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距離感・尊敬・ミッション系。|持続可能な家族のカタチ

会社の上司や同僚、部下と喧嘩をしたことはありますか?衝突したり、嫌なことを言ったり、無視したり。

では、家族とは喧嘩をしたことはありますか? 

本当に一番大切なのは、会社の上司や同僚よりも、家族なのに

なぜか大切なはずの家族とは、気が付けば喧嘩をし、イライラをぶつけて、関心が無くなる相手になって。一番癒される場所であるはずの家庭が、ストレスの場所になっていないでしょうか。それってとっても悲しいですよね。

私たち夫婦は今年で出会って12年、結婚10周年を迎えました。子どもは6歳長女と5歳長男。いたって普通の家庭です。

でも、私たち夫婦は全く喧嘩をしません

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今から9年前に夫婦共に脱サラをし、会社を立ち上げ、2人で佰食屋という飲食店を作ったので、仕事も家庭も毎日ずっと一緒にいます。それでも毎日、眠りに落ちるその瞬間まで、2人で笑ってしゃべっています。

結婚10年経った今でも仲良く出来ている、私たちが夫婦で決めたルールを、10周年記念に撮影した写真と共に紹介したいと思います。


■①距離感

みなさんは、パートナーとの適切な距離感を守っていますか? 

そもそも親子だって夫婦だって、所詮は他人です。とても仲の良い他人。

なのに、ただ毎日一緒に「生活を共に」しているだけで、なぜか全て分かったような気持ちになったり、自分の所有物のような気持ちになったり、大切に扱わなくても良いような気持ちになる。

自分がイライラしていたらキツく当たってしまったり、嫌味を言ってしまったりする。しかも、素直に「ごめん」って言えない。

でも、同じことを会社の上司や同僚にできるでしょうか?出来ないなら、何故なのでしょうか?

それは、会社の上司や同僚と「適切な距離感」を築けているからです。

*これ以上強い言い方をすると、相手を傷つけるかもしれない。
*迷惑をかけてしまったら、きちんと謝るべきだ。
*相手が嫌な気持ちにならないよう、言葉を選ぼう。

仕事の仲間や他人であれば、こういった心理が働きます。

私たち夫婦は、生活を共にするそのタイミングから「距離感」についてのすり合わせを沢山沢山重ねてきました

「家族だから」と言って、
相手の気持ちを蔑ろにするのはやめよう。

「家族だから」と言って、
裸でウロウロするのはやめよう。

「家族だから」と言って、
言わなくても謝らなくても分かってくれると思うのはやめよう。

この「距離感」に関するすり合わせのおかげで、10年経った今でも「感謝」「謝罪」「依頼」「配慮」がきちんと守れています。

今日からでも遅くない。ぜひ「距離感」について、パートナーと話し合ってみませんか?

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■②尊敬

好きという感情と、尊敬という感情はとってもよく似ていると思います。つまり、尊敬できる部分があれば、好きという感情を維持することも容易いということ。

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みなさんは、パートナーの尊敬できる部分をいくつ挙げる事が出来ますか?

出会った時、好きになった時は沢山言えたはずなのに、慣れてきて毎日生活を共にすると、嫌な所の方が目に付くでしょうか?

この尊敬という感情は、①で紹介した【距離感】と大きく関係するものです。パートナーの嫌な部分の方が沢山目に付くようになっている人は、相手との距離感が近すぎるという警告サインが出ています。


適切な距離感を保つと、【尊敬】の部分を意識できるようになります。あなたが大好きだと思って一緒になったその人の、素敵な部分を思い出しましょう。

家の中と家の外では印象が変わる人もいるので、たまには仕事をしている姿をこっそり見に行くのもいいですよね。

私は今でも、建築士の夫が建設現場に出向いて大工さんや電気屋さんに指示を出していたり、私が「電気のスイッチをセンサーライトに変えたい」と言ったら、工具を出してきて自分で付け替えてくれたりする姿を見ると、やはり尊敬するし素敵だなぁと何度でも思います。

その際、「かっこいいね」「素敵だね」と口に出して伝えると、その尊敬できる部分を伸ばそうとしてくれるので、口に出して伝えることも必要ですよね。

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■③ミッション系

パートナーが家事をしてくれない。「手伝う」と言って自分事としてやってくれない。休みの日はずっと寝ていたりスマホやゲームばかりしている。

でも、きっとそんなパートナーも、仕事では頑張っているはずです。じゃあ、家事や育児も、仕事と同様にミッション系にしてみませんか?

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私たち中村家では、家事や育児も全てミッション系

大切なことは、仕事と同じで「誰が主担当で、どの範囲をいつまでにやるか」を決めること。もちろん主担当が不在のこともあるので、副担当はどの範疇まで手を出していいのかまで決めます。

そして、決めたら「絶対に相手のやっていることに手も口も出さない!!」が鉄則。

我が家はたまたま夫が料理好きなので、料理に関することは全て夫が担当です。私の担当は料理以外。掃除・洗濯・子どもの学校の準備や連絡等です。

夫がいない時、子どもたちに言われます。
「今日のごはんはどうするの・・・?」

私が急に料理をして、夫の管理している食材や調理器具を勝手に使うと困るだろうから、「絶対に手を出さない!」というルールの元、佰食屋のステーキ丼をテイクアウトしてくるという裏ワザで回避・・!笑

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逆に、私が泊まり出張で数日不在にしていたら、帰宅次第すぐに洗濯物の山を片付けるために洗濯機を数回まわします。疲れていても、これは私の仕事。

「やってくれるかも・・?」という期待を裏切られることの方が精神的なダメージが大きいはずです。やってくれなくていいんです。自分のミッションは自分でやる。仕事では当たり前のこと。それを家庭でもやる。

それを、パートナーと「一緒に決める」ことが大切。不本意な役割って、どうしても続かないですし、出来れば得意なこと/やりたい役割をしたいですもんね。また、適宜役割の配分の見直しも必要です

完璧を求めず、70点を毎日持続することを目標にするぐらいがちょうどいいですよね。

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ちなみにうちの夫は何百回言っても靴下を丸めたり裏向けのまま洗濯カゴに入れる癖は治らないので、裏向けのままで干してクローゼットに戻すと、そのまま翌日に裏向けで靴下を履いていたりします。

そんな時は「フハハ!罠にかかったな!」と言って笑い転げる。そんな夫婦のカタチも、悪くないと思いませんか?笑


■10年経ってもずっと親友。

こうやって、距離感・尊敬・ミッション系を意識しながら過ごしてきた10年間。気付けば誰よりも仲良く理解し合い、誰よりも居心地の良い、親友のような相手になっていました。

仕事でも家庭でも、共にミッションを達成するため、支え合える仲間が家族にいるなんて、本当に最高じゃありませんか?

結婚10周年の記念に撮った写真は、きっと私たちの10年を物語っていると思います。また20周年の時にも、楽しい写真が撮れるよう、これからの10年も楽しく過ごしてまいります。

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おまけ。
演歌歌手みたいな写真があったので、
演歌ポスター風にしてみました。

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家族と共に
一度きりの人生を、
笑顔で楽しみましょう!

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距離感・尊敬・ミッション系。
|持続可能な家族のカタチ|
でした!

株式会社minitts
代表取締役 中村朱美

Thanks!!

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