見出し画像

本の正しい読み方教えます

最近のマイブームは伊坂幸太郎の小説を読みあさることです。読書は小さい頃から好きで、小学生時代にはハリーポッターのあの分厚い本を全シリーズ読破したことが私の自慢です。

昔から、読書が好きだった私の部屋の本棚には大量の本が内蔵されています。

そんな私のマイブームが伊坂幸太郎の小説を読みあさることです。毎日一冊読むペースです。過去に読んだことがあるからスラスラ読めます。

そんな時にふと気がついたんですけど、本の内容を半分くらい忘れているんです。自分が確かに過去にじっくり時間をかけて読んだ本なんですけど結構忘れてるということに気づきました。

自分の愛読書のマスカレードホテル/インシテミル/20代で得た知見/ハリーポッター全集。残念ながら完璧に内容を思い出せる本はありません。本を読んでいた当時はものすごい衝撃を受け、感銘を受け、魅力あるフレーズや言葉に惹かれた記憶はあるんですが、それがなんだったか思い出せない。さらにいうと登場人物の名前や設定はなんなく覚えているんですが、最後の結末は想い出せない。

そう、人間は多くを忘れる生き物なのです。

かの有名なエビングハウスの忘却曲線によると、20~30分で約半分忘れ、一ヶ月後には20%程しか残らないらしいです。自分の肌感覚と一致しており、本も同じく、いくら感銘と衝撃のシーン、結末でも忘れてしまうものだと思います。では、正しい本の読み方をお教えしましょう。


正しい本の読み方

長い前置きをしましたが、正しい本の読み方はありません。読書の仕方は自由です。タイトルと不一致な発言かとお思いの方もいらっしゃると思いますが、色んな読み方があっていいと思います。

別に本の初めから絶対読まないといけないということはないです。本は読み始めたら最後まで読み終えないといけないという決まりもありません。気軽自分の好きなように読めばいいと思います。ドラマだって3話くらいから見始めてもなんとなく分かりますし、面白いと思ったら1話から見てみるなんてこともあります。また、つまらない映画は途中で見るのを辞めると思うので、本も面白くなかったら読むのを途中で辞めても良いんです。本も同じく自分の好きなように読めばいいと思います。

本の最後に書いてある「解説」から読んで本文を読み始める人がいたり、世の中には変わった本の読み方をする人が世の中にはいるようです。気軽に自分の好きなように本を読んでみましょう。途中で面白くなかったらやめてもいい。

最後に自分がやっているオススメの読み方を5つご紹介して終わりたいと思います。

1.本はサラッと読むべし

上で人が忘れやすい生き物だということをお伝えしてきました。だから、1文字1文字、1行、1ページを丁寧に読む必要は無いのです。それよりも読んでいる本が面白いか面白くないのかというところが大事だと思います。それで面白い本と分かれば何回も読めば良いし、面白くない本は今後読まなくても良いと思います。また、面白い本はサラっと読めると思います。本はサラっと読むことを僕はオススメします。

2.自分の好きな本(愛読書)を何度も読もう

サラっと読み終えれた本は自分のお気に入りの本となっているはずです。しかし、すぐ内容は忘れてしまうので忘れた頃にまた読みます。2回目になると3割くらいは覚えているので、話を進めることに集中しないで済みます。だから、前は発見できなかったことや自分に刺さるフレーズ、作者の仕掛けに気づけるかもしれません。

3.自分の好きな言葉(考え方)を見つけよう

読書中に自分の知らない単語や言葉遣い、ことわざを見つけて携帯ですぐ調べるというのが、私の本の楽しみ方の一つです。最近では、「むべなるかな」「蟷螂の斧」という言葉を調べました。どちらも伊坂幸太郎先生の本の言葉です。「むべなるかな」なんて日常生活で使ったこともないし、「いかにも、もっともなことだな」という意味だと知って少し賢くなった気分になります。また、自分に刺さるフレーズ(考え方)を見つけることもオススメです。

最近ささったフレーズは「ただ単に、タイミングが合わなかっただけで。そういうのってあるじゃないですか」という言葉です。自分の今の状況と重なる部分とかを見つけて、その言葉に救われるのです。全く関係無くてもいい、なんか良いなでもいい。お気に入りのフレーズを見つけてみてください。

4.本の終わりの解説と自分の感じたことを照らし合わせる

小説に限らず映画でもよくするんですが、読んだ後(見た後)に私は解説や考察をよく見ます。このシーンのあの部分はどういう意味なんだろう。最後の結末ってこういうことだよね。この後どうなるんだろうなどを自分の考えと他人の考えを照らし合わせることが楽しいのです。友達としてもいいし、けど本でなかなか友達と考察を照らし合わせることはできないので、本の終わりの解説を読んで照らし合わせたりします。

5.本の世界にどっぷりつかる

本の世界で一番良いところが、その本の世界に入り込めることです。自分がその世界の主人公となって、ストーリーを追体験できることが一番の魅力かなと思います。主人公の喜怒哀楽、困難、苦悩、成功体験、ハラハラ、ドキドキなどまるで自分がその人の人生をお試ししたかのような気分になれます。色んな本を読むことは、その人の人間性を高めたり、器を大きくしたり、経験値を高めたりとその人を大きく成長させてくれます。


終わりに

今回は私の趣味の「読書」について自分なりの楽しみ方を紹介させていただきました。ただ、本の読み方は自由でいいし、正解はないと思います。ただ、若者の活字離れが叫ばれている世の中で私は一言言いたい。「本は読んだ方がいい」漫画を読むみたいに小説も読んでみて欲しいなと思います。また、皆さんの本の楽しみ方を教えてください。今回もお読みいただきありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?