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#10 孫を天皇に!藤原氏の台頭と権力争い

このエピソードで学ぶこと

桓武天皇が築いた平安京。
日本の歴史はここから、しばし戦乱が落ち着く時期に入ります。
しかし、血が飛び交うことは減ったとしても人間の争いはなくなりません。
宮中を舞台に貴族たちは権力争いを繰り広げます。
台頭していく藤原氏に注目しましょう

本編(0秒53秒)

・桓武天皇の後に、桓武天皇の息子二人が対立、争いがあったが、その後日本は安定した時代に入ってきた。
・これまでは天皇が時代の中心だったけど、ここから藤原氏が権力を掌握。
・天皇に娘を嫁がせて、生まれた皇子を天皇にすることで、天皇のお祖父ちゃんとして力を握っていき、摂政・関白の地位を藤原氏が独占する。
・藤原氏は、敵対勢力をドンドン追い出していく。遣唐使を廃止を提言した菅原道真も大宰府に流されてしまった。
・中流貴族たちは、中央での出世を諦めて地方へと進出していくことになる。

今回のおさらい(12分47秒)

Q1:幼少の天皇を補佐する役職名は?
→摂政。皇族以外で初めて摂政になったのは藤原良房
Q2:成人した天皇に対して設置された摂政と同等の役職名は?
→関白。初めての関白は藤原良房の養子、基経
Q3:律令に書かれていない官職のことをなんというか?
→令外の官(りょうげのかん)
Q4:中国との関係で菅原道真が提言したことは?
→遣唐使の廃止

次回予告(13分27秒)

貴族同士の血を流さない権力争いが京の都を覆います。
謀反を企んだと言われては、有力貴族が流罪にあい、
天皇の権力も政治機構も、土地も荘園も藤原氏のもとへと流れ込みます。
強大化する大貴族たちにますます集まっていく、権力と富と土地。
都での出世をあきらめた中流貴族たちは都落ちして、
地方での暮らしに可能性を見出していきます。
次回、地方の発展と中央に対する地方の反乱です。

次のエピソード⇒#11_京の都での出世は諦めても断ち切れない中央との関係。地方の発展と反乱

前のエピソード⇒#09_なくよウグイス平安京と桓武天皇の新しい政治


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<0339_現代にも残る令外官>


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