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厳しい経営のクラブへの向き合いについて

ニューヨーク→ロサンゼルスから昨日戻り、深夜、マニラ経由でセブに向かうとう強行軍でしたが、無事到着です。明日のEASLファイナルに千葉ジェッツが進出を決めました。信じで予定を組みましたが、自宅で試合を観てそのまま羽田空港へ向かいました。

みんな集中しており、スケジュールがタイトなことを言い訳することなく、素晴らしい試合でした。富樫選手の得点力、クックス選手の献身的なリバウンド、ブロック、原選手の大事な場面でのフィジカルと3Pは効きましたね。おめでとうございます。

今日は、午後からFIBAアジアとのミーティングやパーティーがあるので、アジア各国のバスケット、リーグ関係者とゆっくり話せるので楽しみです。

さて、本日、ひとつだけお伝えしたいことがあります。苦しんでいるクラブがあるんだから…という論調に対してです。

B2ライセンス基準に照らして、必死に黒字化を目指している奈良。親会社の破綻で資金繰りが悪化しており、立て直すべく尽力している青森、震災の影響もあり厳しい経営環境の金沢など、ファン・ブースターの皆様にもご心配をおかけしています。


B.革新で無理をさせているからこのような結果を招いているような誤解をしている人が一定数いますが、全く逆です。今の仕組みだと、どんどんこのようなクラブが出ることを避けるための改革です。

経営を大切にすることで、不安定な状況を最小化していきます。今も規律やB.革新という目標があるから、クラブもなんとかしているし、なっているという印象です。だからこそ、コロナ禍でも乗り越えてきました。56クラブもあるので常に何かしら危機が発生することはあります。

そんな時、リーグはクラブを全面的にサポートしています。今もこの3クラブについては、スタッフも常駐に近いフォローをしておりますし、クラブからも感謝されています。

私も責任者として随時報告を受け、スタッフへのアドバイスをしたり、直接、社長やオーナーとも会話しています。クラブの再建というものは、非常にセンシティブなものです。クラブの周辺には、ファン、スタッフ、選手、株主、スポンサー、自治体、多くの方々の想いがあります。このひと月くらいの間に直接、奈良、青森、金沢に入り、関係各所との調整も行う予定です。

しっかりフォローしながら、破綻を回避するだけではなく、どう成長に繋げるかを考えて対応しています。いちいちリーグのフォローをひけらかすことはありませんが、優秀なスタッフとともに熱意を持ってことにあたっていることをご報告いたします。

3月の理事会後のメディアブリーフィングで語れる範囲で説明責任を果たします。また、奈良の加藤社長とは、オンライン対談なども予定しております。各クラブのファン・ブースター、全国のBリーグファンの皆さまには、クラブのクラウドファンディングや支援金などにご協力をいただき心から感謝しております。

引き続きのお力添えを、何卒よろしくお願いします。

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