたい。
自然相手の農業はマニュアル通りのシフトは難しく、うまくいかない事も多い職種です。難しい事は分かっていますが、それでもチャレンジしたいと思っています。
その為にはお金が必要だし、一緒の志をもってくれる「人」が必要です。

大きな夢を持ちながら、まずは基盤作り。自分が成長して独立する事をまずは目標に、がんばっていきたいと思います。

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