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UPDRS Part Ⅲ 3-6〜3-8

UPDRS Part Ⅲ 3.6ー3.8までで、みているものは、ほとんど同じです。部位ごとに、すくみ現象をみています。

さらに、検査中に、評価者が、一緒にやらないというところは、けっこう大事だと思います。
視覚的なキューをあたえてしまうと、正確に評価ができなですからね。
では、みていきましょう。

UPDRS Part Ⅲ 3-6 手の回内回外運動

【引用開始】
3.6 手の回内回外運動
評価者への指示:左右の手を別々にテストします。評価者は運動の手本を実際に示しますが、患者がテストされている間は行わないで下さい。腕を体の前にまっすぐ伸ばし、掌を下に向け、それから掌を上、下と交互にできるだけ早く、十分に10回するように指示します。手の回内回外運動の速度、振幅、すくみや中断、振幅の減衰について、左右別々に評価します。

0: 正常: 異常なし。
1: ごく軽度: 次のうちいずれか:a)運動中に1, 2回の中断あるいはすくみが生じ、規則的なリズムが乱れる;b)わずかに速度が遅い;c)10回の運動の最後のほうで振幅が減衰する。
2: 軽度: 次のうちいずれか:a)運動中に3~5回の中断がある;b) 軽度に速度が遅い;c) 10回の運動の中ほどで振幅が減衰する。
3: 中等度: 次のうちいずれか:a)運動中に5回をこえる運動の中断がある、あるいは少なくとも1回以上のもう少し長い運動停止(すくみ)が認められる;b) 中等度に速度が遅い;c) 最初の回内回外運動のあと、振幅が減衰する。
4: 重度: 運動の遂行が、動作の遅さ、中断、振幅の減衰のため、不可能あるいは非常に難しい。
【引用終了】
【出典元】Official MDS Translation Copyright | Last Updated January 29, 2019© 2014 - 2019 International Parkinson and Movement Disorder Society


UPDRS Part Ⅲ 3-7 つま先のタッピング

【引用開始】
3.7 つま先のタッピング
評価者への指示:患者を肘掛けのついた真っすぐな背もたれのある椅子に座らせます。患者の両足は楽に床につくようにします。左右の足を別々にテストします。評価者は運動の手本を実際に示しますが、患者がテストされている間は行わないで下さい。評価者は患者に楽な位置で踵を床につけさせ、つま先で10回、できるだけ大きく、速く、タップするよう指示します。速度、振幅、すくみや中断、振幅の減衰について、左右別々に評価します。

0: 正常: 異常なし。
1: ごく軽度: 次のうちいずれか:a) タッピング中に1, 2回運動の中断あるいはためらいが生じ、規則的なリズムが乱れる;b) わずかに速度が遅い;c) 10回のタップの最後のほうで振幅が減衰する。
2: 軽度: 次のうちいずれか:a) タッピング中に3~5回の中断がある;b) 軽度に速度が遅い;c) 運動の中ほどで振幅が減衰する。
3: 中等度: 次のうちいずれか:a) タッピング中に5回をこえる運動の中断がある、あるいは少なくとも1回、もう少し長い運動停止(すくみ)が認められる;b) 中等度に速度が遅い;c) 最初のタップのあと、振幅が減衰する。
4: 重度: 運動の遂行が、動作の遅さ、中断、振幅の減衰のため、不可能あるいは非常に難しい。
【引用終了】
【出典元】Official MDS Translation Copyright | Last Updated January 29, 2019© 2014 - 2019 International Parkinson and Movement Disorder Society

UPDRS Part Ⅲ 3-8 下肢の敏捷性

【引用開始】
3.8 下肢の敏捷性
評価者への指示:患者を肘掛けのついた真っすぐな背もたれのある椅子に背筋を伸ばして座らせます。患者の両足は楽に床につくようにします。左右の足を別々にテストします。評価者は実際に運動の手本を示しますが、患者がテストされている間は行わないで下さい。評価者は患者に楽な位置で踵を床につけさせ、できるだけ高く、速く10回足を上げるように指示します。速度、振幅、すくみや中断、振幅の減衰について、左右別々に評価します。

0:正常: 異常なし。
1: ごく軽度: 次のうちいずれか:a) 運動中に1, 2回運動の中断あるいはためらいが生じ、規則的なリズムが乱れる;b) わずかに遅い;c) 運動の最後の方で振幅が減衰する。
2:軽度: 次のうちいずれか:a) 運動中に3~5回の中断がある;b) 軽度に遅い;c) 運動の中ほどで振幅が減衰する
3:中等度: 次のうちいずれか:a) 運動中に5回をこえる運動の中断あるいは運動中に少なくとも1回、もう少し長い運動停止(すくみ)がみとめられる;b) 中等度に遅い;c) 最初のタップのあと、振幅が減衰する。
4:重度: 運動の遂行が、動作の遅さ、中断、振幅の減衰のため、不可能あるいは非常に難しい。
【引用終了】
【出典元】Official MDS Translation Copyright | Last Updated January 29, 2019© 2014 - 2019 International Parkinson and Movement Disorder Society


です。

これらのタッピングなどの検査ですくみ現象を見る検査項目が、左右別々におこなう!!
何!っちょっと、これまで、自分は勘違いしていました!!!!!!!

いけませんなーやばいですねー

両手や、両足を一緒に実施して左右差をみていたりしていたなっと。
再確認できてよかったです。
ま、これまでにUPDRSを使って、学会発表とかはしていないので、セーフってことで。

思い込みはよくないです。
気を付けます。

それでは!

次は、UPDRS Part Ⅲ 3-9 です〜


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