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画廊に行くようになって気がついたこと その35


 前回、イーゼルに載せて描くことによる重力の作用の話をしました。
 日本画は、基本的には、床に寝かせて描くのが、伝統的な描き方のようです。何故かはわかりませんが、おそらく、膠と混ぜてはいますが、基本的には、水彩ですので、垂れやすいということもあるのでしょう。
 習字を縦の書画台に載せて書くことを想像してください。

 ですから、いろいろな方向から、絵を観察しては直しをいれたと思います。

 ただ、模写することを考えるとみている角度と作画の際の角度がずれますから、そこに修正も必要になるのでしょう。

 ただ、最近は、床に置いて油絵を描いたり、イーゼルに載せて日本画を描いたりする作家もいますから、画廊でお話しできたら、聞いてみるのも面白いと思います。

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