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シニア世代

写真は我が家のシニア犬。随分とおじいちゃんになってしまったが元気でいてほしいと願うきこぺんアロハです。

夫も私もお休みの月曜日。のんびりしていると何やら一階から漢方のような匂いがして来る。キッチンはIHだが古いので高温が続くと自動的に消えたりしない。匂いがどんどん強くなって来たので叔母が何か作ってるのかなと見に行くと真っ黒焦げのお鍋を発見。犯人は、義母だ。去年から皮付きの生姜を煮出して飲んでいる。理由や効能はあえて聞かない事にしている。グツグツと鍋で生姜を煮ている姿は、白雪姫の毒林檎を作るおばあさんとちょっと重なる。

腰痛がひどくなり最近は、週に一回教会に行く以外すっかりお出かけしなくなった義母。家ではガウン姿でカツラもつけていないので家の中で見かけると「えっ おじいさん?うちにおじいさんっていた?」となる。お鍋の事は夫から言ってもらおうかとも思ったが一応私からすぐに知らせた。私も夫も家に居た日だから良かったが朝の家事を済ませた叔母が二階に上がり一階に義母だけでこういう事が起きると心配だ。明日は、朝出かける前に夫にまた声をかけてもらおう。

知らせると驚いて「オー ソーリーソーリー」と慌てて真っ黒になった鍋を洗い出した。「本当に気をつけてね。」とだけ言ったが毎朝出かける時にも声をかけることにしよう。ダイソーでキッチンタイマーを買って渡そうかとも思ったがそれすらも忘れる可能性は大だからやめた。

我が家には、義母の妹つまり夫の叔母も同居している。家事が得意で叔母がこの家にいるのといないのでは天と地の差。2回ほど義母と喧嘩して家出していたが去年からまた義母と喧嘩しながらも一緒に暮らしている。

2週間ほど前に夫と出かけようと玄関を出ると家の前にエコバッグが落ちていた。中に鍵も入っている。ふと見ると散歩に出かけた叔母がまだ見えた。追いかけてバッグを渡すと「オーノー!」家の鍵をどこかで落とさなかったのは幸い。それ以来鍵は、首にかけて出かけるようになった。

ハッピーバレンタインデー用のお花達

日本の父は用事があれば電話して来るし、私も週一回は電話をしている。大相撲や野球で話が弾む日もあればそそくさと会話が終わる事もある。そろそろ電話しなきゃと思っていたら以心伝心なのか父から電話が。急いで電話を取ると「おはよう。今日誕生日やったかな。」と元気そうな声。私の誕生日来週なんだが「まだやけど早々と祝ってくれてありがとう。」と言うと「60歳になるんか?」とさらにハズす父。「まだ一年あるけどもう59も60も一緒だよねえ。」と言うと電話の向こうの父が笑う。2月は私の娘も私も誕生日が近いので混乱したのだろう。その点、私の妹と甥っ子は同じ誕生日だからわかりやすい。お天気とプロ野球のキャンプの話を少ししてまたねと電話を切った。

同居中の義母は今月で87歳、叔母も80代。日本の父は92歳。そして自分も年齢を重ねて来ているのでもういつ誰に何があってもおかしくない。やはり今年のテーマは、穏やかに健やかにかな。


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