千十九

無駄なこと・意味のないこと・どうでもいいこと

老犬と雷鳴と安寧

飼っている老犬はもう耳が聞こえなくて、私が後ろから声をかけても振り返ることはない。 天を切り裂く雷の音に、彼が怯えることはもうない。 昔は遠くの花火の音にも怯え...

違う時間を生きるものたち

昔住んでいたアパートで、廊下を歩いている私の横をトンボが通り過ぎて、そして数メートル先でぽとりと落ちた。近づいて見てみると、トンボは死んでいた。 さっきまで羽ば...