見出し画像

電車内で突然死する可能性と、ここではないどこかとつなっている人たちについて

夫が電車内で遭遇した出来事です。

通勤電車。
乗車すると、夫はすぐに顔色が真っ青でぐったりしている男性を見つけました。

声をかけても、反応なし。
手首で脈がないことを確認。
すぐに緊急停止ボタンを押したそうです。

男性をホームに運び、駅員と連携して救急車を手配。
AEDで蘇生を試み、あとは到着した救急隊員に任せたそうです。

結果、その男性が助かったのかは分かりません。

夫からこの話を聞いたときに最も「怖いな」と感じたのは、周りの人たちがこの男性が息をしていないことにしばらくの間気づいていなかったかもしれない、という事実でした。

夫が男性を発見したとき、周りの人ひとたちに聞き取りをしたところ、「もしかすると数駅前からこんな状態だったかもしれない」とのこと。

電車の中でも、歩いていても。
みんなスマホ画面を食い入るようにみています。
ここではないどこかにつながっている人々。
目の前で息絶えている人がいても気づかない。

日々の生活の中で、できる限り、周りに気を配っていくことを意識しようと考えた出来事でした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?