〈8〉 キリのないお悩み相談
ホルモン補充療法と自律神経調整薬で治療がはじまった、8月。
本やインターネットサイトに書かれていたとおり、
すぐに効果を感じられる症状と、そうでもない症状があり、
混乱の日々でした。
ホットフラッシュと目眩が収まってホッとしたのか、
4〜5日間は今までの疲れを取り戻すかのように気がつくと寝ていました。
それでも夜は眠れるので、相当疲れが溜まっていたんだと思う。
その頃、手帳にメモされていた、キリのないお悩み相談は以下のとおり。
*手紙の表書きをすると、緊張し、手足に汗。
頭が回っていなくて、詰まっているような感じがする・・・
(↑いつもやってる些細なことをするのに一苦労。「え?私どうした?」)
*今まで使っていたインターネットバンクを使うと緊張し、手足に汗。
頭がとても疲れる・・・
(↑普通にできていたことにやたら緊張する。「体力ばかりか思考力も低下してるの?」)
*夕方少し気温が下がった(27℃)ので、散歩に出かけたが、
疲労感と緊張感で150mくらい歩いて引き返した・・・
(↑気温と湿度を過剰に感じて、ぐったり。「これから買い物
どうするのー?!」)
*夕食用のアスパラを茹でたが、湯気でやられる感じがする・・・
(↑とにかく暑いのがだめ。温度にやたら過敏)
・・・とまあ、いつも普通にやっていることなのに、
感じる体の違和感に心配だらけ。
でも、良くなってきたことも記されている。
*頭や首を冷やしていた保冷剤をほどんど使わなくなった。
(↑ホットフラッシュ対策で、保冷剤を手ぬぐいに包んでいつも首に巻いていた)
*夕食後の食器拭きができるようになった。
(↑そんなことすらできなかった・・・)
*全部屋の掃除機をかけることができた。
(↑たいして広くない賃貸マンションの我が家ですが、
一気にかける体力が無かった)
*目が異常に乾くことがなくなった。
(↑普通の家事をしているだけなのに、1時間に数回涙の目薬をさしていた)
*生協のネット注文ができるようになった。
(↑買い物行けない私は、生協さんに本当にお世話になりました)
そしてなにより嬉しかったのが、
*ふらふらめまいを感じなくなった!
(↑部屋の移動、お風呂、トイレ、すべて目眩にビビりながらの生活からの開放はホントに嬉しかった)
更年期の本やインターネットの記事を見ると
「なるべくストレスを避けて、ゆっくり過ごすのがいちばんです」
等と書かれているけど、この症状や不調こそが最大のストレスに!
「更年期はいつかは終わるものです」とも書かれているけど、
いつもやっていた家事や些細なことができなくなっていく恐怖って、相当なもの。
「いつかっていつ?」
「本当に治るの?」
「すべて更年期の症状?他に検査をした方がいいんじゃ?」・・・と
不安感が止まらない。
そんなふうに考えちゃうのもまた、更年期なんだろうなぁ。
そんなこんなで、ホルモン補充療法から一ヶ月が経ち、
効果を調べに再度婦人科へ。
お悩み満載の私のエストロゲン値は、はたして増えているのか・・・?
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