3年前、人通りの少ない道で、交通事故の目撃者になりました。

横断歩道を渡ろうとした自転車3台に、バイクが勢いよく突っ込んだのです。

何が起きたのか分からなかったけど、横断歩道には大破したバイクと転がる人々。

やばっ！これやばっ！！！救急車呼ばなきゃ！！
1人焦りながらスマホを取り出しました。

指が震えて、11119番になってしまう。

多い多い！！！

191

違う！

何度か打ち直し、やっと電話が繋がりました。

「火事ですか？きゅうきゅ、、、」
「救急！救急！！救急！！！！事故！人飛んだ！早く！！！」
「落ち着いてください」
「落ち着けるか！！！！！！」

だんだん腹が立ってくる。

「場所をわかりやすく教えてください」
「。。。わかんない、ここどこ！？」
「私が聞いてるんです」
「あ〜〜〜〜〜〜〜〜え？？？」

率先して電話したものの、焦りすぎて脳が止まったので、もう1人の目撃者にスマホを押し付けました。

（おい）


救急車とパトカーが到着し、2時間くらいその場で事情聴取され、目撃者と「気をつけて帰りましょうね」と別れました。

2週間後くらいに警察署に呼ばれた時、「もう1人の目撃者の方は昨日来たんです〜」と言っていたので、もう2度と会うことのない人なんだな、と思っていました。

先日、友達に誘われ飲食店に行くと、友達が3人で飲んでいました。

初めまして〜と軽く挨拶し、何となく会話をしていると、初対面の1人が

「自転車で〇〇通ってます？」
「はい」
「3年前、事故見ませんでした？」

『あ〜〜〜〜〜〜〜〜〜！！！！！！！もう1人の目撃者！？！？！？！』

偶然すぎる再会を果たしました。

大阪って、878万人住んでるんですよ。
凄くないですか！？

しかも事情聴取って、グルを疑われて離れた位置で行われるんですよ。
私の顔を覚えてるのも凄くないですか！？

2人して『うお〜〜〜〜〜〜〜〜！！！！！！』となりあの時の話をしていると、
どうやら警察署には呼ばれてないらしい。

「もう1人の目撃者の方は昨日来たんです〜」

なんで、警察ウソつくねん。