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眠れない夜のエッセイ

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眠れない夜に読むエッセイをまとめました。
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2020年6月の記事一覧

いつか天になる - あるいは猫との別れ

いつか天になる - あるいは猫との別れ

友人と「猫は死ぬと何になって何処へゆくのかな」という話をした。

子猫を庭に埋めた人は「子猫は風になって駆けまわり、庭の草花を揺らす」と言った。

その人はきっと庭の草が風で揺れるたびに、その子猫のことを思い出しては泣くのだろう。小さな命を失った人は長い時間、自分を責め続ける。
しかし同時にその人は、子猫は風になってそばを駆けまわっていることも知っている。風はその人を慰めるだろう。
短く終わった命

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