本日主要五紙の社説です。

引き続き北朝鮮情勢を取り扱った社説が複数ありますが、本日のあえてのオススメは産経の「待機児童の増加　解消へ集中的に取り組め」です。

筆者の意見としては、育児とキャリア維持の両立を図れる制度設計、サポートが必要だと思っています。

育休期間を単純に拡充するよりも、取得期間を柔軟に調整することができるようにすることや、たとえば男性と女性が交互に取得することなどを推進し、キャリア維持を図れるようにするべきだと考えます。

また、企業内保育所の設立を増やすことも有効な手立てだと思いますが、通勤時の満員電車に2歳児と乗車することに抵抗感を覚える人もいると思います。

単純に保育所を増やすだけではなく、状況に応じて柔軟に利用できる環境を整えることも必要です。

育児をしながら、働ける環境を整えていくことは「女性の活躍推進」を謳っている政権として急務のはずです。

育児に関して女性だけでなく、男性もしっかりと参画する必要性は論を待ちませんが、実際の子育て家庭だけでなく周囲もしっかりと理解してサポートしていく意識を作ることも大切な課題です。

安倍政権はスローガンを作るのは上手ですが、掛け声倒れになってしまっているものも多いです。

大仰な表現よりも着実な実行を求めます。

以下、産経社説からの引用です。「待機児童問題は、保育所の整備が進むほど、保育の潜在的ニーズが掘り起こされるという、いたちごっこが続く面もある。（中略）テレワークや在宅勤務といった自宅で子育てしながら働けるようにする取り組みも大事だ。企業側の工夫もさらに求めたい。」

＜社説一覧＞
日経：効率化なしに社会保障費は抑えられぬ／これで都民ファーストなのか
http://www.nikkei.com/news/editorial/

読売：防衛費概算要求　安保環境悪化へ着実に備えよ／発達障害の支援　就学時健診で把握を的確に
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/

産経：北への石油禁輸　体制揺るがす強力制裁を／待機児童の増加　解消へ集中的に取り組め
http://www.sankei.com/column/newslist/editorial-n1.html

毎日：北朝鮮危機と日米　首脳間の意見調整を密に／待機児童３年連続で増加　育児休業の拡充も必要だ
https://mainichi.jp/editorial/

朝日：カジノ規制案　不安ぬぐうにほど遠い／スーチー氏　迫害許さず民族融和を
http://www.asahi.com/news/editorial.html