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卒業展示会

地元大学の卒業作品の展示会をしていたので、家族で見に行きました。大学はグラフィックデザイン、コミュニティデザイン、建築デザイン、陶芸、日本絵画、洋画など様々な学科があり、バラエティ豊かな作品がありました。写真も作品のようで、「時空を切り裂く○○」となっていました。大学の正面入り口に展示されており、インパクトは絶大でしたw子供たちも周りの大人も、作品と池と風景がマッチしているのを見てしばらく釘付けでした。
子供たちは天井からのプロジェクターの投影やチラシや作品のポップ等、普段とは違う鮮やかで賑やかな雰囲気を肌で感じ、楽しんでいました。スタッフ運営している学生さんが子供たちに優しく声をかけてくれるもの嬉しかったようです。たくさんある作品の中で、子供たちはグラフィックデザインなどが馴染みやすかったようで、作品のゲームをして遊び倒していました。
私の場合はコミュニティデザインのジャンルに属していた、「子供たちの居場所作り」について興味を持ちました。小学生・中学生の不登校者の数は年々増加しており、学校でもなく、家でもなく、中間の居場所(フリースクール等)の重要性と具体的な活動内容がまとめられ、発表されていました。ご近所さんとの付き合いや町内会のイベントが減り、社会との関わりがめっきり減った中で、中間の居場所は子供たちの安心できる場所のみならず、社会とのゆるい繋がりも期待できると、私自身も思いました。ゆるい繋がりというところがミソで、通常の繋がりを求める人であれば、学校やその他の活動で得られます。学校の雰囲気に違和感を持つ人たちは、ゆっくりと自身のペースで社会との繋がりを求めるときに得られる、そのような環境が大切でないかと思います。
お昼は大学の学食で食べ、午後もアートまみれになりました。子供のうちにアートに触れる機会を持たせた方がよいと、以前何かで聞いたことがありました。正直、私が子供の頃は美術館見学はあまり興味なく、授業よりマシだな、くらいしか思ってなかったと思います。自分の子も同じようにつまらないと感じるだろうと思っていましたが、意外にもそうではなく、ひとつひとつの作品をゆっくり見て、触れるものは触って、アートを思う存分楽しんでいました。この辺が感性が豊かな子供と鈍感な大人との違いなのでしょうね。
これをきっかけに、もっとアートに触れる機会を作ってみようと感じた1日でした。

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