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とある研究室で映画館のリサーチをしている大学院生👩🏻‍💻🎞️ 地方映画史研究|展覧会の企画|ノ…

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とある研究室で映画館のリサーチをしている大学院生👩🏻‍💻🎞️ 地方映画史研究|展覧会の企画|ノンフィルム資料の整理・保存|フィルムの映写補助・ワークショップ

マガジン

  • 見る場所を見る3

    展覧会第2部「夜は寝るもの?──映画ファンの「ハレの場」としてのフェイドイン・マンスリーレイトショー」

  • 見る場所を見る2+

    「賑わう街の記憶——鉄道の開通とノンフィルム資料から見る米子の映画館」

  • 見る場所を見る2

    展覧会第2部「紙の上のスクリーン──鳥取の映画館と「読むメディア」」

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ここが発信地!娯楽の殿堂・世界館──ノンフィルム資料に残された、鳥取の老舗映画館の足跡

2年間にわたって研究を進めてきた、鳥取で最も歴史のある映画館・世界館の成果発表を12月に鳥取市で実施することになりました。 映画館が発行していたチラシや新聞広告をはじめとするノンフィルム資料の調査を通して、世界館、フェイドイン、鳥取シネマ…と現在まで興行が続く映画館の歴史を概観できる展覧会です。時代毎に名称や拠点を変えても、いつまでも変わることのない「娯楽の殿堂」であった映画館の取り組みを紹介しますので、お越しくださいましたら幸いです。 そして、イラストレーターの湖海すず

    • 「見る場所を見る」映画館ツアー・倉吉編

      2021年度から継続されてきた「見る場所を見る——鳥取の映画文化リサーチプロジェクト」の活動の中で、リサーチを目的に各地の映画館ツアーを行いました。 本記事では、各地のツアー中に撮影した映画館(跡地)の写真と、その後の調査で明らかになったことを簡単に紹介します。 今回取り上げるのは鳥取県中部に位置する倉吉市。 本記事を読んで「倉吉の映画館が気になった!」という方は、2023年12月に実施した展覧会の記録集『見る場所を見る3——鳥取・倉吉市内・郡部の映画館&レンタルビデオショ

      • Film Project4:日本の「自主上映」文化研究──ジョナス・メカス『リトアニアへの旅の追憶』上映会と田中晋平氏による講演

        鳥取大学地域学部・佐々木研究室ではこれまで、鳥取における映画文化や自主上映文化についての調査研究を行ってきました。 今回の映像講座では、ジョナス・メカスの代表作『リトアニアへの旅の追憶』(1972)の上映を行い、16ミリフィルムの映写を生で体験する場を設けると共に、1970〜80年代の関西で行われていた自主上映の研究を行う田中晋平氏(神戸映画資料館研究員)をお招きしての講演を実施し、今後さらに調査研究を進めていくための手がかりを得る機会にしたいと思います。 一般参加も可能で

        • 映画資料最前線―映画館文化発掘の試み

          全国映画資料アーカイブサミット20242024年1月26日(金)にオンラインイベント「全国映画資料アーカイブサミット2024」が開催されます! 映画資料の保存や活用をめぐるシンポジウムやセミナーなどで構成されているこちらのイベントの第5部「映画資料最前線―映画館文化発掘の試み」で登壇します。 *申込締切は既に終了していますが、当日の記録動画は後日アップロードされる予定です。 第5部:映画資料最前線―映画館文化発掘の試みこちらのセミナーでは、映画資料を活用して地方・鳥取の映

        • 固定された記事

        ここが発信地!娯楽の殿堂・世界館──ノンフィルム資料に残された、鳥取の老舗映画館の足跡

        • 「見る場所を見る」映画館ツアー・倉吉編

        • Film Project4:日本の「自主上映」文化研究──ジョナス・メカス『リトアニアへの旅の追憶』上映会と田中晋平氏による講演

        • 映画資料最前線―映画館文化発掘の試み

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        記事

          夜は寝るもの?──映画ファンの「ハレの場」としてのフェイドイン・マンスリーレイトショー③

          2023年12月21日(木)~12月26日(火)にかけて、Galleryそらにて開催している展覧会「見る場所を見る3」の第2部「夜は寝るもの?──映画ファンの「ハレの場」としてのフェイドイン・マンスリーレイトショー」の解説文を掲載します。前回までの解説文は以下からご覧ください! また、展覧会第1部解説文「イラストで見る、倉吉市内・郡部の映画館&レンタルビデオショップ史」も以下のリンクより、併せてご覧ください。 そして、2024年1月26日(金)に開催されるオンラインイベン

          夜は寝るもの?──映画ファンの「ハレの場」としてのフェイドイン・マンスリーレイトショー③

          夜は寝るもの?──映画ファンの「ハレの場」としてのフェイドイン・マンスリーレイトショー②

          2023年12月21日(木)~12月26日(火)にかけて、Galleryそらにて開催している展覧会「見る場所を見る3」の第2部「夜は寝るもの?──映画ファンの「ハレの場」としてのフェイドイン・マンスリーレイトショー」の解説文を掲載します。前回の解説文は以下からご覧ください! また、展覧会第1部解説文「イラストで見る、倉吉市内・郡部の映画館&レンタルビデオショップ史」も以下のリンクより、併せてご覧ください。 そして、2024年1月26日(金)に開催されるオンラインイベント「

          夜は寝るもの?──映画ファンの「ハレの場」としてのフェイドイン・マンスリーレイトショー②

          夜は寝るもの?──映画ファンの「ハレの場」としてのフェイドイン・マンスリーレイトショー①

          2023年12月21日(木)~12月26日(火)にかけて、Galleryそらにて開催している展覧会「見る場所を見る3」の第2部「夜は寝るもの?──映画ファンの「ハレの場」としてのフェイドイン・マンスリーレイトショー」の解説文を掲載します。 展覧会「見る場所を見る」の実施を通じて、鳥取県内の映画館で配布された数々の印刷物をご提供いただきました。第2部では、それらの資料を活用し、鳥取市南吉方にあった映画館「シネマスポット フェイドイン」の印刷物を対象とした調査研究の成果報告を行

          夜は寝るもの?──映画ファンの「ハレの場」としてのフェイドイン・マンスリーレイトショー①

          賑わう街の記憶——鉄道の開通とノンフィルム資料から見る米子の映画館③

          2023年8月1日(火)~8月30日(水)にかけて、米子市立図書館にて開催した展覧会「見る場所を見る2+」の「賑わう街の記憶——鉄道の開通とノンフィルム資料から見る米子の映画館」の解説文(会場にて希望者に限定配布)を掲載します。 前回(第2回)の記事は以下のリンクからお読みください。 8月11日(金・祝)には、会場の米子市立図書館でギャラリートークを実施しました。本展出品作家のClaraさんと、米子シネマクラブの会長として米子・境港の映画文化の発展に尽力してきた吉田明広さ

          賑わう街の記憶——鉄道の開通とノンフィルム資料から見る米子の映画館③

          賑わう街の記憶——鉄道の開通とノンフィルム資料から見る米子の映画館②

          2023年8月1日(火)~8月30日(水)にかけて、米子市立図書館にて開催した展覧会「見る場所を見る2+」の「賑わう街の記憶——鉄道の開通とノンフィルム資料から見る米子の映画館」の解説文(会場にて希望者に限定配布)を掲載します。 前回(第1回)の記事は以下のリンクからお読みください。 8月11日(金・祝)には、会場の米子市立図書館でギャラリートークを実施しました。本展出品作家のClaraさんと、米子シネマクラブの会長として米子・境港の映画文化の発展に尽力してきた吉田明広さ

          賑わう街の記憶——鉄道の開通とノンフィルム資料から見る米子の映画館②

          賑わう街の記憶——鉄道の開通とノンフィルム資料から見る米子の映画館①

          2023年8月1日(火)~8月30日(水)にかけて、米子市立図書館にて開催した展覧会「見る場所を見る2+」の「賑わう街の記憶——鉄道の開通とノンフィルム資料から見る米子の映画館」の解説文(会場にて希望者に限定配布)を掲載します。 2023年1月から2月にかけて開催した「見る場所を見る2」の米子巡回展という枠組みでしたが、「米子」という街の調査を行う中で、鉄道の開通が街の発展に大きな影響を与えていたことが浮かび上がります。そこで、企画立案と解説文執筆を新たに行い、映画館と鉄道

          賑わう街の記憶——鉄道の開通とノンフィルム資料から見る米子の映画館①

          見る場所を見る2+——イラストで見る米子の映画館と鉄道の歴史

          2021年度から実施している「見る場所を見る——アーティストによる鳥取の映画文化リサーチプロジェクト」の第3回展覧会を2023年8月に米子市で開催します。 今回は、第2回展覧会に引き続き、米子市内における映画館と鉄道の歴史を、鳥取で活躍するイラストレーターClaraさんによるイラストと映画館プログラムをはじめとするノンフィルム資料を通して、在りし日の姿の再現を試みます。 会期中には、本店出品作家のClaraさんと米子シネマクラブの会長である吉田明広さんをお招きしてギャラリ

          見る場所を見る2+——イラストで見る米子の映画館と鉄道の歴史

          8mm Film Project──映画詩を読む

          「見る場所を見る」というプロジェクト「鳥取の映画文化」をテーマにしたリサーチプロジェクトに、2022年度から共同企画者として参加した。2023年4月現在、この展覧会は2度開催されている。第1弾では鳥取市内、第2弾では米子・境港市内にかつてあった映画館&レンタルビデオショップを、Claraさんによるイラストで記憶の復元を試みる取り組みである。 私が企画をしたのは第2弾の展覧会における第2部「紙の上のスクリーン——鳥取の映画館と「読む」メディア」である。展覧会の開催をきっかけに

          8mm Film Project──映画詩を読む

          紙の上のスクリーンーー鳥取の映画館と「読む」メディア⑤ 「まち」をつなぐ、映画館の「読む」メディア

          2023年1月30日(月)~2月5日(日)にかけて、Galleryそらにて開催する展覧会「見る場所を見る2」の第2部「紙の上のスクリーンーー鳥取の映画館と「読む」メディア」の解説文(会場に設置予定)を、5回に分けて掲載します。 前回(第4回)の記事は以下のリンクからお読みください。 また、展覧会の第1部「米子市内の映画館&レンタルビデオショップ史」の解説文は以下から読むことができます。 第1章「密集する劇場、度重なる火災」 第2章「最盛期の7館体制」 第3章「映画館

          紙の上のスクリーンーー鳥取の映画館と「読む」メディア⑤ 「まち」をつなぐ、映画館の「読む」メディア

          紙の上のスクリーンーー鳥取の映画館と「読む」メディア④ 『moimoi』

          2023年1月30日(月)~2月5日(日)にかけて、Galleryそらにて開催する展覧会「見る場所を見る2」の第2部「紙の上のスクリーンーー鳥取の映画館と「読む」メディア」の解説文(会場に設置予定)を、5回に分けて掲載します。 前回(第3回)の記事は以下のリンクからお読みください。 また、展覧会の第1部「米子市内の映画館&レンタルビデオショップ史」の解説文は以下から読むことができます。 第1章「密集する劇場、度重なる火災」 第2章「最盛期の7館体制」 第3章「映画館

          紙の上のスクリーンーー鳥取の映画館と「読む」メディア④ 『moimoi』

          紙の上のスクリーンーー鳥取の映画館と「読む」メディア③ 『VISION』

          2023年1月30日(月)~2月5日(日)にかけて、Galleryそらにて開催する展覧会「見る場所を見る2」の第2部「紙の上のスクリーンーー鳥取の映画館と「読む」メディア」の解説文(会場に設置予定)を、5回に分けて掲載します。 前回(第2回)の記事は以下のリンクからお読みください。 また、展覧会の第1部「米子市内の映画館&レンタルビデオショップ史」の解説文は以下から読むことができます。 第1章「密集する劇場、度重なる火災」 第2章「最盛期の7館体制」 第3章「映画館

          紙の上のスクリーンーー鳥取の映画館と「読む」メディア③ 『VISION』

          紙の上のスクリーンーー鳥取の映画館と「読む」メディア② 『Style』

          2023年1月30日(月)~2月5日(日)にかけて、Galleryそらにて開催する展覧会「見る場所を見る2」の第2部「紙の上のスクリーンーー鳥取の映画館と「読む」メディア」の解説文(会場に設置予定)を、5回に分けて掲載します。 前回(第1回)の記事は以下のリンクからお読みください。 また、展覧会の第1部「米子市内の映画館&レンタルビデオショップ史」の解説文は以下から読むことができます。 第1章「密集する劇場、度重なる火災」 第2章「最盛期の7館体制」 『Style』

          紙の上のスクリーンーー鳥取の映画館と「読む」メディア② 『Style』