551○ 眠ら感
「眠ら感」
書き記すべきものを書き終わった時
解放感と同時に
それらを全て忘れてしまった
こうした無駄に見える作業が
所々に居たのは分かっている
それでも私たちは打ち明けられないまま
虚無に従って
今日という日の印象を薄めていく
動き回って
沢山のことが何もかもが
頭の中に入ってきて怖いけれど
もっと欲しかった四季の景色を感じていた
幼き私たち
お昼ごはんまで遠かった夏の午前
そんな回想にふけることでまた
時計の針は思った以上に進んでいた
//////////
NAKAJI
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?