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硬直×到着×奇跡

最近寝不足だったから、飛行機ではいつもの数倍の睡眠時間をとれた。
けれど座って寝ているだけでは人間のカラダは回復へは向かわないらしい。むしろ身体はカッチカチ。あまりゾックゾクはしてこない。

あれだけ上手くいかなかった出発日だが、フライト前にさらにAirpodsが無いことに気がついた。途中寄った職場に忘れたらしい。
iPadに数本映画やアニメをダウンロードするなど準備してきたのに…意味がなくなった。

コンデジのカメラの充電がほぼないことにも、しばらくしてから気がつく。カメラの充電器は家。

泣きっ面に蜂。七転八倒。すきっ腹に酒。
腰痛持ちにエコノミー症候群。

そんな空の旅。
三列席の両隣は、今回の旅の同行者であり会社の同僚。

右には健太さん。
映画とコーヒーを愛するロン毛プロデューサー・エンジニアの先輩。
麻雀と将棋のライバル。生粋の負けず嫌い。
行きのフライト戦では勝利。
https://twitter.com/tkhshknt

左には堂福。
何者かになりたいと頭を悩ませていたスーパーエンジニア後輩。
卓球が強い。無感情そうに全く物怖じしないところが強み。
https://twitter.com/mdofuku

二人はペアで今年のヤングカンヌ日本代表。
この間世界を舞台に戦っていた二人。
詳しくはこちら。

そんなこんなで、機内食のデザートはスイカ寄りのメロンでシャキシャキしてたり、堂福はずっと寝てたり、『ドライブマイカー』『蜜蜂と遠雷』を見たりで着いた。

UberでAirbnbの宿まで向かう道中、堂福がずっと日本にもあるブランドを見つけては「ほぼ東京じゃん」と言葉にしていた。

到着するなり、生きていくために足りないものを探しに街を練り歩く。

ぱっと見の治安が非常に悪め。
ただ、街ゆく人を雰囲気で判断するのはよくない。


赤信号なのに突っ込んでくる車。

いや、やっぱりあまり治安は良くなさそう。
高架下怖い。

ドラッグストアの化粧品は、ドン・キホーテの高級商品のように鍵がかけられて守られてる。
ショーケースが物語る、窃盗の事実。

とはいえこんなもんだよなあ、と僕はフランスに留学してたこともあり少し懐かしくも感じた。

諸々買って重くなったので荷物でも置こうかと、一旦家に戻ろうと歩いていると…

・・・!!!

右から、右から、何かが来てる…!



同僚、メイちゃんと奇跡の遭遇。

彼女はアートディレクターで、いくつかのプロジェクトで一緒にペアで仕事をしていた相棒。
かつ同い年。いまNY支部で奮闘中!

https://instagram.com/kanamotomei


写真撮影後、メイちゃんとはお別れ。
霧に包まれて視界まっしろ、ポップゲーム的な高音テクノのクラブに行った帰り道。

道沿いの家に集まる人々。
物怖じせずハウスパーティーに突っ込む堂福。
どうやらLGBTQ+の方々の集いのようで、熱い夜会が繰り広げられていた。

一人ひとりが本当に個性があり、見ず知らずのアジアンも受け入れる懐の深さ。

「これだけの人たちと、ニューヨークのこの場所で集まれて、一体になれて、こんな素敵な夜は今までにない」

そんなことを、中締めでオーガナイザーが熱弁していた。

少し肌寒く、不安で背筋も冷える街並みの中で、優しい暖かさと熱に打たれて、一日目も終わり。

少し作業をしてたら、寝落ちした。

また明日!



放浪記はこちら、過去の日記もまとめてあります。


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