エレクトーンで弾く次の曲は、新しく購入しないことにした。以前から時々弾いている「千本桜」に。

古本として購入した雑誌に入っていた楽譜。譜めくりしなくて良いよう、数日前にコピーした。片手など１段ずつしか弾けなかったので、ずっと雑誌のまま楽しんでいた。

いちばん最近、購入したエレクトーンの曲「唱」は、少し余裕を持って、テンポも100%より少し上げて弾くようになった。「唱」はグレード６級。３曲目の６級だったか。他の６級も少し余裕ができてきていた。

もしかして、上級の５級が弾けたりする？

一昨日からか、少し弾いている。「千本桜」が弾ける範囲に入ってきているなら…　家にある中～上級の曲「vs.～知覚と快楽の螺旋～」も、大丈夫な範囲に近づいたのではないか、と今日は久しぶりに弾いてみた。
以前よく弾いていたときよりも、どちらもスムーズに弾けている。

どちらも仕上がる見込みが立たないのは変わらない。
のんびりテンポなら仕上がるかもしれないが、あまりテンポを落として弾くのは楽しくない。間違えながらでも疾走感とかの勢いが私には大事。

購入したのはいつだったか。２年くらい経つのだろうか。初級でも困っていた頃の購入だった。
それでも楽しんでいたが、全体で揃えられないので、長期間、弾くにはもの足りない。身体全体でエレクトーンに合わせていく方が心地良い。

仕上がる見込みはないものの、現実的に弾けそうな範囲に入ってきた、ということにかなり驚く。上級のいちばん簡単レベルでも、こんなに難しい弾き方ができるものなのか、と体感できたのは新鮮だった曲たち。

初級の曲でも、今でもたくさん間違えるくらい。今でも上手くはない。が、難しい曲を楽しむことでレベルアップしてきた。

家にある２曲に取り組むなら、しばらく新しい曲を買う必要はなさそうだ。仕上がる日よりも、仕上がりを諦める日の方が早いかもしれないが。

ヤマハ公式では、上級はグレード７級から。グレード７級の合格証書からは、サブタイトルに上級の文字が入るらしい。とはいえ、指導グレードも選べる５級からが上級ではないかと感じる。上級の曲は、音がおしゃれだったり何だか違う。

上手くなったと実感できたときは、いつも嬉しく思った。
ただ、難しいことができることが良いとは思わない。良い音でアレンジしてくれているなら、初級でも中級でも充分だと思う。エレクトーンは多機能。リアルに頑張ることが必須の楽器ではない。

気に入った音で弾ける選択肢が増えてくるのかな、と思うと、これからも楽しみではある。

２曲目の「うっせぇわ」は、自分として納得な範囲へ、かなり音を変更した。楽しんでいる。音の変更は、素人としては大変に感じる。が、耳をすませて気に入る音を探す時間は、自分が整う時間。下手でも何でも、それはそれで良い時間。

多機能なエレクトーンは、いろんな楽しみ方ができるようで飽きないらしい。
私の大切な友だち。