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終わりの再考ウィーク - 個や群れにとっての終わりや死生観と向き合う1週間 -2/21(日)〜2/27(土)オンライン開催!

 共同体や社会にとって、
「終わり」や「死」はどのような意味を持つのだろうか。 

そんな問いかけから、2020年4月から「終わりの再考」プロジェクトがスタートし、2/21(日)〜2/27(土)は「終わりの再考ウィーク」としてオンラインにて開催いたします。
こちらのnoteでは、各セッションとゲストの方について紹介いたします。

 「終わりの再考」プロジェクトとは、
2019年に開催した100人カイギsummitの中でも好評だった”コミュニティの終わりから、未来を考える”にご登壇いただいた一般社団法人 Ecological Memes 小林泰紘さんと株式会社 INTO THE FABRIC 代表取締役 / けもの道クリエーター、100人カイギ founder / 見届け人 高嶋大介にてスタート。
ランチ時にFacebook Liveにて様々なゲストをお招きしてトークセッションを開催し、延べ1万回を越えて視聴いただくなど多くの反響をいただきました。 

 <参考記事・動画> 
記事:100人カイギsummit2019 レポート「コミュニティの終わりから、未来を考える」
動画 : 100人カイギchannelコミュニティの終わりを再考する 
終わりの再考ウィークの概要についてはこちらをご参考ください

■セッションスケジュール ※随時更新

[2月21日(日)13:30~14:45]
オープニングセッション:COVID-19が与えてくれた終わりとはじまり

COVID-19により世界の状況が一変した2020年。地球からのサインとも言えるこの事態に、私たちはどのようなメッセージを受け取り、前に進むことができるのだろうか、何が終わり、何が始まろうとしているのだろうか。暮らし、経済、社会格差、働き方、芸術、死生観、自然との関わり方など、これまでのセッションも振り返りながら「終わりの再考ウィーク」をはじめていくための足掛かりをゲストと共に探っていきます。

<ゲスト>
・三木 貴穂さん
神奈川県出身。高校卒業まで丹沢の麓の自然の中で育ちました。大学卒業後、銀行勤務を経てベネッセに。以後、財務、M&A、海外戦略、経営戦略、事業再生、グローバルソーシャルイノベーションに従事。現在は事業再生とベネッセアートサイト直島を担当。 一貫して、変わらない組織に向き合う仕事をしてきました。 社会人になってから駐在・留学でシンガポール・米国に13年ほどいました。Readyfor 株式会社監査役、Reep財団理事。

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・宮内 俊樹さん
1967年生まれ。早稲田大学法学部卒。 雑誌編集者を経て、2006年ヤフー株式会社に入社。社会貢献サービスの統括、大阪開発室本部長、ライフラインユニットマネージャーを歴任。天気、路線、防災のサービスを統括し、Yahoo!天気アプリを2年で7倍のユーザー数に成長させる。その後はオリジナルメディア「Future Questions」の編集長のほか、防災、行政、社会貢献等の複数プロジェクトに携わる。複業として2018年よりフィラメントのCCO、京都芸術大学の客員教授、音楽ライター(筆名/名小路浩志郎)など、マルチに活動。2020年11月よりディップ株式会社の執行役員・ディップ総合研究所所長に就任。

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・小澤いぶきさん
児童精神科医 / 精神科専門医 / 認定NPO法人PIECES 代表理事 / 東京大学医学系研究科 客員研究員
精神科医を経て、児童精神科医として複数の病院で勤務。トラウマ臨床、虐待臨床、発達障害臨床を専門として臨床に携わり、多数の自治体のアドバイザーを務める。さいたま市の子育てインクルーシブモデル立ち上げ・プログラム開発に参画。2017年3月、世界各国のリーダーが集まるザルツブルグカンファレンスに招待を受け、子どものウェルビーイング達成に向けたザルツブルグステイトメント作成に参画。人の想像力により、一人一人の尊厳が尊重される寛容な世界を目指し、認定NPO法人PIECESを運営している。

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[2月24日(水)19:00 - 20:15]
特別トーク・仏教は死や終わりとどのように向き合ってきたのか

仏教は死や死者供養、異界とのつながりについてどのように考えてきたのでしょうか。
本セッションでは、高野山真言宗高福院の川島さんをお招きし、仏教哲学における死生観に迫ります。

<ゲスト>
・川島俊之さん
慶應義塾大学経済学部卒業、高野山大学大学院文学研究科修士課程密教学専攻修了。監査法人トーマツ(会計監査・上場支援)、株式会社三和総合研究所(経営コンサルティング)、グローバル・ブレイン株式会社(ベンチャーキャピタル)のパートナーを経て現職。また、東京工業大学非常勤講師(新事業創造論)、名古屋商科大学ビジネススクール客員教授(ベンチャービジネス、イノベーション)をつとめた。現在は、高福院副住職をつとめつつ哲学関連のイベントをオーガナイズしている。
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[2月27日(土) 13:30 - 14:30]
セッションA:日本の地域共同体に根付く死生観と実感

お盆やお彼岸をはじめ、日本には古くから死者や先祖供養の習俗が根付いています。
本セッションでは、遠野物語やお盆研究など岩手・遠野に根付く死生観や地域文化を探求する富川岳さん、お遍路文化の根付く讃岐で生まれ現在は岐阜・郡上を拠点に民謡の採集や郷土史の伝承、白山信仰の研究に取り組む井上博斗さん、そして妖怪をテーマに絵本作家として活躍される加藤志異さんをゲストにお迎えし、それぞれの風土や共同体に息づく死生観や異界とのつながりの実感を解きほぐしながら、現代社会における生や共同体感覚と向き合っていきます。

<ゲスト>
・井上博斗さん
香川県生まれ。2010年に郡上に移住。2013年より2018年まで郡上八幡音楽祭を主催。民謡の採集や郷土史の伝承がライフワーク。「六ノ里ランドスケープ」(2014)「町家オイデナーレ」(2015)郡上藩WEB蔵屋敷(2020)など、土地と人間の関係性をとらえなおすプロジェクトの企画構成や案内人をつとめる。現在「白山信仰」をリバイバルするプロジェクトを仲間と構想中。

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・冨川岳さん
株式会社 富川屋 / to know 代表。新潟県長岡市生まれ。都内の広告会社(spicebox / 博報堂常駐)を経て2016年に岩手県遠野市に移住。Next Commons Lab 立ち上げを経てプロデューサーとして独立。デザインや情報発信を生業とする。
また、東北の豊かな地域文化に傾倒し、民俗学の視点からその土地の物語を編み直し、”いま”を生きる人々の糧とするべくフィールドワークや商品開発、デザイン、教育機関と連携した取り組み等様々なプロデュースワークを行う。
プロデューサーとして岩手ADC2018コンペ&アワード グランプリ受賞。遠野文化研究センター運営委員。遠野文化友の会副会長。遠野遺産認定委員。
WEBサイト: 富川屋
WEBサイト: to know

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・加藤志異さん
1975年岐阜県生まれ。早稲田大学卒業。妖怪絵本作家。
絵本の作に『とりかえちゃん』(絵:本秀康/文溪堂)『ぐるぐるぐるぽん』(絵:竹内通雅/文溪堂)『せかいいちたかい すべりだい』(絵/山崎克己/大日本図書)『なかなおり』(作:カピリナ、加藤志異+古沢たつお/朝日学生新聞社)等がある。自身が出演したドキュメンタリー映画 『加藤くんからのメッセージ』(監督 綿毛)が全国各地で劇場公開。世界のみんなと協力して、どんな夢でもかなえる活動をしている。夢は妖怪になること。

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[2月27日(土)14:40 - 15:25 ]
セッションB:死をめぐる物語を紡ぎなおす~わたしとわたしたちのいのち~

2020年5月、米国・ワシントン州では「人間の遺体の堆肥化」を認める全米初の法案が施行され、死後の遺体を土に還していく「堆肥葬」が死に方の選択肢に加わりました。また、オランダでは、菌を使った生きた棺桶が開発され、人の遺体の堆肥化を通じて周りの土の性質を改善し、新しい生命が繁栄する機会を生み出そうとしているのだと言います。
日本では多くの場合遺体は火葬され、残った骨は墓に納められるのが一般的ですが、どのように死んでいくかという「死に方」を考えていくことは、生命の循環の中でいのちを生きる物語と向き合うことでもあります。本セッションでは、身体や農業、馬や自然など多様な切り口から生命と向き合うゲストをお招きし、死に方や身体、葬送のあり方を糸口にしながらいのちや死をめぐる物語に迫ります。

<ゲスト>
・小笠原 和葉さん
ボディーワーカー / 一般社団法人 OurDynamics 代表理事 / WEBメディア『Magellan』編集長
大学院で宇宙物理学を専攻後、SEとして国内大手ITベンダーに就職。その後、自身の健康への問題意識をきっかけに、フィジカルとメンタルとの関係性に着目、研究を始める。 人間全体をひとつのシステムとしてとらえ、より良く生きる生きるための身体性や生理学について 個人から企業までそれぞれのニーズに合った形で幅広く教育・啓蒙を行いながら、代替医療から現代医学まで幅広く学術・臨床研究を深め新しい健康観「健康3.0」を探求している。著書に「理系ボディーワーカーが教える"安心" システム感情片付け術」(日貿出版社)。メディア掲載に「anan」「PHPらくーる」他多数。趣昧はフィギュアスケート鑑賞。一児の母。
・斉藤 はるか(はる農園 / LGBT百姓)
・今井 こうたろう(一般財団法人ハヤチネンダ代表)

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・斎藤 はるかさん
はる農園 / LGBT百姓

大学で土壌学を専攻。タイ、アメリカ、ベトナムや国内の土150以上を掘ってまわり、風土と社会について、農業の現場で学ぶ。 茨城の農業法人に勤務後、2012年に千葉県印西市で独立してはる農園を始める。 
農園の傍ら、味噌や醤油を作り、冬は木こり、猟師として活動するLGBT百姓。 季節に追われ外で働き、野菜を漬けて、眠気に勝てたら土壌学、風土学、解剖学の本など読んでいます。

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・今井 航大朗さん
学習院大学 文学部哲学科卒。日本文化を伝える事業に関わるべく都内日系ホテルへ入社。数年後、父親が設立した株式会社アネックス(シンクタンク業)を引き継ぐため退社。事業継承に取り組みながら〈多面的キャリア〉と〈複数拠点〉を実践するため、東京と岩手などで5社の企業に携わる。経営においては、短期的な時間軸と成果で測らない価値創造や組織の在り方を、事業においては、体験と関係性を深める宿泊や林業の新たな経済性を展開中。2019年11月に、いのちと自然のめぐりをテーマにした財団ハヤチネンダを設立。猫と馬が好き。

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[2月27日(土)15:35~16:20]
セッションC:ポスト資本主義時代のビジネスの役割とは -共同幻想の終わりとはじまり-

COVID-19を一つの契機に、近現代産業社会システムの限界が様々なところで露呈してきています。WEFのダボス会議のテーマ「グレート・リセット」と定められるなど、世界中で経済・社会システムの基盤の再構築が模索されています。
資本主義や貨幣経済、株主の在り方などこれまでの共同幻想や社会システムの前提が限界を迎えている中、いかにして健全な撤退や移行、新たな役割をデザインしていくことができるのでしょうか。「自律分散・循環経済・繋がり」をキーワードに持続可能な社会システムづくりに向けて活動されている武井さん、京都で80年以上続くウエダ本社社長であり京都流議定書などを仕掛けてこられた岡村さん、ミッション達成時の自社解散を定款に盛り込んだクックパッド株式会社の小竹さんと共に探ります。

<ゲスト>
・武井 浩三さん
社会活動家, 社会システムデザイナー
1983年、横浜生まれ。「関わるもの全てに貢献することが企業の使命」と考え、2007年にダイヤモンドメディア株式会社を創業。会社設立時より経営の透明性をシステム化。「給与・経費・財務諸表を全て公開」「役職・肩書を廃止」「働く時間・場所・休みは自由」といった独自の「管理しないマネジメント思想」は次世代型企業として注目を集める。ティール組織・ホラクラシー経営等、自律分散型経営の日本における第一人者としてメディアへの寄稿・講演・組織支援などを行う。組織論に留まらず、「自律分散・循環経済・繋がり」をキーワードに、持続可能な社会システムや貨幣経済以外の経済圏など、社会の新しい在り方を実現するための研究・活動を多数行なっている。

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・岡村 充泰さん
株式会社ウエダ本社代表取締役社長 / utena works 株式会社代表取締役社長
2002年ウエダ本社代表取締役社長就任、長年赤字の会社の立て直しを図り、6年で無借金経営に転換。2016年女性の働き方を扱うutena works株式会社を設立し代表取締役に就任。又、本業の傍ら、2008年より京都流議定書を毎年主宰する。

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[2月27日(土)16:30~17:15]
セッションD:生命とテクノロジー - 生と死のあいだ -

死や生命といったテーマにこれからテクノロジーはどのように絡み合っていくのでしょうか。
本セッションでは、人工冬眠研究を通じて生き物にとっての生や死を探究される理化学研究所の砂川 玄志郎さん、AI×バイオテクノロジーのヒューマノーム研究所などにも関わるリバネスCTOの井上 浄さん、メディアアート×サイエンスをテーマに活動される一般社団法人Whole Universeの塚田 有那さんをゲストにお迎えし、「生と死のあいだ」をキーワードに生命とテクノロジーの交わりを探ります。

<ゲスト>
・砂川 玄志郎さん
国立研究開発法人理化学研究所 生命機能科学研究センター 老化分子生物学研究チーム 上級研究員 兼 網膜再生医療研究開発プロジェクト 上級研究員/小児科医
福岡県生まれ。2001年より小児科医として救急医療・麻酔・集中治療に従事。京都大学大学院医学研究科にて博士(医学)取得。大阪赤十字病院、国立成育医療センターで医師として勤務。2006年から「なぜ動物が眠るのか」という問いに答えるため、生理学・遺伝学・情報工学を組み合わせて個体レベルのシステム生物学を実践。2015年から理化学研究所 網膜再生医療研究開発プロジェクトでマウスを用いた冬眠研究を開始。現在、冬眠の臨床応用を目指して研究中。

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・塚田 有那さん
一般社団法人Whole Universe代表理事。編集者、キュレーター。世界のアートサイエンスを伝えるメディア「Bound Baw」編集長。2010年、サイエンスと異分野をつなぐプロジェクト「SYNAPSE」を若手研究者と共に始動。12年より、東京エレクトロン「solaé art gallery project」のアートキュレーターを務める。16年より、JST/RISTEX「人と情報のエコシステム(HITE)」のメディア戦略を担当。近著に『ART SCIENCE is. アートサイエンスが導く世界の変容』(ビー・エヌ・エヌ新社)、共著に『情報環世界 - 身体とAIの間であそぶガイドブック』(NTT出版)がある。大阪芸術大学アートサイエンス学科非常勤講師。
WEBサイト:Bound Baw

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・井上 浄さん
株式会社リバネス 代表取締役副社長CTO
博士(薬学)、薬剤師。 大学院在学中に理工系大学生・大学院生のみでリバネスを設立。博士過程を修了後、北里大学理学部助教および講師、京都大学大学院医学研究科助教を経て、2015年より慶應義塾大学特任准教授、2018年より熊本大学薬学部先端薬学教授、慶應義塾大学薬学部客員教授に就任・兼務。研究開発を行いながら、大学・研究機関との共同研究事業の立ち上げや研究所設立の支援等に携わる研究者。多くのベンチャー企業の立ち上げにも携わり顧問を務める。

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[2月27日(土)17:15~17:30]クロージングセッション

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・小林泰紘(一般社団法人 Ecological Memes)
・高嶋 大介(株式会社 INTO THE FABRIC)

イベント概要
■日程:2/21(日)〜2/27(土)
■会場:オンライン
※期間中はセッションの他にも、SNS(FacebookやClubhouseなど)での参加者グループがオープンします
■参加費
一般チケット          1,000円
お気持ちチケット 2,000円
お気持ちチケット 3,000円
学生チケット        無料
※リアルタイムでのご参加を推奨しますが、ご参加できない場合でも後日期間限定のアーカイブ映像が視聴可能です。

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■仕掛け人 / モデレーター
小林泰紘
一般社団法人Ecological Memes代表
世界28ヶ国を旅した後、Impact HUB Tokyoにて社会的事業を仕掛ける起業家支援を行う。その後は、個人の生きる感覚を起点とした企業での事業創造を支援。BIOTOPEにて幅広い業界での戦略づくりや事業開発を手がけたのち、独立。現在は、循環・再生型社会に向けた企業の未来ビジョンや事業づくりを伴奏するカタリスト・共創ファシリテーターとして活動。
娘の誕生と育休を機に、一人ひとりが自己内多様性や環境とのつながりを取り戻し、生きる喜びを表現し続けていくことの探究・実践活動をはじめる。座右の銘は行雲流水。趣味が高じて通訳案内士や漢方・薬膳の資格を持つ。イントラプレナー会議主宰。株式会社BIOTOPE 共創パートナー。一般社団法人 EcologicalMemes 代表理事/発起人。

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高嶋 大介
株式会社 INTO THE FABRIC 代表取締役 / けもの道クリエーター、100人カイギ founder / 見届け人
自律的に働く人が増える社会をつくりたいと考え、一般社団法人INTO THE FABRICを設立する。「けもの道をつくりながら企業の可能性を探す」ことを得意とし、組織/戦略デザイン、コミュニティデザイン、イベント/マーケティングを行う。ゆるいつながりがこれからの社会を変えると信じ「100人カイギ」をはじめ、広義な人をつなぐ場をつくる活動を行う。サウナと散歩好き。

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