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物置がなくなった! その② 〜うちだけではなかった被害〜

110番の敷居は低くていい

警察の方に言われて、他の人にも共有しようと思ったことがあります。
「110番はためらわなくていい」
ということ。

110番って、おそらく園児も含めて日本人ならほぼ知っている番号だと思いますが、そのうち一体何人の人がかけたことがあるでしょう?

何度もかけたことがある人もいるでしょうが、人数にすると少ないんじゃないかな、と思います。

ちなみに私は一度だけかけたことがありますが、その話はまた別の機会に。

生活安全課の方は、自分のお子さんにも
「迷ったらかけていいんだよ」
と教えているそうです。

特に遠慮しがちな国民性ですし、私も迷っても、
「いや、これくらいのことでかけない方がいいか。
人様の手を煩わせるのは申し訳ない」
って思いそうですが、
「かけようか迷ったらかける!」
と覚えていていいとのことでした。

それに、万一うまく話せない状況でも、発信場所はわかるのでパトカーはすぐに出動してくれるそうです。

警察の方も、110番をかけるハードルが高い国民意識を変えたいとおっしゃっていました。

選択肢がないと行動も取れないもの。
一度聞いただけだと忘れてしまいますが、折に触れて子どもたちにも伝えていこうと思います。

もしこれをお読みでためらいがちな方も、覚えておいて頂けると心のお守りになるんじゃないかと思います。

防犯カメラを探して

さて、私にとっては恐怖体験でしたが、何か事件が起こってからじゃないと警察は動いてくれないことはわかりました。

パトロールを強化してくれるのはありがたいですが、パトロールの隙間をぬって何かあってもどうしようもできません。

とりあえずアマゾンで防犯カメラと「防犯カメラ作動中」のプレートをポチりました。

それから近隣に設置されている防犯カメラを探すべく、まずはアパートの管理会社を確認し、電話ではなく一番近い店舗に直接赴きました。
電話より直接会って話す方が、しっかり聞いてくれそうな気がしたからです。

担当者は親身になって聞いてくれたものの、防犯カメラなどは把握していないとのこと。
また何かあったらと連絡先だけ交換させてもらい、その場を後にしました。

近くの駐車場にはセコムの看板があり、「防犯カメラ設置」とあったので、今度はセコムに問い合わせることに。
しかし、警察でもないただの一般人がいきなり電話をしてきても取り合ってもらえるわけもなく、丁重に、お断りされました。

さらに大家さんにたどり着くべく、物件をネット検索して近しいところを見つけるままに電話問い合わせするも収穫はなく、その日は終了。

緊張と睡眠不足から、その夜は12時間以上眠りました。

被害は近隣にも

翌日。

置き配ではなく直接受け取りに設定したにも関わらず、配達員さんはいつも通りそのまま置いて行ってしまったようで、、。

私は在宅していたのですが、その間に届けられた防犯カメラがなくなっていました。
そのことに配達完了のメール通知で気づきます。
別に配達された防犯プレートは無事だったのですが、、。

「オドオドしながら玄関ドアを開けるなんて馬鹿げてる!」

と思いながらもその女性がいないかちょっとドキドキしながらドアをあけ、いないことを確認していざアパートへ。

防犯カメラのダンボールはなさそうでしたが、その代わりに無造作に捨てられていた開梱済みのダンボール。

「THERMOS」の紙タグはまさに、先日盗られた水筒のもの。
しかもなんと、箱には私の住所と名前もそのままだったのです。

「えー!
仕事、雑すぎ!!」

恐怖も忘れて、呆れてしまいました。
見渡してみると、1階のドアの前に見覚えのある置物が。

「あれ?
お隣さんの猫の置物じゃない?」
すかさず写真を撮って、その場を後にします。

一旦帰宅し一息ついて。

アパート前の駐車場の一画を借りていて、載せる荷物があったので車に向かおうと玄関ドアを開けました。

すると。
おっと!!
今度はいました例の女性。
こちらを伺っております。

もうでも、夜中じゃないし私は普通に自分の生活をしているだけ。
そう思って荷物を手に堂々と車に向かいます。

すると、2階からこちらを見下ろしていたその女性と目があいました。
「こんにちは!」
満面の笑みで、挨拶されました。

話したのはこれが初めて。
”たぶんこの人が、うちの物とか盗ってるんだよね?”
なんとも不思議な気持ちになりながらも、

「こんにちは〜。大丈夫ですか?!」

と挨拶を返しました。
なぜ咄嗟に「大丈夫ですか?」なんて言ってしまったのか、自分でもわかりませんが、

「大丈夫ですよ〜!」
どこか勝ち誇った笑顔でこう答えてくれました。

それにしても遠慮のない視線。
たぶんこれは自意識過剰じゃないよね。
めちゃくちゃ見られてる、、、

駐車場から家に入り大きく息をついて、
「よし、お隣さんにも伝えよう!」

きっと彼女はまだこちらを伺っているでしょう。
回覧板をカモフラージュに手に持ち、何事もないかのようにお隣さんのインターホンを鳴らします。

やはり彼女は私の動きをじーっと見ていました。

旦那さんが出てこられて、本当は奥様にもお話したかったんですが不在だったそうなので早速一連の話をし撮った写メを見せると驚いて自宅周りを確認し始めました。

その頃には彼女は姿を消していました。

「今気づきました。
いくつもなくなっているものがある」

男性だから?
肝が据わっているから?
その足でスタスタとアパートの周りを確認しに行かれました。
躊躇なく2階にも上がって。

私は内心めっちゃドキドキ!
いやでも、別にやましいことしていないのにビビってる私がおかしいか。

落ち着きなく待っていると、両手に4つほど置物を持って戻ってこられました。

「まだ他にもないものがあるけど、、
教えてくださってありがとうございます。
妻にもこの話共有します」

そして大家さんの情報を教えてもらいました。
灯台下暗しとはこのこと?
こんな近くに情報を持っている人がいたなんて!!

警察官再び

早速大家さんに連絡を入れました。
大まかな説明はしましたが、取り込み中だったようで改めてかけ直すとのこと。
大変驚いているようでした。

その後用事があって外出した私は、戻ってきて家の前が騒然としているのに気づきます。

お隣の奥さんが、他にもなくなっているものがたくさんあると警察に通報したようです。

たまたま通りかかったご近所さんも事情を聞くなり、
「そういえばうちのジョウロないって思ってたんだけど、もしかして?」
予感的中。
2階にありました。

警察の方は順番に事情聴取をしたいからと、一旦家で待機していました。
うちに警察官が来たタイミングで、大家さんからの電話。
駐車場に2台の防犯カメラが設置されている旨を聞きます。

騒然とした雰囲気の中、その日は終了しました。

防犯カメラに映っていた姿

翌朝そっとアパートをみると、例の女性は慌てたように家の周りを確認しています。
まるで、大事にしていたものを探すかのように。

私は物置の製造メーカーに問い合わせをし、製造番号や鍵番号から製造日を割り出してもらい、アパートに組み立てられた物置はほぼ100%間違いなく私の注文した商品だと確認が取れました。
組み立てられた物置には鍵がかかっており、警察の許可も得てその鍵の取り寄せを行いました。

中には、、、
娘のヘルメットやリップスティック(スケボー)がありました。
その他食器や本など、脈略のないものがたくさん。

大家さんから連絡があり、セコムの防犯カメラを一緒に確認して欲しいとのこと。
ちょうど雨が降り始め、傘をさしながらアパートの裏に置かれていたモニターで該当の時間あたりの映像を映し出してもらいます。
私有地以外、あまり近隣民家までは映らないようなアングルでセットしなければならないらしく、ちょうど駐車場の全容と横の道路が映っていました。

映像には、私が外出した直後にうちから大きな物置のダンボールを持ち出している彼女の姿が確認できました。
駐車場の塀から箱を中に入れ(無音ですが、大きな衝撃はわかります)、それをアパート下まで運んでいました。
「なんて力持ち、、、」

実は大家さんも、この女性には悩まされていたのだとか。
水漏れの修理の関係で協力を求めても、工事当日に居留守を使われたことも1度や2度ではなく、アパート周辺に個人の所有物がどんどん置かれるようになり、ほとほと困り果てていたと言います。

さて、このあと彼女がどうなったのか?
どうしてこのような行動を取ったのか?
長いので話を分けましたが、いよいよ次が最終章になります。

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