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「ヒロック初等部」の見学に行ってきました!(学校見学の記録 No.1)

 こんにちは!たーぼうです。

 2023年の2〜3月に自己研鑽のため、いくつかの学校に見学に行ってきました。私自身の学びの軌跡としてこちらの記事にも残しておきます。とても素敵な学校なのでぜひ、一度見学などで行ってみてください。

\ヒロック初等部の見学に行ってきました!/


 
 2月10日(金)に蓑手章吾さん五木田洋平さんたちが運営する「ヒロック初等部」を見学してきました!ずっと行きたかったので、とても楽しみでした。

 結論から言うと、とても最高な学校でした。
 
 さまざまなところに学ぶヒントが散りばめられていました。学びを阻害するものがとても少なく、自分自身でじっくり考えられる空間でした。
 あたたかい環境にどっぷり浸ることができたので、私自身もとてもリフレッシュできたなと思います。

【1】:ヒロック初等部での1日


 
 見学した日のカリキュラムは、サークルタイム・自由進度学習・STEAM・クラス会議・お昼・マイプロジェクトなどでした。

 朝のサークルタイムは一緒に車座になって対話をしました。
 ここでも雪が降っていたことを話題にしながら、子どもたちが「なぜだろう?」と考えるような問いかけが生まれておりとても心地よくスタートしていきました。途中に瞑想とかがあったのも、とても良かったです。

 自由進度学習では、子どもたちがタブレットなどを利用しながら、自分のやりたいことに取り組んでいました。子どもたちがいい顔で取り組んでいたなと思います。
 ウェブコンテンツの発達が、このような自由進度学習を後押ししているなと思います。蓑手さんを中心に、めあてに対してフィードバックしたり、子どもたちの邪魔をしないように学びにつなげる関わり方がとても素敵でした。

 STEAM学習の時間は、保育士をゲストを招いて、オールイングリッシュで磁石について学んでいました。

■STEAM学習とは
 STEAM教育とは、理系や文系の枠を横断して学び、問題を見つける力や解決する力をはぐくむ学習です。「STEAM」は「スチーム」と読み、それぞれが学問領域の頭文字を表しています。

・Science(サイエンス):光や熱、エネルギーなどの自然現象。
・Technology(テクノロジー):技術・科学など。
・Engineering(エンジニアリング):工学、ものづくりなど
・Art(アート):芸術、リベラルアーツ、文化、政治、経済、生活、経済など

 日本政府は、「アート」を広く定義したSTEAM教育の推進を図ろうとしています。2021年12月に取りまとめた「Society 5.0の実現に向けた教育・人材育成に関する政策パッケージ」の中間まとめでは、その範囲について「デザインする力を軸にした、芸術、文化、生活、経済、法律、政治、倫理等を含めた広い範囲」と定義しています。

寺子屋朝日 for Teachers より抜粋

 こちらカリキュラムに入れているのを初めて見ましたが、英語と理科を中心として教科横断をしながら楽しく学んでいました。オルタナティブスクール系で講師が来るイメージはあまりなかったので、とても良いなと思いました。STEAM学習はあまり詳しくありませんでしたが、教科横断が前提となる取り組みなので、探究などがしやすく、面白いなと感じました。

 マイプロジェクトの時間は、雪が降っていたので、雪をマイプロジェクトのテーマにする子どもが多くいました。みんなで隣接する砧公園にかまくらづくりをしに行きました。力を合わせてみんなで雪玉を転がしていたのがとても楽しかったです。私も雪合戦を一緒にしてきました。雪が降ったため、普段とは違った活動になったようですが、この日ならではの子どもたちの様子や葛藤が見られてとても面白かったです。

砧公園でできた黒の雪だるま笑



【2】:学びの本質に触れる対話

 

 合間合間に、蓑手さんや五木田さんともたくさん対話できたので、とても多くのことを考えることができました。

 特に蓑手さんと五木田さんがとても程よい距離感で子どもたちに関わっていたのがとても素敵でした。子どもたちの発言を拾いながらも、学びを誘発する問いかけをたくさんしていたのが印象的でした。お二人の学びの幅の広さが本当にすごかったです。小学校教員だからこそ幅広くできるのもあると思いますが、さらにプラスアルファで活動していることがヒロックの随所に散りばめられていて、思考の幅・深さともに感服しました。

 「大人の言っていることや、聞いたことがあることよりも、自分で経験することが大事。経験してみないと本当かどうかわからない。」という言葉が子どもたちとの対話の中でありましたが、学びの本質に触れる対話だったと思います。(これはマジですごすぎてビビった。)

そんな蓑手さんとパシャリ


そんな五木田さんとパシャリ

 ヒロックで過ごしていると、子どもたちが自分らしく学べる場を蓑手さんや五木田さんが丁寧に創ってきたことが見て取れました。

 たくさん学び、たくさん考えた1日でした。自分自身の教育活動も振り返る良い機会になったので、とても良かったです。

 とても素敵な場なので、ぜひみなさんも一度足を運んでみてください!

【3】:関連リンク


■ヒロック初等部ホームページ


■参考ウェブサイト
・ヒロック初等部:note記事
 スクール憲法を作る件とか、すごすぎてしびれました。


・先生の学校:となりの学校見学


・STEAM学習について

・マイプロジェクトについて


【4】:学校見学の記録シリーズ

良ければ、こちらもご覧ください!

No.2 茨城県立水海道第一高校 探究発表会

No.3 新渡戸文化中高 スタディフェスタ

No.4 ドルトン東京学園


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