くるしま

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エンタメ それは君が見た光 僕が見た希望 エンタメ それはふれあいの心 BLAM!BLAM!BLAM!KABOOM! 幸せの青い硝煙(くも)

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    狂うておるのは貴様か俺か!?

  • 胡乱ヨミモノ

    胡乱クラスタ周辺から集めてきた読み物。

  • 読書感想文

    読んだ本とかの感想。

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最近の記事

プロゲーマー解雇事件について、所感と双方への意見

この件についてタイムラインがイガイガしているので、少しばかり考えを述べたいと思います。 僕からの意見は以下の三点です。 ・(自分は)表現の自由の観点からすると問題があると感じる ・上記意見に賛同できなくても(処分は妥当と考えても)、とりあえず「早急な判断を呟く」のは少し待ってもらえないだろうか ・処分は不当と考える熱心な表現の自由重視派も少し穏当に・丁寧に意見を述べてもらえないだろうか 順を追って説明したいと思います。 現時点でわかること上記記事を見ていただくのが最もわか

    • サイクロプス部の日々

      2022年 3年2組 出井田 戊知 本日、僕達はこの学校を卒業します。僕らの三年間はサイクロプス部の活動に全力で打ち込むことが全てでした。最高のチームメイト、指導をしてくださった顧問の大間仁先生、いつも励ましてくれた先輩方とOBの皆様、いつも励みにさせていただいた後輩達に深く感謝します。 僕がこの学校をくぐった時、一つの決意がありました。恥ずかしながら僕は中学時代、何かを成し遂げるという事がなく、それを悔いていました。だからこそ、高校では何か一つでもいいから極めてやろうと

      • 皆と過ごした学び舎

        20■■年 3年■組 ■■ ■■ 本日、僕は架空ヶ崎高校を卒業します。 思い返せば、あれは3年前の入学式でした。山に長い間棲んでいた僕はこの学校の事をずっと見ていました。そして勇気をもって、紛れ込んでみたのです。 幸いクラスメイトの皆も先生方も素性も知らない僕を受け入れてくれました。放課後、僕の身体は霧となって消え、翌朝にはまた実体化を繰り返していましたが、皆その事には触れずにいてくれました。本当にやさしい人達でした。僕は皆と一緒に過ごせたことを幸福に思います。 ※エ

        • 【発狂頭巾】怪異!発狂頭巾対八尺白烏帽子

          発狂頭巾シーズン1(初代発狂頭巾)・13話より。 発狂頭巾基礎知識発狂頭巾とはTwitterの集団妄想から発生した「昔放送してたけど、今は放送できない、主人公が発狂した侍の痛快時代劇」という内容です。クレイジーなダーク・ヒーローです。狂化:EX。 零幕これは今より20年ほどさかのぼる頃。信州の深い山奥。夏の盛りの日。古い社の前。編み笠を被った1人の老剣士と付き従う頭巾の少年が、物質化されたほど濃厚な黒い呪いを振りまく女の怪異と対峙していた。 「すていくほるだぁぁぁぁぁぁ

        プロゲーマー解雇事件について、所感と双方への意見

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        記事

          【発狂頭巾】茶の湯血風録!冥途の旅路に狂い一服

          発狂頭巾シーズン6・28話より。 発狂頭巾基礎知識発狂頭巾とはTwitterの集団妄想から発生した「昔放送してたけど、今は放送できない、主人公が発狂した侍の痛快時代劇」という内容です。クレイジーなダーク・ヒーローです。狂化:EX。 壱幕みーんみんみんみん…… 夏とはいえ、朝方は涼しげなものである。からりと晴れた遠くの空には入道雲が浮かんでいた。その空の下、蝉の声に彩られた裏通りを二人の男が歩いている。一人はごく普通の武家奉公人らしい、しかし質の良い着物を着ている普通の男

          【発狂頭巾】茶の湯血風録!冥途の旅路に狂い一服

          【発狂頭巾】冬・狂人・人情噺、火口箱売りの少女

          発狂頭巾シーズン3 18話より。発狂頭巾が刀を抜かない、珍しい回です。 壱江戸の冬は例年にない寒さが漂っていた。ことに夕暮れ時の寒さはなんとも耐えがたいものがあった。 その寒さに耐えて、発狂長屋のある狂人街の大路も大工や商人達がせわしなく行きかっている。そんな世間と最も縁遠い男、発狂頭巾こと吉貝何某の部屋にも厳しい寒さが迫っていた。一人部屋で飯の準備と囲炉裏の火おこしをしているハチは白い息を吐きながら、せっせと夕餉の準備をしていた。冷や飯、囲炉裏で温めたわかめの味噌汁、豆

          【発狂頭巾】冬・狂人・人情噺、火口箱売りの少女

          読書感想文:百人一首解剖図巻(著者:谷知子)

          「百人一首とかよくわからん」「高校の時、覚えさせられるのがキツかった」という思い出しかない私が、たまたまフォロワーの方がイラストを描いた書籍を紹介されていたので紀伊国屋で手に取ってみた。 結論から言えば非常に面白かった。このお正月に、ゴロゴロしながら読むのに最適な内容だった。読み物として大変楽しめたし、暫く読んでも読み飽きない内容だった。少なくとも、値段分の価値はあったと感じられた。気になった方はAmazonのページを是非見て欲しい。一部のページが出版社から開示され、内容を

          読書感想文:百人一首解剖図巻(著者:谷知子)

          【パルプアドベント飛び入り】タイガー&ドラゴン&スネグーラチカ-クリスマス1918-#パルプアドベントカレンダー2020

          本文およそ22000文字。 ※このパルプにはPERO(パルプエンターテイメントレーティング機構)レーティング:狂、要素として「アジアの謎武術家」「ソビエト連邦に対する反動的な行為」「黒魔術」の描写が含まれています。ご注意ください。 序ああ、本当に、この露西亜って奴は寒くてたまらねえ。旅順や奉天の寒さとは比べ物にならねえ。ウシャンカ(ロシア帽)の下ですら、髭が凍り付くかのような極北の寒さだ。 「日本人、相変わらず軟弱(ヤワ)ネ」 辮髪の男が隣で陰口を叩く。 「うるせえ

          【パルプアドベント飛び入り】タイガー&ドラゴン&スネグーラチカ-クリスマス1918-#パルプアドベントカレンダー2020

          本文22000字でパルプアドベントが書き終わった。チェックして、今日の24時には投稿できるな。

          本文22000字でパルプアドベントが書き終わった。チェックして、今日の24時には投稿できるな。

          逆噴射は悔しい結果に終わったが、得られたものが大きかった。少し真面目に、800字から始まる長編パルプを書いてみよう。ある程度書きまとまるまで投稿は残しつつ。

          逆噴射は悔しい結果に終わったが、得られたものが大きかった。少し真面目に、800字から始まる長編パルプを書いてみよう。ある程度書きまとまるまで投稿は残しつつ。

          【発狂頭巾諸国漫遊編】猪股村鬼譚!吉貝、祭りに乱入し鬼を滅する刃となる!【武蔵国】

          発狂頭巾基礎知識発狂頭巾とはTwitterの集団妄想から発生した「昔放送してたけど、今は放送できない、主人公が発狂した侍の痛快時代劇」という内容です。クレイジーなダーク・ヒーローです。狂化:EX。 壱秋の深まる頃、日が西に傾きつつある申の刻(15~17時)であろうか。日本橋から甲府柳町宿を繋ぐ甲州街道を二人の男が歩いていた。甲州街道は五街道の中では比較的さびれている街道ではあるが、それでも往来を行きかう人々がいないわけではない。 「旦那ー、もう日も暮れかかってますぜ」

          【発狂頭巾諸国漫遊編】猪股村鬼譚!吉貝、祭りに乱入し鬼を滅する刃となる!【武蔵国】

          過酷未来のマナー講師-皆殺し編-《エピローグ:No More Manners》

          【前話へ戻る】 12728年、都市国家大阪は滅んだ。 一夜にして滅んだ地の残骸を少しでも奪おうと、各都市国家群は即座に動き始めた。 焼け野原になった阪神平野、かつて大阪の占領地区であった尼崎周辺を、装甲服に身を包んだ歩兵達が歩く。《大都会岡山》の軍隊だ。 突如、巨大な青白いビームが歩兵達を薙ぎ払い、吹き飛ばす。 『こちら第816懲罰大隊07中隊14小隊22分隊、現在攻撃を受けている。至急援軍くれy-』 応援を呼ぶ無線は、またもやビームにかき消される。後にはカチンコ

          過酷未来のマナー講師-皆殺し編-《エピローグ:No More Manners》

          過酷未来のマナー講師-皆殺し編-《第49話後編:Manners of Apocalypse》

          【前話へ戻る】 【第1話へ戻る】 1「主任……いえ、サダオ・ウミノ。貴方が都市に叛逆を行ったのは非常に残念です。せめて私の散弾で、貴方に最期のマナー指導をさせていただきたいところです」 俺はシエの散弾に四肢を撃ち抜かれ、高級なカーペットの床を舐めていた。撃たれた場所は猛烈に痛むが、それでもモルヒネのおかげで、意識だけは飛ばなかった。銃口は相変わらず俺に向けられている。 「そうか……で、撃たないのか?」 「今すぐにでも撃ちたいところですが、恐れ多くも豊臣・ドミナント・

          過酷未来のマナー講師-皆殺し編-《第49話後編:Manners of Apocalypse》

          過酷未来のマナー講師-皆殺し編-《第49話前編:Manners of Corpse》

          【前話へ戻る】 No Date 【第1話へ戻る】 1大阪の中心であり、中枢部である中央庁舎は縦方向にも大阪を繋いでいる。 【エグゼクティブ】達が都市の意思決定をする場、大阪の頭脳そのものといえる『エグゼクティブ・カンファレンス・ルーム』は、複合巨大都市大阪の5階層に存在している。ここより上は第6階層、そこは【エグゼクティブ】階級のみが暮らす地上の楽園である。優れた施設、豊かな自然、良い住環境、溢れんばかりの富が存在していた。 そして支配者たちはこの会議室で、下々の市

          過酷未来のマナー講師-皆殺し編-《第49話前編:Manners of Corpse》

          過酷未来のマナー講師-皆殺し編-《第1話:Manners of Victim》

          【注意】第1話と最終話のみを書いたパルプです。一応R-15。【人が死ぬ】 1その日のオメガ・フロント・中埠頭第四階層プラントには大阪湾から吹く海風が強く吹いていた。天気がいいためか、遠くにはうっすらと矯正農場と【エグゼクティブ】向け保養施設が並ぶ淡路島が見える。しかし気分は憂鬱そのもだった。この辺りは普段は電気トレーラーが走る産業道路と、下層からの荷揚げなどが行われており、自分達のようなスーツを着た人間は少なく、作業着の人々が多い中では浮いていた。 「サダオ・ウミノ、研修

          過酷未来のマナー講師-皆殺し編-《第1話:Manners of Victim》

          【発狂頭巾】あるこおるの恐怖!酩酊剣、吉貝に襲い掛かる!

          発狂頭巾基礎知識 発狂頭巾とはTwitterの集団妄想から発生した「昔放送してたけど、今は放送できない、主人公が発狂した侍の痛快時代劇」という内容です。クレイジーなダーク・ヒーローです。狂化:EX。 壱秋の夕べの事である。 その日の発狂頭巾こと吉貝何某は珍しく上機嫌であった。部屋の掃除をしていたハチも何やら上機嫌な事はわかるが、吉貝の機嫌の良いときは必ず何かトラブルが起こるので、警戒は解いていなかった。そのような微妙な空気の中、吉貝はふいにハチに切り出した。 「ハチよ。

          【発狂頭巾】あるこおるの恐怖!酩酊剣、吉貝に襲い掛かる!