5・20

夏の匂いが少しするころは

時間は深く、群青色が飛び散る。

そんな時、俺は呼ばれた。

ギャーお、ギャーお。

ギャーひぃ、ギャーひぃ。

俺にほかならないか?遺伝子よ。

俺には他はいらない。遺伝子よ。


夏の匂いが少しするころに

愛が深いという感覚を知り

時間はもっと深く、群青色に射し込む。










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