生活第一

普通の生活ができる事は大切。
若い頃は、そんな事は思わなかった。
孔子が、そう言ってるんだけど、なかなかわからないと思う。
阿部昭の小説を読んでると 「単純な生活」「変哲もない一日」など、普通の生活を書いたものがある。
それの良さというのは、なかなかわからない。
日常の身辺雑記など、つまらないといわれるけど、そんな事はない。
生活第一。
阿部昭は、そう言ってたが、それを文学でわかる人は少ない。
これからの時代は、普通の生活ができなくなる人が増えてくる。
そういうことに敏感な文学者はいない。
僕が文学を読むのは、生きる為。
昔から、そうだった。
映画でも、マンガでも何でもいい。
生きる為の芸術が必要なんじゃないだろうか。

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