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本要約:読書「副腎疲労によるしつこい疲れを自分で治すための方法」

副腎疲労とは何か?〜疲れが消えないあなたへ〜

みなさん、朝起きるのが辛い、一日中疲れが抜けないといった経験はありませんか?これらは、意外にも副腎という重要な臓器の機能低下が原因かもしれません。副腎疲労という言葉はあまり聞き慣れないかもしれませんが、私たちの生命維持に不可欠なホルモンを分泌するこの臓器の疲労は、多くの人が知らず知らずのうちに抱えている現代病の一つです。

今回は、副腎疲労をテーマに、この不快な症状に苦しむ方へ向けて、その原因から治療方法までをわかりやすく解説します。今回は専門家である本間良子さんと本間隆介さんが、「副腎疲労によるしつこい疲れを自分で治すための方法」を詳しく解説していきます。


今回は3部構成で、一部では疲労の種類とその症状について、第二部では副腎疲労の根本的な治療法としての「腸のケア」、第三部では副腎を痛める食習慣について解説していきます。

最近疲れが取れないという方は是非一読くださいね!

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疲労の種類とその症状について


副腎疲労は、アメリカなど医療先進国では「万病の元」として認識されている一方で、日本の医療界ではまだ十分に理解されていない状況です。この症状には、朝起きるのが辛い、十分な睡眠をとっても疲れが抜けない、記憶力や集中力の低下などがあります。これらの症状がある場合、副腎疲労を疑うべきかもしれません。

副腎疲労は、副腎という小さな臓器の過度な使用によって引き起こされます。副腎は、人体に2つあり、それぞれの腎臓の上部に位置する独立した臓器です。この臓器は副腎皮質と副腎髄質に分かれており、50種類以上の生命維持に必要なホルモンを分泌する重要な機能を持っています。

副腎から分泌されるホルモンの中で最も有名なのはコルチゾールです。このホルモンは、ストレスを感じると血液を通じて全身に運ばれ、炎症を抑制し、血糖値や血圧を調節して免疫機能や神経系を整え、ストレスによる体へのダメージを軽減します。コルチゾールは24時間周期で分泌され、健康な人の場合は、朝に目覚めた後にピークを迎え、その後は徐々に減少します。

しかし、副腎疲労の場合は、副腎からコルチゾールを分泌する能力が低下し、24時間通じて低いレベルでの分泌が続きます。これが原因で、通常コルチゾールがピークを迎える朝の時間帯に、分泌が不十分であるため、目覚めても起き上がれないような強い疲労感を感じることがあります。

副腎疲労の根本的な治療法としての「腸のケア」

副腎疲労が引き起こす主な症状には、副腎から分泌されるべきホルモンが不足し、ストレスと戦う能力が低下することがあります。この結果、朝起きても疲労感が抜けず、やる気が出ない無気力状態やうつ病様の症状が現れることがあります。さらに、副腎疲労により、コルチゾールの分泌パターンが乱れ、日中だけでなく夜間にも分泌されるようになることがあります。これにより、安定した睡眠が取れなくなり、不眠症へとつながることがあります。

また、副腎疲労ではセロトニンや性ホルモンなど、多くのホルモンのバランスが乱れることがあります。これは糖尿病や高血圧、性欲低下などの様々な健康問題を引き起こす可能性があります。実際、副腎疲労を患っている人のほとんどは、腸のトラブルを抱えていると言われています。

副腎ケアの第一歩として、腸の炎症を抑えることが重要です。特に、副腎疲労の場合は小腸のケアが必要とされています。食べ物は胃で消化された後、小腸で栄養素が吸収されますが、小腸の健康は副腎疲労において非常に重要です。

副腎疲労を患う人には、リーキーガット症候群やSIBO(小腸細菌過剰増殖症)といった状態が見られることがあります。リーキーガット症候群は、小腸の粘膜が損傷し、細菌や毒素、未消化の食べ物が漏れ出す状態を指します。これにより、関節炎、喘息、皮膚炎、アレルギー性疾患など様々な健康問題を引き起こすことがあります。

SIBOは、食後にお腹が膨らむことが特徴で、小腸内の菌の異常増殖によって引き起こされる病気です。これは便秘や下痢を引き起こし、小腸に存在する菌のエサとなる糖質や炭水化物を頻繁に摂取することが原因となります。

副腎疲労を患っている患者の多くは、リーキーガット症候群やSIBO、またはその両方を患っていると言われています。これらの症状を改善することは、副腎疲労の治療においても重要な一歩となります。

このように、副腎疲労が引き起こす症状をより具体的に説明し、副腎疲労と腸の健康の関連性を明確にすることで、この症候群の理解を深めることができます。

副腎を痛める食習慣について

副腎疲労を治療するためには、リーキーガット症候群やSIBOなどの腸の病気を予防し、腸の健康を管理することが重要です。腸の健康を保つためには食生活の見直しが必須であり、特に何をどのように食べるかが大切です。以下で、発酵食品と食物繊維、パン・パスタ・ご飯、菜食主義という3つの観点から、副腎に負担をかける食習慣とその改善方法について詳しく解説します。

  1. 発酵食品と食物繊維: 一般的に、発酵食品や食物繊維は腸に良いとされます。しかし、SIBOのような状態にある人にとっては、ヨーグルトや食物繊維が逆効果になることがあります。例えば、ヨーグルトの乳酸菌が小腸の菌のバランスを崩し、調子を悪化させたり、便秘などのトラブルを引き起こす可能性があります。腸の炎症を減らすことが先決であり、腸を良くするためには、発酵食品や食物繊維の摂取は慎重に行うべきです。

  2. パン、パスタ、ご飯: コンビニで手軽に買える菓子パンなどの小麦製品にはグルテンが含まれており、リーキーガット症候群やSIBOの原因となるカンジダ菌の栄養源になり得ます。パスタもグルテンを含むため、副腎疲労には注意が必要です。白米は高血糖を引き起こす可能性があり、副腎に負担をかけることがあります。玄米やそば粉100%の十割そばは、血糖値を急激に上げないため、より良い炭水化物の選択肢となります。

  3. 菜食主義: 副腎疲労を患っている人はビタミンB群が不足していることが多いです。副腎はコルチゾールなどのホルモンを生産する際にビタミンB群を使用するため、ビタミンB群が豊富な肉や魚を適切に摂取することが重要です。肉や魚を食べない菜食主義者は、ビタミンB群の不足により副腎疲労が悪化するリスクがあります。そのため、肉や魚をバランス良く食べ、必要な栄養素を摂取することが推奨されます。

これらの点を踏まえることで、副腎疲労の治療において食生活がいかに重要であるかが理解できます。特に、腸の健康を守ることが副腎の健康維持に直接つながるため、食生活の見直しは欠かせません。

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まとめ

本記事では、副腎疲労とその症状、治療方法に関する要点をまとめています。

  1. 副腎疲労とその症状: 副腎疲労は、副腎と呼ばれる臓器の過度な使用によって生じる症状です。この疲労により、コルチゾールなどのホルモンの分泌が乱れ、うつ病様の症状や不眠、糖尿病、高血圧などを引き起こす可能性があります。

  2. 副腎疲労は腸から治す: 副腎疲労を患っている人の多くは、リーキーガット症候群やSIBOなどの腸のトラブルを抱えています。したがって、副腎の健康を改善するためには、まず腸の炎症を抑えることが重要です。腸の健康が副腎の健康に直接影響を与えるため、治療は腸のケアから始める必要があります。

  3. 副腎を痛める食習慣: 副腎疲労の治療には、食習慣の見直しが必要です。特に、発酵食品や食物繊維を摂取しても腸の調子が悪くなることがあるため、これらの食品の摂取は慎重に行う必要があります。グルテンを含む食品は腸を傷める原因となり得るため、摂取量に注意が必要です。また、菜食主義者はビタミンB群が不足しがちなので、これにも注意が必要です。

参考文献『しつこい疲れを克服!副腎疲労は自分で治す』では、副腎疲労が引き起こす様々な症状を食生活を中心にしたケアで改善する方法を詳しく解説しています。

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