色即是空
見えた、聞こえた、香りを感じた、味覚を感じた、触れた、その結果で作り出す認識。
道に咲く花が、ただ花弁を広げてそこにある。
それを、見て、香りを感じて、綺麗な花と認識する。それで初めて、それは綺麗な花になる。
万人が綺麗な花と感じるということは無く
縁がなければ存在も感じない。
私のことを気に入ってくれる人もいれば
私のことを見たくもないという人もいる
私とはいったい何なのでしょう
様々なご縁の糸によって
私という存在が
まるでハリボテの様に形作られる
ハリボテなので中身は何もない
同時に私はご縁の糸ですべてと繋がっている
私は存在しないけど
同時に私はすべてに影響している
この感覚で得られる幸せは
仕事で得られる充実感の比ではない
上っ面の反射神経で送る日々は
楽しくて刺激的だけれども
疲れを吹き飛ばす快楽は
麻酔のように心を欺す
意識して思考を止める
そんな時間が心地よい
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