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#16 この日そんな日

日本は恵まれてる国。
「100人の村だったら」の絵本を
知っている人なら、大抵の人は
「え。自分て恵まれていたの?」と
少し恥ずかしくなる。かも。

恵まれた国の中で、大抵の人は、
ぬくぬくしすぎの家がだるくて、
外の世界を駆け巡りたい気持ちになる。かも。

だったら知らない話になるけど、
家庭が外より冷たいと、
子どもは知恵を働かせて生きのびようと、
常に心身を温めながら生きる癖がつく。
大人になってもその癖はなくならずに生きる。

「常に温めようとしながら生きて」いると、
まず、生きてるだけでエネルギーを燃やす。
それも含めて、外に出て、
色んな事や沢山の事はやり難い。
やれても、帰ったら寝るしか出来ないよね。
エネルギーは、無限ではない。

そしてその癖は、からだもこころも、
ちゃんと病気をつくる。
イタチごっこになる。もぐらたたきとも言える。

良くなったら次は別の場所、悪くなったらこころが腐りそうになって、食い止められても「またそれなの…?」の悪循環。
そしてもちろん、ケアに着手する。
そこには人が居る。「不完全でいいの」と
思えてる健康な人(支援者、または仲間)が。

不完全だから、寄り添って貰えたとか、
共にたたかう仲間とか、そんな温かい事はない。 
いつでも「常に自らを温めて生きる循環だな」と噛みしめる。セルフケアしていくっていうのは、その程よいバランスを獲得する事みたい。

でも、大抵集まる人は(支援する側でも)
バランスが良くない。というか、
「バランスが完全に良いはずがないのを
   受け入れられて、バランスに努められる」のが
健康の近くで生きれる事だから。

だけど、病気を持つ人や体験した人には、
バランスの良さだけが苦痛を癒やす薬になる。
そんな日がある。

嬉しくない色んな事が年始から続いて、
山を越えたら毎日調子が良かった。
だけど小さな事をきっかけに、
「そんな日」は降ってくる。
久しぶりのそんな日が、今日でした。
(明日は違うと嬉しい。)

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