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20180513社説から見る現代日本

おはようございます。本日のオススメは産経の「はしかの流行 「ワクチン2回」の徹底を」です。

はしかは、ウイルスで引き起こされますが、感染力がとても強く、マスクが役に立ちません。

潜伏期間は約2週間。重篤化することもあり、死亡例は千人に一人とのこと。

以下、産経社説からの引用です。

「沖縄県、愛知県などではしか(麻疹)の患者数が100人を超えた。

台湾から沖縄への観光客が最初の報告例で、ワクチン接種が十分でない人を中心に広がった可能性がある。重く受け止めたい。

(中略)

日本では、世代によって免疫に差がある。50代以上の世代にとってはしかは「かかる病」だった。一度感染すると、免疫は生涯続くとされる。

40代以下の世代にとっては、ワクチンで「防ぐ病」である。平成18年度に、それまで1回だったワクチン接種が2回になった。

初回は1歳で、2回目は小学校入学前に行う。1回では十分な免疫がつかず、若い世代で散発的な流行があったからだ。

このため、2回接種が徹底していない世代がある。おおむね18歳以下は、2回接種が制度化された後の世代である。

18~28歳には、厚生労働省が特例的に2回目の接種を行った。だが、それより上の世代は、1回しか接種していない人が多いとみられる。

今回の流行は、30代の感染が最も多い。それに20代、40代が続く。2回接種が徹底されていない世代で広がったようだ。

(中略)

はしかは世界で根絶が目指されている。日本は27年に世界保健機関(WHO)から「排除」の状態にあると認定された。国内株による感染が3年間ないことが要件である。

アジアやアフリカ諸国では依然、多数の患者報告がある。東京五輪・パラリンピックを控え、海外と人の行き来が一層活発になる。それを前提に、対策を取ることが必要だ。」

<社説一覧>
日経:副業が無理なくできる環境を整えよう/アルゼンチン揺らす資金流出
http://www.nikkei.com/news/editorial/

読売:上場企業決算 好業績と景気実感の溝埋めよ/マレーシア 民主政治の定着が問われる
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/

産経:稀勢の里休場 復帰場所で死力を尽くせ/はしかの流行 「ワクチン2回」の徹底を
http://www.sankei.com/column/newslist/editorial-n1.html

毎日:強制不妊手術の調査 歴史的経緯の検証も必要/大学奨学金の「出世払い」案 門戸広げる議論の加速を
https://mainichi.jp/editorial/

朝日:米の中東政策 希望を摘み取る危うさ/地銀と独禁法 制度のあり方、熟考を
http://www.asahi.com/news/editorial.html

※『社説から見る現代日本』マガジンhttps://note.mu/1minute_history/m/m70d97edb0376

※『1日1分歴史小話』マガジンhttps://note.mu/1minute_history/m/m7db9a358d26a

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