【1$と日常】その2。

こんばんは。
お久しぶりです。

和仁ひかりです。
梅雨なのかわからない日々が続く今日この頃、

1$と日常を書かなくちゃ、書かなくちゃと思いながら今回もギリギリの投稿となりました。

造形作家としてボチボチ作品を作っているのですが、今回は作品と向き合っていこうかなと思います。

私は普段、福岡県朝倉市にある廃校利用の美術館「共星の里」にてボランティアスタッフをしています。
この場所は私が産まれた時から通い続けており、
初めはお客さんとして通っていましたが芸術系の高校を卒業する頃
ボランティアスタッフとして美術館の展示、設営、アシスタントなどサポート側として通うようになりました。

自然豊かで今の時期は田んぼの季節でカエルの合唱と星空に負けない程の蛍が現れるそんな場所です。

平成29年7月5日、6日
九州北部豪雨災害

学校のグラウンドには3~4mにもなる土砂と流木
校舎の中にも土砂が入ってきました。

この日からもうすぐ2年になろうとしています。

災害から半年は美術館を臨時休業し、
泥かきなどの作業を行いました。

そんな状態ではありましたがなんとか美術館も再開することができましたが
まだまだ、砂崩れや滑落により道が復旧しておりません。

そんな中で地域とお世話になっている美術館を少しでも皆さんに知っていただきたく個展やグループ展の際に「うそうそ」を展示、販売しています。

この「うそうそ」は鷽鳥をモチーフとしており朝倉市黒川地域に古くから伝わるお守りです。

私は災害の流木を使い制作をしています。
まずはノミを使い流木を削ります。

色付けされていない「うそうそ」はかなり素朴な雰囲気です。

古典的な色付けもありますがこの作品は現代を表す「うそうそ」を作っています。
「うそうそ」の頭部には神様が宿るとのこと

災害ではとても大変な状況ではありましたが前に進まなくては行けません。
私はアートの力を借りてこの災害と美術館のことをより多くの方に知っていただけたらと思っています。

災害によって川幅が3~4倍になってしまった松尾川ですが5月下旬頃から蛍を見ることが出来ました。
災害前に比べるとやはり数は少ないですが命が繋がっていることをとても感じました。

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