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請求書にサンクスレターを添える3つの理由

相当長く続けているクエストリーの「サンクスレター」

僕が代表のクエストリーは、取引先に請求書を送る際に「サンクスレター」を添えている。いつからかは覚えていないが、10年以上は経つはずだ。以前は郵送だったのが、いまはメールで請求書とともに添付して送っている。

請求書だけで何の問題もないのに、どうしてこんな手間をかけるのか?自分でも考えるときがある。思い浮かぶのは、「毎回届くのを楽しみにしています」といってくれた取引先の担当者の顔だ。だからやっぱりやめられない。

日々のなかで自分の気持ちに刺さった言葉のあれこれ

続けている理由は後述するとして、まずはサンクスレターを説明する。といってもA4 1枚だから大したことはない。紙面は二つに分かれている。上の部分は僕の担当、日々のなかで自分の気持ちに刺さった言葉を紹介してる。

読んだ本の一文、映画のセリフ、ネットで拾ったもので、特別な傾向があるわけではない。僕が気になったというだけだ。でも脈絡がないようでいて一つの流れはあるように思う。自分がそう思っているだけかもしれないが。

これは5月のサンクスレター、仕事場近くのアンティークショップ「谷中 三清洞」を紹介

仕事場周辺からピックアップした「Yumi Yumiの谷根千ぶらぶら」

下の部分は「Yumi Yumiの谷根千ぶらぶら」というコーナーだ。会社のメンバーが書いている。こちらも本人が気になったスポットを勝手に紹介している。ちなみに、「Yumi Yumi」は「Yumiko」という名前の愛称ね。

昨年2月に中央区築地から文京区千駄木に事務所を移転した。台東区と文京区にまたがる「谷中、根津、千駄木」の頭文字から「谷根千(やねせん)」と呼ばれるエリアだ。移転後は事務所ではなく、「仕事場」と呼んでいる。

下町っぽい雰囲気のエリアにユニークな店がある

震災や戦災にもあわなかった谷根千には、昔ながらの街並みが残っている。寺社が多く、細い道や路地が続き、小さいがユニークな店が出店している。仕事場前のへび道(何ともおもしろい名前)沿いにもそんな店が多い。

「Yumi Yumi」は仕事の合間に地元の店やスポットに足を運んでいる。いつの間にか店主やスタッフとも仲良くなる。6月に取り上げたのは、スポーツバイク・パーツ・ウェアを扱う「tokyobike 谷中 Soil」だ。いい店だね。

仕事場の前はへび道、愛染川を暗渠にした後に、道ができたのでクネクネしている

ほっとしてもらいたい、大事なことを伝えたい、地域を応援したい

それほど特別なことではないが、サンクスレターを添える理由は3つある。一つ目は僕自身が感じていることだ。「請求書をもらってうれしい人はあまりいないので、サンクスレターを読んでほっとしてもらいたい」。

二つ目は「クエストリーはこんなことを大事にしていますを伝えたい」、三つ目は「谷根千は本当におもしろい、少しでも地域を応援をしたい」。仕事も経営もコツコツからだ。取引先から不要といわれるまで続けるつもりだ。

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