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一人っ子家庭歴も7年、あらためて考えてみるけど

娘が一人っ子であることに言及した記事から何年か経過し、娘は次の4月で小学2年生になる。
周りからのプレッシャーはあったものの、結局というか、私たち夫婦は子どもをつくるという選択はしなかった。

一人っ子にするかどうか迷っている人の中には、知恵袋や発言小町、あるいはガールズちゃんねるで一人っ子に関するトピックを見ているかもしれない。ただ、基本的には第一子の子どもの年齢がまだ幼いという家庭が多いだろう。
日本の完結出生児数(夫婦の最終的な平均出生子ども数)を見る限りでは、多くの家庭では何だかんだ2人目の子どもをつくり、かつて一人っ子にするかどうか迷っていたことすら忘れていくのではないだろうか。
それで「あのとき迷っていたけど、今は2人目がいないことなんて考えられないです。やっぱり子ども2人で遊んでる姿を見ると、そう思うんです」的な、そんな話はネットでもママ友からもよく聞く。
それで、一人っ子がいいのか、子どもを更に産むのがいいのかの是非はこれはもう各家庭の判断であり、それについて私は語る資格はまるでないというか、どっちがいいかという答えも持っていない。

でも、一人っ子寄りで考えているお母さん、お父さんたちが自身の選択をする前にネットで情報収集した際、このページを見るかもしれない。そして、これは我が家はこうだったという前提で、これから語る話も全く誰かの役に立つわけではないのだけど、我が家の一人っ子の小学1年生がどんな日常を過ごし、親としては何を考えているかをつらつらと語っていきたいと思う。

思えば、娘が妹や弟を欲したのは5歳前後がピークだったと思う。一人っ子家庭で年子〜3歳差を過ぎた後、次に2人目を考えるのが、年少から年中ぐらいなのではないかな。幼稚園や保育園の同級生たちが兄弟、姉妹と過ごすのを見ると、幼心に自分はなぜと疑問に思い、また、周りが持っているものを欲しいという感情を抱くようになるのは自然なことだ。

ところが、我が家の場合、娘は年長になるぐらいにはすっかり言わなくなった。親に気を遣ったという可能性もゼロではないが、兄弟や姉妹がいる友達から色々と聞くようで、ギャップだったり、実際に今から兄弟ができた場合の想像ができるので、まあいいかなとなる子が多いのかもしれない。

家での過ごし方は

子どもの日々の過ごし方としては、習い事(週2回)以外は友人と家や公園で遊んでいることが多い。
そのぶん、家で1人で過ごすときはソロっぽい趣味に没頭する。父親の影響でバンドに関連した趣味が多い。今はエレキギターでヤバイTシャツ屋のハッピーウェディング前ソングを練習しているし、好きなバンドにファンレターを書いたりしている。

もともと家族みんな動物が好きだったので、犬を飼ったのだけど、これは我が家にとっては良かった。
娘が学校から帰ってくると「ハッハッハッハッ」としっぽを振りながらベロンベロンに舐める。娘が泣けば小首をかしげて心配そうに見つめる。
散歩に行けば、同じ学校の子たちが声をかけてくれて5人ぐらいで一緒に散歩をすることもあるし、近所の犬飼いさんたちとの交流も増えたことが良かった。

対人関係について思うこと

ステレオタイプ的には一人っ子は対人関係に弱さがあると言われるが、少なくとも末っ子だった私よりコミュニケーション能力が高い。学校、サマーキャンプや旅行先で初対面の子と友達になるのは苦ではないタイプだ。大人にも屈託なく話しかける。

一方で、相当近い友達に対しては甘えというか、我慢をせずに負の感情を表によく出しているかもしれない。泣いたり、怒ったりしても状況が良くならないことは一応わかっている様子ではあるが、本人が何か対人面で失敗した日は、以前、私が買った本を読んでいる。
(今日は何かあったのかな……と察する)

この名越先生の本は、臨床心理士の知人もおすすめしていた。大人でも参考になるなと思う部分もありつつ、1年生でもたいへん理解しやすい。

さてどうですか、一人っ子っていうのは

と聞かれたら、うちの家庭はいい感じに機能している。
別に一人っ子だから手厚く何かができているわけではないけど、ただちょうどよく、少しだけ余力がある前提で回っているという感覚はある。

義実家や実母、世間的な理想とか、子どもの将来とか、そういう意味で一人っ子にすることに対して罪悪感を抱いていた自分だが、子どもが7歳になって思うのは、今が毎日楽しいなということと、最高にかわいいということ、幸せだなということ。

そんなわけで色々と考えないわけではないけど、まずは今の幸せを享受していこうと思う。

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