恥 生きづらさの根っこにあるもの
感情のコントロール=感情調整
・自分を快適にすること。
例)コーヒーを飲む=水分補給ではなく、ホッと一息入れる
感情調整のいい方法
・きちんと向き合う
例)この気持ちは何だろう?
例)〇〇が原因かな?
例)どうして〇〇が気になる?
‥など、探っていくと
何かに気がついたり、納得したり、解決の方法を考えたり、気持ちを落ち着けたり、友人に話を聞いてもらったりする事ができます。
感情にはどんな役割がある?
・「怒り」
自分の境界線が侵されていることを教えてくれる。
(同時に、大切なものの為に行動するエネルギーを与えてくれる。)
・「恐怖」
危険を教えてくれて、危険から身を守る。
・「不安」
恐怖まではいかない黄色信号。
(自分にとってよくないものが近づいていると知らせる。)
・「恥」
基本的に、自己イメージを守る為の、そして仲間の輪に属するための警告感情。
・「喜び・楽しさ」
生きる基本となる感情。自分がこの世界で生きていくためのリソース(資源)を増やす働きをする。
※哺乳類は、喜びの中でこそ色々学べる。
楽しい=集中できる
楽しいことをしよう!=クリエイティビティ
・「好奇心・興味」
生存の可能性や選択肢を増やすことにつながる
・「満足感」
よくやったなと振り返り、統合する事で自分という存在を形成することにつながる
恥は集団につきもの
・掟の厳しい社会→みんな同じなのに自分だけ違う!どうしよう!
(シェム君の攻撃!)
・掟のゆるい社会→どれも素敵な個性!似合ってる!どんなあなたも歓迎〜!
(シェム君出てこない)
恥は相手をコントロールする手段として使われるケースもある
例)いつまでも泣いて情けない子だ
例)女のくせに気が利かない
例)そんな服で私の友人と会うの?
‥など、自分の希望を叶える為に、相手に恥を与えている。
本人のポジティブな体験や感情を壊してしまう。
罪悪感との違いは?
恥は‥
・教えられてなくても感じる
・理屈抜きの身体感覚
・「自分という存在そのもの」を恥を感じる対象になる
関係から遠ざかる孤立の方向へ向かいがち
例)穴があったら入りたい。
罪悪感は‥
・こういう行動はよくない
・特定の具体的な行動に対して生じる
・その行動についての後悔・反省・迷惑をかけた相手に謝りたい気持ち。問題解決をしたい気持ちに結びつく
周囲との関係修復を目指す。
スティグマによる恥
スティグマとは?
・社会的なマイナスの価値観の決めつけ
・外側から押される「烙印」
・社会学用語
恥は?
・個人の内面の体験
・心理学の分野
外側からの差別やスティグマが与えられと‥
・その人の内側で恥を体験しやすくなる
例)「〜出なければ許されない」
→ 自分や他人を裁く思考が強いと、恥の感情が起きやすい。
※ ただしスティグマから作り出す価値観から無縁に生きることはまず無理。
※ 背景には、親の恥を克服する「任務」が子供に与えられている。
(重荷になる事も多いけど、時には子供を親をつなぐ役目を果たす。)
中核的な恥(コアシェム)
コア・シェムとは?
・存在そのものに関わる恥の感情。
・子供時代に大切に扱ってもらえなかった体験は、中核的な恥の原因となる。
・とりわけ虐待は、、中核的な恥の原因になる。
例)
・無価値観
(自分には価値がない、ダメな存在、必要とされてない、誰にも愛されない)
・自分はおかしい。こんなことになっているのは自分だけだ。
トラウマ、依存症と恥
・悲しみは、どれだけ深くても、決して有害な感情ではない。
・問題なのは、悲しみを抑えてしまうこと。
・悲しみそのものは自然な癒しの感情。
例)人が亡くなった時、皆が共に悼むとき、
「繋がりたい。手を差し伸べて支え合いたい」という生理的な変化が起きる。
怒りも、本来は危険な感情ではない。
・長い事溜め込まなければ、怒りも本来は危険な感情ではない。
怒り・悲しみ = 前に踏み出す感情
↕️
恥・恐怖 = 退却感情(相手から遠ざかろうとする生理的な感情)
恥と恐怖の違い
恥は‥
あらゆる日常で人の行動を縛る
恐怖は‥
異常時(例えば暴力だけが支配する状態)に発動して人の行動を縛る
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