あんた何かライブ参戦記53 Zaku birthday tour 東京編〜幸せの余韻〜

あんた何か53本目のライブは
下北沢ReGでの自主企画

【Zaku birthday tour 東京編】でした!

Zakuさん「X」より

いやぁ、いいライブでしたね
ステキな生誕祭でしたね!

あれから3日経過しておりますが
ワタシは未だに幸せの余韻の中にいます

その場限りの楽しかったとか嬉しかったとかの
感情じゃなくって
これからもずっとずーっと
あの日の景色
あの日の出来事に支えられる!
そんな
心を満たしてくれるシーンの連続でした

Zakuさんの嬉しそうな顔
Zakuさんをこうやってステージ上でお祝い出来る
メンバーたちの幸せそうな顔

そして何より
ライブが本っっっ当にぃぃ!
素敵でした
心に沁みました

てかさ、

「あんた何か」ってめちゃめちゃいいバンドですね!

・・・って

えっ!今頃!?

てか「あんた」何を見てきたの!?

・・・と突っ込まれてしまうであろう発言ですが、ワタシ思った(悟った)んです

誰よりもいちばん多く「あんた何か」のライブを見ておきながら
誰よりもいちばん「あんた何か」のライブを
ちゃんと見ていなかったのだと

何を訳のわからない
超絶矛盾な事を言い出しやがったぞ・・・コイツ!
完全に病んでるって!

そう思われても仕方がありません

けどね、違うんです‼︎

どう、何が違うのか
しばし説明のお時間をいただきたく存じます!

実はワタシ
1月30日の20時過ぎ
仕事中に自転車から落下
盛大に尻もちをついてしまいまして
尾てい骨をヤッテしまったのです
これまでに
肋骨を折っていようが手首を折っていようが
平然とライブに参戦していたワタシ。
尾てい骨くらい・・・と思っていたけれど
これが尋常じゃないくらい痛い

そんな状態で参加した
「あんた何か」51本目のライブのこと

地蔵参戦にはなるものの
初めての目黒鹿鳴館だったし
何より「全通したい」
そんな自己満が勝るが故に無理を強いて
参戦してはみたものの・・・

灼熱のステージとフロアを目の当たりに
動かない自分の身体が
悔しくって
情けなくって

声を出せない
動けない
はしゃげない

自分らしくいられない

逆を返せば
そんな自分のスタイルこそ
自分にとっての正義
(あくまでも自分にとってのです。他の人のそれぞれの楽しみ方を否定するものではありません)
感情を爆発させることこそ
もんてろと向き合う
自分にとってのライブ!
そんなふうに決めつけていました

それが出来ない自分・・・

蚊帳の外

勝手にそんなふうに思ってしまって
その日のライブは苦痛以外の何ものでもありませんでした

(そんなワタシの心情をもんてろは見抜いていました←この日の物販でかけてくれた言葉から心の中を見透かされてることを悟り改めて凄いと思わされたのです)

もんてろだって
Zakuさんだって
ゆーみさんもまりなちゃんも
1ミリだってそんな気は無い事は分かってるんです。
けれど、盛り上がれば盛り上がるほど
体ではなく
心の痛みに負けてしまい
そんな情けないワタシは
ライブ直後にそそくさと鹿鳴館を後にしてしまったのです

そして
52本目のライブは参戦を見合わせました

マケショとのツーマンライブをです

そしてこの日も
Zakuさんの生誕祭でなかったら参戦を見合わせていた事でしょう

心底楽しめないには違いないけれど
もんてろの大切な
たいせつな相方
Zakuさんの生誕祭を欠席するなんて
非礼が許されるはずもない!

その思いだけで参加を決めました

ただ、
どのみち動けないのだから
中途半端に声を出したり
腕を上げたり
そういう事はやめて
ただじっとひとりのもんてろファンとして
もんてろのパフォーマンスを
あんた何かのライブを
じっと見る事だけに徹しよう!

そう決めてReGのいちばん後ろから
いつもの自分らしさ
自分スタイル

盛り上げようだとか
出し切ろうだとか
誰よりも声を出そうだとか
誰よりも汗をかこうだとか
感情のリミッターをぶっ壊そうだとか
そういう類のものを一切かなぐり捨てて
純粋に「あんた何か」の演奏
もんてろのヴォーカル、パフォーマンス
Zakuさん
ゆーみ
まりなちゃん
それぞれのプレイ
四人が織りなす「あんた何か」の世界観だけに
フォーカスし
心の周波数を合わせる事にしたのです

すると
浮き上がるんです!
際立つんです!

メンバー四人の結束力、成熟度

そんな
絶対的に信頼を寄せ
心を許したメンバーに支えられ導かれる
【ヴォーカリスト・もんてろ】が
エグいほどに
カッコいいのです!

ワタシは何を見てきたんだ!

すげぇ!
すげぇって「あんた何か」

めちゃくちゃいいバンドじゃん!

「もんてろ」
めちゃくちゃいいヴォーカリストじゃん!

そこに気付いた途端
動けなかろうが
はしゃげなかろうが
場所が何処だろうが
関係なくなって
とにかく楽しくて嬉しくて

さらに
いかにもんてろが
「あんた何か」を
このメンバーを愛しているのか

例えば

「うち」のざくさん
「うち」のゆーみさん
「うち」のまりなちゃん

メンバーへの愛おしさが伝わる
二人称の前に付けられる
この
【うち】
その呼び方一つを取ってしても

チームを指す「うち」だけではなく
もんてろの「うち」
心の中にある大切な気持ちが垣間見れて
その言葉の響きを聞くたびに
自分の
心が満たされていくのが分かるのです

暴れるだけがライブじゃない
心で繋がること
それが私にとってのライブ

常々もんてろが言っていた
その言葉
その本当の意味に
じっとしてライブに注視することで
気がついたのです

こーいうことだったんだね!

もんてろが抱く
本来の想いを理解する事が出来たのです

もちろん
怪我が癒えれば
自分スタイルに戻って
最前線で大はしゃぎする事でしょう
ただ、
それだけが正義じゃないと分かった事は
とても大きいです

そして
たとえ何処にいても
「見ていてくれている」
「気にかけていてくれている」
そんなもんてろのやさしさを改めて知る事も出来ました
本当に本当にもんてろという人は
あたたかい人です!!

なので
これからは勝手に疎外感を感じて病むなんていうバカな考えが起こることはないでしょう

まさしく
怪我の功名がもたらした
幸せの余韻なのであります!

・・・と
長々とワタシの身の上話に付き合わせてしまって申し訳ありません
それでは
そんな「病み」をも癒す
魔法じみたZakuさん生誕ライブの模様へと移りましょう!

会場は下北沢ReGです
ReGと言ったら
看板のクオリティも楽しみの一つです

素晴らしいのひと言、ホント愛を感じます!

スタフラはZakuさんカラーの「赤」を基調としたものを用意させていただきました

周年ライブと同じ花屋さんにお願いしました 

カンパはこちらから敢えて声をかけていないにも関わらず皆さんが率先して協力をしてくれるという世界線
一人ひとりのあたたかい想いに
心より感謝です!

フロア構成は
いつメンに加えて
名古屋、大阪などから駆けつけたZaku推しの方々
そしてなんと
5年ぶりに顔を合わせる鹿児島の仲間の姿も!
そこに「てのひらえる」さんのファン
FROZEN CAKE BARのファンが加わり
生誕祭ならではの
ハピネス空間を演出

ちなみにこの日は
Zakuさんのリアルバースデー
この後
大阪、名古屋でも生誕企画が用意されています

先ずはセトリから
この日のストーリー(セトリ)はZakuさんが
考えたもの

初でも
alcohol ROCK
あんたらしく
カウントダウン
パーティーナイト
THIS IS MY LIFE
30
キャスト
an. alcohol ROCK

いつものSE
いつものタイミング
いつもと違うのは
Zakuさんが大好物なチョコレートを手に
姿を表したところ

それをパラリとフロアに撒いていく姿は
まさしく
ハリーポッターの魔法の杖よろしく

もんてろ登場からの
「ジャカラーン♪」

盛り上げるだけの歌、オイ!

一瞬です!
まさしくその一声で
パーティーモード
ハッピー色に染めてしまうもんてろ

ハッピーバースデー! ざくさーん!!

イントロに合わせて高らかに宣言

Zakuさんに捧げ
みんなの心に深く焼き付ける
バースデーライブの始まりです

あっという間にステージとフロアが一つになります
鹿児島からの友人も
見様見真似で必死に喰らい付いています
まさにそんな初参加の人でも
あっという間に楽しめる
あっという間に「あんた何か」のキャストになれる
そのために作られたと言っても過言ではない
【初でも】
フロアのみんなの楽しそうな
ニッコニコの横顔にワタシも自然と笑顔になります

続いては
最近のZakuさんの推し曲
【alcohol ROCK】へ

そもそもは「タオル曲」として作られた背景あれど
メロに伴って繰り出される
腰のフリフリダンスの可愛さが際立って
(またギターリフが可愛いいんだよねぇ)
サビのタオルフリフリがどっかに飛んでいってしまってる感があります
ですから
タオルを持ってる人は忘れずに
サビで全力フリフリしちゃってくださいね!

そんな「フリフリダンス」

いつものワタシが全力で
フリフリしてるのは言うまでもないんだけど
後ろから見とると
おっさんがフリフリしてるのはやっぱり
「キモい」ぃゃぃゃぃゃぃゃ・・・
「かわいい」ですね(笑)

てかさ、全力で楽しむおじさんたち
愛すべき空間だなぁ、ホントに!

続けざまに三曲目の
【あんたらしく】へ

可愛らしいもんてろから
荒ぶるもんてろへ一気に早変わり
呼応するフロアが
もんてろの眼前に密集し拳を握りしめると

みんな今日は集まる場所が違うんじゃない!?

とばかりに

『教えてくれた 味方がいたの 』

そのフレーズに合わせて
Zakuさんに向かって手を広げるもんてろ
そんな意図を察して
2サビではZakuさんの眼前にドッと魂の塊ができるのです!

改めてざくさん誕生日おめでとうございます!

もんてろの言葉を皮切りに
Zakuさんが心境を語るMCゾーンです

今年もライブをして
みんなとライブハウスで過ごせる誕生日を迎えられてホントに幸せです!
一生バンドマンなんだと思います自分

フローズンのざべさんと
婚期を逃してどんどん歳を重ねるという自虐芸を混じえながらそう語ったZakuさん

バンドを始めて10年以上
本気で音楽と向き合おうと決めたのは震災がきっかけなのだと言います

自分には何百、何千と不特定多数の人みんなを
幸せにすることは出来ないけれど
今、目の前にいてくれる人たちを笑顔にすることはできるんだ!
だから
これからもその人たちのためにライブハウスで生きていく!

そんな決意を
自分を全面に出しながら語ってくれたZakuさん

そんな自分らしく
「あんたらしく」いられるのは
隣を見ればいつも寄り添ってくれる仲間たちがいるから!

この四人で
このチームでステージに立てること
そんな生誕が出来ることがとても幸せだと
MCを締めたZakuさん

この一瞬を
この景色を忘れない
胸を刻むべく
四曲目の【カウントダウン】へ

幸せを噛み締めるように唄う
もんてろ

Zakuさんの
もんてろの
ゆーみのまりなの
そしてみんなの人生が重なり
投影され続けていくこの曲
ホント、素敵な曲に育っていってるなぁ

歌われる機会は少ないですが
時と場所を選んで
大切に歌い育てている【カウントダウン】です!

ドッパパドッパン
ドッパパドッパン

まりなちゃんのビートが誘う
パーティーナイトの世界

いつもだとここで
メンバー紹介からのプチあおりで「パーティー」の開演となるのだが
この日はZakuさんバースデースペシャルなあおりバージョン!

さぁ!
パーティーは始まってるけれども
みなさんはあったまってるかい!
あったまってるじゃないね、
熱くなってんかい!?
「うち」のざくさんはねぇ
とってもとっても熱いのが大好きです!
なのでより今日という一日をより幸せに感じてもらうためにみなさんの「熱いROCK」を
わたしたちに
ざくさんに見せてくださぁあーーぃ!
いいかぁーーぃ!

身を委ね
恥ずかしがらず
ありのまま
幸せ大解放と化したフロア

もちろんこの日の
コール&レスポンスで叫ぶは
大音量のZakuコールです

それを聞いたZakuさんがひと言

夢に出そう(笑)

ならばもっと夢に出させちゃいましょうと
もんてろがいたずらな笑みを浮かべながら
さらにフロアへZakuコールを促します

Zaku!!!!!!

すると
録音させて!と言い残すと
ベースを置いて袖に消えスマホを取りに行ってしまったZakuさん

やりたい放題!

だがそれがいい!
それでいい!
だって生誕祭なんだすもの

この緩さを楽しむメンバー
もんてろの「じゃあ休憩しよ!」の言葉を
待つか待たずかの絶妙なタイミングで
ドラムのリズムをピタリと止める、まりなちゃん

これは笑った!
ドッと笑いが起きた!

戻ってきたZakuさんの構えるスマホに向かって(ムービーで録っていました)
全力Zakuさんを決めれば

「目覚ましにします!」と微笑むZakuさん

完全にあったまりきったところで
ゴリッゴリの熱い魂の叫びゾーン

【THIS IS MY LIFE】と【30】のゾーンへ

「30」の乳酸ジャンプ地獄に奮闘する
おじさんへ

がんばれ、おじさん!
がんばれ、おじさん!

エールを送るもんてろが
可笑しくて、可笑しくて・・・

もちろん
ライブの締めは【キャスト】
もはや不変な
あんた何かのライブの締め曲です

その冒頭に
もんてろが発した言葉がもう
たまらなくカッコよくてね
それはもう
震えを伴うほどに
熱くなれるひと言だったのです!

今日で終わりじゃないよ!
まだまだZakuともんてろとあんた何かの物語は続くよ!
これからも
何年も何年も
こうやってみんなで生誕を祝いましょう!

あんた何かでした!

最後、全員で繋がっていくよ!

もんてろのその言葉を聞いたら
まだまだ痛いんだけど勝手に体が動いてました
ゆっくりフロアを進んでいき
Zakuさんの目の前へ移動です
そして
手を伸ばすとZakuさんがグータッチ
きっとこれは
一生忘れることの無いシーンです
そして
初めて上手から見る
もんてろの煽り

"ついに(前に)来たね"

そんな光を携えたように見えた
(そう思わせてください)
もんてろの表情もまた
ずっと忘れることの無い
ずっとワタシを支えてくれるであろう
シーンでした

アンコール

アンコールにケーキが出てくる事は
知っておりましたが
素知らぬテイを装うために
一旦、いちばん後ろまでまた退きます

先ずはステージに一人で姿を見せたZakuさんがこの日の感謝を述べていきます
ただ中々姿を見せないメンバーに
もぞもぞ
ソワソワを隠す事ができず
話が話にならない雰囲気も

と・・・そこへ

ハッピーバースデーを唄いながら
てのひらえるちゃんがケーキを持ち
その後にメンバーが続いて姿を見せます

ローソクの火は2本

なぜなら
「あんた何か」として二回目の誕生日だから

ケーキがあるうちに集合写真です/photo:はせがわかすみ

Zakuさんの二才のお誕生日

これからもこうやって
何回も何回もライブハウスで
みんなと祝えたらいいね
というか
祝っていきましょうね!

バースデーライブの締めくくりは
Zakuさんの推し曲をもう一杯、
alcohol ROCKのおかわりでした!

お酒に酔うのではなく
音楽に酔っていただければ

そうきれいに締めたもんてろ

口当たりが良く
飲みやすい
「あんた何か」のalcohol ROCK

だだし
度数はめっちゃ高めです
とは言え
度数が高いと言ってもそれは
幸せ度数なんですけどね

だからなんですよ
ワタシがいまだに
幸せの余韻に酔っているのは!

Zakuさん
心からおめでとうございます!

そしてもんちゃん
あんた何かのみんな
大切なことに気付かせてくれて
本当にありがとう!

かすみさんさすがです!photo:はせがわかすみ



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?