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vol.430|直近3ヵ月の市場トレンド考察【特に大きなトレンドはなく、例年通りの動き】ニッチですが、リスクが小さく、確実に効果が見込める戦術は【5Sへの投資】

新台の速報は明日コメントさせていただきます。
あと、今日はランダムに店舗様にお伺いして、「わたしなら営業をどう考える」をレポートとしてまとめます(シリーズ化する予定)。稼働とか売上予測の重厚版は有料noteに、簡易版は無料noteで共有する予定です。

取り急ぎ今日は【直近3ヵ月の市場動向まとめ】となります。
営業の一助になれば幸いです。

―直近3ヵ月の市場動向まとめ
Q:
直近3ヵ月の市場トレンドってどんな感じでしょうか?またそこから予想される2024年の市場はどのようなものでしょうか?新台戦略以外で、コツコツでも取り組んでおきたいことは?

A:
結論としては、【特に大きなトレンドはなく、例年通りの動き】ということになりそうです。ニッチですが、リスクが小さく、確実に効果が見込める戦術は【5Sへの投資】となります。

まず【稼働】から。直近3ヵ月の市場全体の稼働は右記のようになっています。
【例年通り4P、20Sの稼働が伸びた】
市場全体の平均稼働は(11月↗12月↗1月現在※正月商戦終了時点)となっています。おおむね例年通りの市場の動き方をしており、特に変わった動きをしているわけではありません。
特に台数が多く、タイトル強めのメイン機種がリリースされた「4P」「20S」、分野別では「スマパチ」「ハイミドル」「スマスロ」などPSともに高単価高射幸機がリリースされたことによる影響の強さがうかがえます。
11月から12月にかけて「ライト海」「Aタイプ」分野の数値上昇が大きいのは《P大海5ブラックライト》《Sクランキークレスト》の影響によるものとなります。

続いて【台数シェア】の推移です。
【年末年始は20Sの台数シェア上昇。増台傾向に】
高単価市場が伸びている中でも、市場の台数シェアが伸びたのは【20S】部門です。特に【スマスロ】分野が大きく台数シェアを伸ばしています。
増台は主に【スマスロ】増設によるものと考えられます。

続いては【打込シェア】の推移となります。
【スマパチ(主にeリゼロ2)、スマスロが高単価部門を牽引】
こちらもおおむね「台数シェア」「稼働」の推移と同じ動きをしています。販売台数が多く、好調の「Pシンエヴァ16」を含むハイミドル分野よりも、過去最高の数値を更新している「eリゼロ2」を含むスマパチ分野に打込シェアが引っ張られているのが特徴的です。
このことから、2024年は「eリゼロ2」の販促や運用など、同機をいかに“集客のキッカケ”とすることができるかは、ひとつ重要なポイントになるのではないでしょうか。
「Pシンエヴァ」リリース後~1月現在にかけて【ハイミドル】分野の打込シェアが大きく伸びていることにも注目しておきたいです。

【支持率】の推移です。
【市場は高単価トレンドの傾向に】
【ただし1月現在はその反動が表れ始めている】
11月から12月にかけて「4P」「20S」部門の支持率が上昇しています。
中でも多くの新機種(話題機、各社メイン機、台数多い)がリリースされた【スマパチ】【ハイミドル】【ライト海】【スマスロ】【Aタイプ】が11月から12月にかけて支持率を上昇させています。
1月現在は対照的に11月→12月に“伸びていない分野”の支持率が上昇していることが特徴的です。

続いて【売上】推移です。
【昨年を超える売上で推移中】
【5Sは強いアップトレンド】
「4P」「1P」はほぼ昨年と同水準。
「20S」「5S」は昨年を上回る水準。
特に「5S」の売上は(+1900円)と非常に高い数値であることに注目しておきたいです。
4P20Sは去年の水準まで落ちる可能性がありますが、「5S」はこのまま高い水準を維持するのではないか。

続いて【売上シェア】の推移です。
【5S市場は狙い目。まだニッチなポジション】
前項、前述のように「5S」は狙い目の市場です。売上規模、台数シェアともに小さく、まだニッチな市場(未導入エリア、もしくは少ないエリアが存在)であるためです(※ただし、ただ新設するのはNG。しっかり準備して計画的に取り組みたい)。

【再注目機種!!チェック!!】
下記は11月~今年1月現在にかけて“打込シェアを伸ばし続けている機種”です。要因はどうあれ、”実際に市場(お客様)ニーズが高い機種“であると判断することができます。
↓  ↓  ↓
Lからくりサーカス
Lヴァルヴレイヴ
Sゴーゴージャグラー3
S沖ドキGOLD

PS合わせても、この3か月間でシェアがわずかでも上昇し続けているのはこれらの機種です。今日からの新台ももちろん気になりますが、これら、“この3か月間、市場(お客様)に支持され続けている機種たち”にも、再度注目しておきたいところです。

あとは「5S」部門の調査、営業戦略の検討はしておきたいところです。

P業界の准教授@共闘Lab
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