マウス(not animal)ってなんて謙虚な存在

つらいつらいつらすぎる。現実を生きるのって本当に大変。
仕事を1日して帰ってきたら、もうあっというまにこころがおしまいになっていた。おしまいになるとは、使い古してぼろぼろになりもう捨てられる目前のぼろ雑巾のようになること。
別に過度な労働をしいられているわけではない。
私が今選んでいる仕事とは、ひたすら現実をかたどっていくようなもの。受け手には、「ひとつしかない正解」や「緻密さ」を届ける。空想の世界とは相反する。ものづくりって実はそういう一面もある。そういう一面だけじゃないものづくりもあるけれども。

ふわふわと妄想や空想、受け手は自由に羽ばたけるようなものの中で、あたたかいものやちいさくてかわいいもの、ついつい食べすぎてしまうくらい美味しい料理、水に浮かんでいるときの世界への恍惚感、そのようなものたちであたまからつまさきをいっぱいにして生きていたいだなんて。

今の私には書くことしかできないから、書くんだ。
そしてあたまをからっぽにし、アコースティックギターを触る。手になじむまで、ぐっとこらえて時間を練り。
それからもうひとつ、切り刻むことはくたびれたこころを救ってくれるだろうか。そうだった。ひとつだけ思いついていたんだあ。

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