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【書評まとめ】 神トーーク「伝え方しだい」で人生は思い通り

10万部を突破した『神メンタル』の著者・星渉氏の最新作であるこの本は「人を思い通りに動かすコミュニケーション」がテーマです!

多くの人は、
「ちゃんと伝えたはずだったのに」「この相手には話が通じそうにない」など、コミュニケーションの難しさを経験したことがありませんか?

そんな時、たいていは、「トラブル防止のルールを決める」などといった解決策が取られることになりますよね。

この神トークでは、
指南されるのは、相手や場面や状況に応じて「こういうコミュニケーションを取ればうまくいく」という方法ではないです。

職場、友人関係、家庭、SNS上だけでなく、子どもに対してさえ使える、個別具体的な状況を超越したコミュニケーションの考え方なんですね。

この一冊に詰まった内容さえ実践すれば、コミュニケーションの悩みはすぐに消えていくでしょう。

相手が自分の思い通りに動いてくれるようになるだけでなく、人や情報が自然と集まってくるようにもなります。
人望がある人になれるから、相手の人生さえ変えてしまうことも可能だ

コミュニケーションで相手の人生さえ変えるとは、話が飛躍しすぎだと思われるかもしれない。だが、なぜそれが可能なのかは、自分自身のかつてのコミュニケーションを思い出すだけで、簡単に理解できると思います。

多様性を増すビジネスシーンにおいて、価値観や考え方の違う相手と意思疎通するにあたり、ぜひ読んでおきたい一冊です!

コミュニケーションスキル

《この本のポイント》
ポイント①

相手に思い通りに動いてもらうためには、相手の「安心感」と「自己重要感」を満たすことが重要なんですね!

ポイント②
絶対に否定をしないことと、最後まで話を聞くことを心がければ、相手は「安心感」を持ってくれる。相手の話を聞く時には、表情と姿勢で「あなたを受け入れている」ことを示そう。

ポイント③
相手に「自己重要感」を抱かせるために、相手の名前を呼ぶこと、話を聞く時は目を見てうなずくことを徹底したい。

ポイント④
「褒める」→「アドバイス」→「褒める」という順でアドバイスすることも効果的だ。

コミュニケーション

「人の心を動かす」絶対条件

「安心感」と「自己重要感」
人間関係は難しい。
悩みの9割は人間関係にあると言われているほどだ。
ですがこの本で紹介されるメソッドを習得すれば、周囲が自然と自分の味方になるだけでなく、相手の人生を変えるほどの影響を与えることもできます!

僕たち人間は、すべて感情によって動いています。
だからコミュニケーションによって相手を動かすには、多くの人が「満たしたいと思っている感情」を満たすことが必要なんですね。
その感情とは、
安心感」と「自己重要感」の2つである。

「安心感」とは
、誰かとつながっていたり、関わっていたりするときに得られる感情のこと。

「自己重要感」は、自分は価値がある存在なのだという実感である。

相手の「安心感」と「自己重要感」を満たすことができれば、あなたのもとには自然と人が集まってくるだろう。

【必読ポイント!】 「人間関係の悩みが消える」伝え方

絶対に否定をしない
まず、相手の「安心感」を満たす方法を紹介する。

もし意見を真っ向から否定されたり、自分の存在自体まで否定するような発言が返ってきたりしたら、どう思うだろう。
傷つくだろうし、それ以降も傷つくことを避けるようになるのではないだろうか。自分を否定する相手とコミュニケーションを取らなくなるのは当然のことである。

だから、
「絶対に否定をしない」と決めることが、相手に安心感を与える第一歩だ

相手に「相談やアドバイスを求めても、否定されることはない」と思ってもらうこと。これができれば、相手は自分とコミュニケーションを取ってくれるようになる。

そうすれば、
あなたは人や情報が集まってくる人になれるだろう。
否定をしないといっても、相手の意見をすべて受け入れるわけではない。

自分の意見は持ちながらも、相手の意見や考え方を受け止めてあげるということだ。

最後まで話を聞く

絶対に否定をしないこととセットで、最後まで話を聞くことを徹底すると、相手にさらに大きな安心感を与えることができる。

特に「アドバイスをして、その通りに相手に動いてもらいたい」場合には、これが重要となる。

人は、自分の考えていることをすべて吐き出さないと、新しい考えを納得して受け入れることができない。

最後まで話を聞いてもらうことで、
アドバイスを受け入れる準備ができるのだ。

相手がすべて話し終わったかどうかを確かめるには、「他にもっと話しておきたいことはありませんか?」と聞いてみればいい。
この質問だけで、相手の話を聞いているという姿勢を伝えることができる。

理由を聞く

相手を否定しないといっても、一般常識的には間違っていることや「ありえない!」と思うようなことを言われたら、どうすればいいだろうか。

も聞かずに否定をしたり、怒ってしまったりすることもあるかもしれない。

そんな時に重要なのは、なぜ相手がそうしたのかといった「理由」や「背景」を理解しようとすることだ。

あなたにとっては「ありえない」と感じる発言や行動であっても、そこにはその人なりの理由があるものだ。

だから、絶対に否定をしてはいけない。

上で、「どちらがいいか?」「どうすればよかったか?」という質問の形で、相手に自ら「自分の今回の行動は改めたほうがいい」という結論に至ってもらうようにする。

こうした会話は、時間がかかるし、いくつもの言葉を交わす必要がある。

だが、このちょっとした手間を惜しまないだけで、相手は安心感を得る。そして、あなたの思い通りに動いてくれるようになるはずだ。

話を聞く

表情と姿勢に留意する

相手に安心感を与えるには、「笑顔」の効果も絶大だ。

私たち人間の感情は、視覚からの情報に最も大きく左右される。相手にどんな表情を向けるかで、印象が大きく変わるのだ。

ただし、
上司やお客様と話している時だけ笑顔にならないように気をつけなければならない。
「人によって態度を変える人」という印象を与えると、誰もついてこなくなってしまう。

笑顔と同時に、話を聞く時の姿勢にも気をつけたい。スマホをいじりながら話を聞かれたら、多くの人は嫌な気分になるだろう。そこまであからさまでなくても、腕や足を組むのも避けたほうがいい。
逆に、姿勢によって相手に絶対的な安心感を与えられる、とっておきの裏技もある。それは、足や腕を組んでいる状態で話しかけられたら、相手にわかるように足や腕をほどいて「どうしたの?」と答えることだ。態度の変化を示すことで、相手は安心し、あなたを頼るようになる。
「誰からも好かれる」伝え方

名前を呼ぶ

次に、相手に「自己重要感」を持ってもらう方法を紹介する。コミュニケーションによって自己重要感を持った相手は、またあなたと話したいと思ってくれるし、あなたの話にも自然と耳を傾けてくれるようになる。
まず徹底したいのは、相手の名前を呼ぶことだ。どんなに親しい間柄であっても、会話の中で相手の名前を省略しないようにする。相手の名前を呼べば呼ぶほど、相手は「自分は重要な存在なんだ」と認識してくれるようになる。これは対面だけでなく、メールやSNS、LINEなどでのやり取りでも同様だ。

最後に褒める

相手にアドバイスをしたり、指示を与えたり、ミスを指摘したりするような場面ではどうするべきか。よく言われるように、頭ごなしに命令するのではなく、まず褒めることが望ましい。褒められた人は、耳を傾ける態勢になってくれるからだ。
では、褒めたあとは好き勝手に言いたい放題でいいのか。もちろんそうではない。
アドバイスをする際に有効なのは、「褒める」→「アドバイス」→「褒める」という黄金リレーだ。なぜ最後に再び褒めるのがいいかというと、人には「出来事の“最後の”印象に左右される」というメカニズムがあるからだ。最後にもう一度褒めて、相手の自己重要感を満たしてあげる。そうすれば、次の行動にも前向きに取り組んでくれるだろう。

褒めてくれ

目を見てうなずく

あなたは今、カフェで友達や恋人と向かい合って座っているとする。話題があなた自身の近況に及んだ時、相手がスマホをいじり始めたら、どう感じるだろうか。イラッとしたり、寂しい、悲しいなどといった感情になり、自己重要感が失われてしまうのではないだろうか。
「あなたのことを大切にしている」という気持ちを伝えるには、なによりもまず、相手が話している時に「目を見て“うなずきながら”話を聞く」ようにすることだ。ただ目を見て聞くだけではダメで、うなずきながら聞くこと。うなずくことで相手は「自分は“話を聞いてもらえる存在”なんだ」と感じ、自己重要感が確実に満たされる。
一方、あなたが話す時も、しっかりと相手の目を見ることが必要だ。話す時に相手の目を見ないだけで、相手に悪い印象を与えてしまう。

相手を思い通りに動かし、人生さえも変える
相手に気づかせつつ、答えを教えすぎない

もし「優れたリーダーになりたい」「多くの人を味方にしたい」と考えているのであれば、必ずマスターすべきは「相手に気づかせる技術」だ。これができれば、周りの人が自ら考えて動くようになり、あなたの負担は驚くほど軽くなるだろう。
もし、周囲が自主的に動いてくれないなら、相手に答えを教えすぎている可能性がある。答えを教えてもらえる状態だと、相手は「自分で考えて動く」習慣を身につけることができないからだ。だから相手に気づかせつつ、かつ答えを教えすぎないようにしつつ、アドバイスや指示をする必要がある。
期限は相手に設定させる
人は、期限が定められているから動くものだ。だが、あなたが人に何かを依頼したり、指示を出したりする時には、単純に期限を決めればいいわけではない。なぜなら、あなたが期限を設定することによって、時に相手に不満を抱かせ、行動する意欲を失わせることがあるからだ。
たとえば、あなたがそろそろ帰ろうかと思っている時に、上司から「悪いけど、この資料を明日までにまとめておいてくれる?」と言われたら、どう思うだろうか。期限に間に合うよう、仕方なく資料の整理をしようとするだろう。だが、期限に納得しているわけではなく、いやいや作業をしているだけではないだろうか。
そうなると、たとえ期限内に仕事を完了できたとしても、達成感は得られないし、自己重要感も満たされない。上司への不満でいっぱいになるはずだ。
だから、期限は相手に自分で決めさせるのがよい。自分で決めたものであれば、前向きに取り組める。そして、自ら決めることで、「やらされ感」を持たなくてすむようになる。
相手に自ら期限を決めてもらうには、「どれくらいでできそう?」と聞けばいい。もし想定より長い期間がかかると言われたら、「来週の月曜日の会議で使うんだけど、どれくらいでできそうかな?」などと、明確な理由を添えて尋ねよう。人は、理由を添えられると相手の要望を受け入れやすくなるものだからだ。
相手の人生さえも変える「神トーーク」
相手の人柄・存在を褒め、命令しない
人の心を動かすことは、相手の人生を変えるほどの力がある。ここでは、人の心を動かすためのポイントを紹介しよう。
まずは、相手の「人柄・存在」を褒めることだ。行動を褒めるのも悪くはないが、「言葉のセンスが素敵ですね」「いつもおしゃれですね」などといったように、相手の存在自体に結びつけて褒めるほうがよい。
また、命令しないことも重要だ。人生を変えるのに必要なのは、他人の力ではなく、自分自身の意志である。なぜなら、誰かと過ごす時間よりも、自分1人でいる時間のほうが長いからだ。だから人を変えるためには、相手に「自分1人の時でも動く意欲」を起こさせなければならない。
では人は、どんなときに動く意欲を持つのか。それは、自分で気づいた時である。人を変えたいのなら、命令によって相手を強制するのではなく、その人自らが動けるようにしよう。

ということで、
今日もここら辺にしたいと思います(^^)

では、
アディオス!!!

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