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Z世代は主役なのか?

持て囃されるZ世代

 最近は、様々な場面で”Z世代”という言葉を聞きます。何か新しい世代の台頭に合わせて、マーケティング手法やサービスも変わらざるを得ないという感じでしょうか?

 確かにデジタルネイティブな世代であり、何かこれまでとは違った価値観を持った世代なんだろうと思います。

 とは言え、人口としてはその上の世代である"Y"や"X"の世代の方が多いわけで、まだまだその世代向けの深堀が必要なのでは?と思っています。

おじさん世代は?

 自身は1980年生まれなので、"X"と"Y"世代の間という感じです。SNSには多少馴染んでいる世代だとは思っていますが、Tiktokはそれほど見ないですし、twitterもちょっと見る程度です。

 個人的な趣味の情報は見ますが、感覚としてはSNSから消費行動にそんなには影響を受けていないような気がしています。

 周りを見ると”仕事に一生懸命な人”、”子育てに大変な人”、”MBAを取るために学び直しをしている人”という感じで、ホントに千差万別の生活という感じがします。

 何かグルーピングできるほどのトレンドがなく、戦略が立てづらいのかとも思ったりします。

 社会人になって20年位は過ぎているので、独自の”こだわり”が強い人が多いですよね。

お金は持っている

 とは言え、Z世代よりお金を持っている人が多いのは事実ではないかと思います。ちょっと前の記事ですが、家計調査の結果としては50-59歳の消費支出が一番多く、次いで40-49歳、60-69歳と続きます。

 オンラインでの支出も浸透してきたとはいえ、結構低いなぁという印象ですね。

 *この記事を読むと、メディアや広告が実質的な商品に必ずしも向けられている訳では無いようです。

より深く知らないと

 モノを売るということを長く生業にしてきた経験からすると、以前のような限られたメディアや情報接触手段から、今の多種多様な手法に変わってくる中で、何が一番効果的なのかちょっと困ってしまうという感覚があります。

 情報量は格段に多くなり、容易になっているような気はするんですが、”果たして本当に響いているのか?”という体感的なところは少なくなっているような気もします。

 まぁ、それ自体が古い手法なのかもしれませんが、クリック一つの行動が本当に深い共感からきているものなのかは、ちょっと疑問だったりもします。

 こうしている間にもどんどん技術は発達していくのは間違いないので、私が知っているデジタルも表面的なものかもしれません。

 自分も”こだわり”を一旦横において、新しい手法を深く分析していかないといけないのかもしれませんね。