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躾と芸

ひと昔前の飼い主さんの中には「私は犬に芸など教えない」と言う方がわりといらした。

躾と芸、躾は座れ、待て、芸と言えばお手、おわまりと言う感覚だろうか。

今はアジリティー、ダンス、フライングディスクなど愛犬と楽しむ遊びもある。
これらも芸の一種なのか?でも、躾が入っていないと出来ないだろう。

シロ太がうちにやってきた時、彼はもう2歳位の成犬だったが何一つ知らなかった。食事の時の座れ、待ても出来ない。

やはりそのくらいはのちの社会生活的にも必要だろうと、思考錯誤しながら教えた。

最初は、なかなか私達の教えたい事の意味が分からないようでイライラしていたシロ太。
1週間くらいして、とうとう、か、たまたまか、座れが出来た。

こちらも嬉しくてオーバーな程褒めてあげた。
その時のシロ太の嬉しそうな様子を今も忘れられない。褒められた事より、私達と意思の疎通が出来た事の喜びを感じているように思えた。

その証拠にそれからは面白いように躾(芸)が身について行ったのだ。

言葉を交わせない犬と人とのコミュニケーションツールとして、躾や芸はお互いの信頼関係を深めるのに大切なことだと、シロ太の歓喜する様子を見て再認識することとなった。

#保護犬
#躾

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