僕の哲学

とらねこさんが、僕の記事を引用して、書いた記事が、面白かったので、僕も、自分の考えを、書いてみようと思います。
まず、考えることが哲学です。
僕は、生きることに意味はないと書いたのですが、だから、生きる必要はないとは、考えていません。
僕は、自殺しようと考えたことが、何回かありました。
ところが、死ぬ勇気がなかったのです。
それと同じことを、椎名麟三という作家が、書いていたのです。
椎名麟三のことは、前の記事で書いているので、あまり書きませんが、相当、壮絶な人生を生きていますが、哲学的な考えをもった人で、その文学は、生きるということを、問うものです。
絶望しても、死なないという生き方を、僕は、椎名麟三に学びました。
僕は、大学で、哲学を専攻していましたが、そこで、さまざまな考えを学びました。
それ以外に、個人的に、哲学を学びました。
基本は、哲学ですが、文学や宗教も大切だと思います。
僕の場合は、クリスチャンでもないのに、キリストを信じています。
それは、岩下壮一というカトリックの神父の本を読んだからです。
岩下氏は、東京大学で哲学を学び、日本の思想界でも一目をおかれている人です。
図書館に行けば、岩下氏の本が、いくつかあります。
そういう風に、僕は、自分が人生に悩んだ時に、運よく、そういう思想に出会った。
仏教も、個人的に学びました。
四苦八苦という言葉がありますが、人生は、そういうことです。
その言葉を発した釈迦が、死ぬ時に、「人生は美しい」と言った。
僕は、哲学的に考え、しかし、自分の考えを評価はしない。哲学の大切なことは、考えることです。
キリストは、信じる対象です。
デカルトのように、考えることを絶対とすると、それは、行き詰まります。
僕は、哲学と宗教とともに、文学ということで、人間らしさを思います。
理知だけで、頭でっかちなることもなく、愛だけで、情緒に流されることなく、考えること。
僕は、そんな風に、哲学者に、なりたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?