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4年間のフリーランス生活から転じて会社員へ戻ったこと、そして振り返り

この10月に、4年間ほど続けられたフリーランス生活から、フルタイム勤務の会社員に戻りました。

これまでの経緯

東京から地方への移住と同時に、期せずしてなったフリーランス。
自分の職種ではフリーでやっていけるはずもないと思っていたため、良きも悪きも、さまざまな経験を得ることができた4年間でした。

フルタイムの会社員、と言っても拠点を変えずにフルリモートかつフレックスという勤務形態のため、企業に所属していること以外は大きな変化もなく、スムーズに生活をシフトできています。

元々、フリーランス生活を5期続けられたら今後のことを改めて考えようかな、と思っていたため思っていたよりも少しだけ早く会社員へ戻ることに。
再び会社員となるにあたり、いくつか明確な目標というか、目的もあるため備忘録がてら記載しておきたいと思います。

今後の目標と生活上での目的

今回は大変有り難いことに2社から内定をいただき、フリーランスとして自分の軸をもって活動していたことは、決して無駄でも回り道でもなかったんだなと感じました。大変有り難いことです。
ある意味、フリーランスには戻ろうと思えばいつでも戻れる気はしているので(そんなに甘くはないと思いますが)、ちょうど頃合いだったのかな、と感じています。

フリーランスという立場でお仕事をさせていただいていると、自身のスキルを信頼いただけるのは非常に嬉しい反面、既存のスキル領域から外れることや、これから新しく伸ばしていきたい領域について深化させることは比較的難しいのではないかと感じはじめていました。

その道のプロフェッショナルである、と名乗っていきたいと思えるようなスキル領域を見つけられたということもあり、さらなるスキルアップを目指したい思いが強くなってきたことが、今回の決断の大きな動機でもあります。

フリーランスとしてプロジェクトに参画させていただく場合も、もちろんチームワークや協業は必要ですが、基本的には自分の責任においてのソロワークが多くを占め、高いレベルでチームメイトやクライアントと意見交換をしながら高みを目指していくような仕事を目指したいという気持ちが高まってきたこともあります。

コロナ禍を経て、リモートワークや兼業の許可が得られることを筆頭に、企業に属していてもこれまでよりも自由な働き方が許容されてきていることも、個人的には世の中の前向きな変化であると感じます。業務内容的にはこれまで中心としてきたデジタル領域でない分野にも携わっていければと思います。

フリーランスとして活動することのメリットとデメリット

フリーランスという立場で数年過ごしてみて、とにかく良かったなと思うのが、自分の人生を自分でつくっている感じがしたという点。

会社員である頃はほとんど意識してこなかった資産運用や税制についてなど、お金のことや会社や働き方の仕組み、法律や行政の事情なんかにも以前より詳しくなったのではないかと思います。

フリーランスであることのデメリットとしてはやはり、安定した収入や仕事を得続けられるかが常に不安材料の一つとして存在することではないでしょうか。税制などの仕組みなども会社員とは違うため、より堅実に計画的に過ごす必要があるのも確かではありました。

もう一点、これはメリットですが生活する上でより自由度が増して、やってみたかったことにチャレンジする時間が増えたこと。より自主的に判断をし、生活をすることが必要となるものの、時間的な縛りやルールが非常に少ないというのがフリーランスのメリットかなと思います。
会社員となると、やはりそれなりに拘束時間や休日が定まってしまい、世の中的なピークタイムと共に過ごさざるを得ないという点が。
特に京都で過ごす身とすると、平日の比較的空いている時間に、休日は人混みでごった返す場所へ出掛けられることのメリットが大きかったです。また、よりヘルシーな生活をおくるという点でも、昼間にジムやスーパー、病院や役所など生活に必要な場所に時間を気にせず訪れられることも良かった。京都へ移住した最初の頃を自由な時間の上で過ごせたのはとても有意義でした。
基本的にはルーズな面のある自分ですが、決まりごとがあると無駄に気にしすぎてストレスになってしまうことも多いため、そういった制約から逃れられる場面が多いのは、生活する上で救いの一つでした。

チャレンジする時間が増えた、という点では、サロンワークを提供するための勉強に集中して取り組め、自宅での開業にこぎつけられたというのが最大のメリットでした。
これまでの会社員生活では出会えない、新しいジャンルの素晴らしい仲間にもたくさん出会えたことも嬉しい出来事でした。
今の勤め先も、兼業の許可を得られる会社であるため、これまで通りウェルビーイングを探求する生活は続けていきたいと思っています。

これまで数年続けてきたフリーランスという挑戦の形は終わりますが、新しい形でよりヘルシーで意義深い日々を送れるよう、2024年以降は過ごしていければと思います。


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