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光 テート美術館展+指先に文学を纏う展

今日は友人たちとテート美術館展。友人が行こうとしていたところへ、面白そうで一緒に行く話にまとまった。ついでに、それが決まった後に、文喫BUNKITSUの無料エリアでの企画展示に偶々気づいた私が、予定を追加で提案し、そちらも一緒に行くことになった。

展覧会より前に、国立新美術館の地下でランチ。「黒の上の薄い赤」という作品をイメージした、展覧会コラボメニューを友人たちは食べていた。私は、ラム肉を積極的には好まないので止めてしまったが。

それは、赤いトマトソースの中に、何だか不思議な印象で、四角く黒い模様が二つ描かれたランチ。黒く四角い見た目から、うっかり海苔かと思ってしまったが、メニューにはブラックオリーブと書かれていた。

会場で実際の作品を見て、食べていない私でも「似てる」と思ってしまった。しかも作品は結構大きくインパクトもあった。トマトソースとブラックオリーブペーストの拡大版にしか見えず笑ってしまった。

思わずクリアホルダーを買ってしまったが、リヒターの作品はカッコ良かった。「アブストラクト・ペインティング(726)」。リヒターの作品を見たのは初めてのような気がする。

去年だったか、リヒター大規模個展、というような言葉とともに展覧会があったと思う。どうなんだろう、と思いつつ行かなかったもの。行けば良かったということじゃないのか、と少し後悔した。

更には、何となく気になりつつ行っていなかった、下階で開催中の「蔡國強」展も後悔するのかもしれないと思った。つい先ほど気づいたが、どうも明日で会期終了してしまうらしい。

リヒターのクリアホルダーはメタリックでカッコ良かった。作品はメタリックさはなかったように記憶しているし、自分で撮った作品の写真にもメタリックさはない。が、違和感のないカッコ良いクリアホルダー。中までメタリックだった。

「トスカーナの海岸の灯台と月光」の絵の中の月は、実際に光っているように見えた。
「ペールオレンジと緑の黄昏 パルパライソ」の海辺の風景の色合いをキレイだなと眺めた。
「露に濡れたハリエニシダ」は淡い色合いに露の光沢感がとてもキレイだった。

絵や写真に限らず、他にもたくさんのいろいろな光を感じて楽しんだ。
「星くずの素粒子」が作る光を眺めてEXIT。
写真OKの場所は多かったが、会期中なので出さない。

文喫の展示コーナー、雑誌や文具の販売コーナーを楽しんだ。
そこは入場料が必要な本屋さん。
ビルから張り出した看板には、シンプルに「本」と書かれていた。

のんびり本を楽しむなら、一日過ごせそうなおしゃれな場所だったが、今日は入口付近の無料エリアのみ。見たことのない雑誌もあったり、面白いデザインの文具があったり。

企画展示は、京極夏彦の百鬼夜行シリーズと台湾のネイルのコラボによるもの。ネイルをする習慣がなくなって長いが、見た目もおしゃれなネイルのボトルはステキだなと思った。羽根ペンを差したインク瓶のデザイン。

友人は面白い建築誌を買っていた。きっと涼しくなったときに行く江戸東京たてもの園を、より楽しめる雑誌になるのだろう。

暑過ぎたのか、付近のカフェは空いていた。シナモンの香りがする店内で、美味しいヘーゼルナッツラテをいただいた。

暑かったが、友人たちとののんびりな時間を楽しんだ日。

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