marionnette

星が煌めく虚しい拠所
終わりの静寂が広がる
冷えたミルクティーの
渋いため息をまた見ないフリ

今宵も嫉妬の糸がまた手足を絡め取り
裏腹なココロとカラダで
貴方にいいように飲まれてく
貴方のいいように喰われてく

空っぽの逢瀬は愚鈍で無知な女で
いることを強要する
「ワタシ、アナタノオ人形」
見えない糸に縛られて
貴方の為に演じるの
私、貴方のいい子のお人形
今日もまた貴方の望むまま演じるわ
絡みついた糸は ほつれ もつれ
2度と解けない

月が沈んだ侘しい部屋を
始まりの情熱が染めてゆく
熱いコーヒーの香りに息を殺し
また聞こえないフリ

今朝もまた嫉妬の糸が
断ち切れない呪縛になってまとわりつく
なら貴方のいいように私を無視して
貴方に いいように飲み干して
貴方の いいように召し上がれ

惰性のハグは可憐でか弱い女を
演じることを強要する
「ワタシ…アナタノオ人形」
またそうやって貴方の為に演じるの
私、貴方のいい子のお人形望むまま演じるわ

貴方も私も2度と逃れられない
私を絡めとった糸が貴方を絡めとってゆく
気づいているのに何も言わない私

だって…
「ワタシ、アナタノオニンギョウ」

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?