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7/9 そこに気付くかどうか

▼目次
 ・価格自由という取り組み
 ・イノベーションの捉え方
 ・彼らは何より楽しそう

・価格自由という取り組み

価格自由という取り組みが増えてきている。 でも、これからやり出す人は後追いすぎてもう旨みは無さそうだが。

光本勇介氏が発売した「実験思考」

まず本を0円で販売。読者は読み終わった後に、見合った金額を支払うというモデル。 1.5か月で1億円以上集まったらしい、、すごいね。 普通に販売したより儲かったんじゃないか。

ホリエさんが発売した「ハッタリの流儀」

定価1,500円ほどで販売したのち、それ以上の価値を感じた読者は上乗せして支払うモデル。 支払った価格ごとにホリエさんからのお返しが設定されていて、2,000万支払うと一緒に会社を立ち上げる権利がもらえるらしい。これもすごいね。

Twitterでも書いたのですが、ホリエさんにおいてはもはや本を出版しているという意識は無い気がして、まさにメディア(媒介・媒体)として、ホリエさんへのアクセス権を販売している気がする。

本が売れないという時代になったとよく言われますが、そりゃあ人が読みたくならない本は売れないだろう。しかし、既存の出版業界の領域から外したところで勝負すれば、まだまだやり方は無限大、本でも売れるということなんだろう。まさにAKBの握手権的な発想の転換。

・イノベーションの捉え方

”あー、この人本質が見えてないなー”、と思ってしまう人って物事を複雑に捉えすぎてドツボにはまっている気がしている。「イノベーション=技術革新」て難しく捉えてたりして、自分でも理解できないことを話しだしたり、やり始めたりする。

けど、殊のほかシンプルなところにイノベーションってある気がしていて、誰かがそれを具体化すると「なーんだ、そんなこと?」と思われることだったりする。しかし、そこに思い至るかどうかが凡人との違いであって、光本さん、ホリエさん、箕輪さんたちはそういうところに気付ける人なんだと思う。

・何より彼らは楽しそう

こういう面白い取り組みして、実際に2,000万支払ってくれる人が出てきたら、そりゃあテンション上がるわな。

そんな彼らのリアルタイムのやり取りですらも、ある意味で本の中身な気がしていて、みんながそれを共通体験として共有しているから出版事業というよりお祭り的である。

既存の出版界隈の方々が箕輪さん達のやり口を苦々しく見ていると聴くけど、もはや出版領域の話にとどまっていないので、そろそろ何も言えなくなってくるんじゃなかろうか。言ってる自分が惨めに思えてくるはず。

関わる人、やり様によっては出版もまだまだ面白くなるということですね。

もしサポート頂けることがあれば、それは金額の多寡というより、そのお気持ちが私に多大なる自信を与えてくれます。それに感謝致します。