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4年生 Let'sTry2 Unit3 曜日で遊ぼう

1 外国語活動は、英語科よりなんか難しい?

 先日、後任の英語専科をしてくださっている先生とお話しする機会があり、「中学年、どうしたらいいか、ちょっと悩む」と相談を受けました。その方は、昨年度まで担任をされていて、専科という形での指導は初めてですからいろいろ戸惑って当たり前ですし、実践しながら自分流のやり方が見えてくるのできっと大丈夫だと思います。でも、確かに、高学年の英語科については教科ですし、指導すべきこともきちんと決まっていて、教科書もありますから、言われてみればやりやすいのかもしれません(発達段階的に別の意味では苦労はありますが)。あとは、[その学年ごとのカラー]は、外国語活動にはポイントの一つ。もともとノリがいい年頃なので、学習規律をしっかり身につけていれば、変な話、こちらが準備したもの何をしても喜んでくれます。でも、今は学習する環境がいろいろな要因でなかなかうまく整わない学級がたくさんあります。子供それぞれの特性、人間関係、もちろん先生も人間ですから合う合わないはお互いに感じることだってあります。日々苦労が尽きない学級づくりはまた別の機会にいろいろ提案したいと思っています。外国語活動で学級のコミュニケーション(学級づくり)を豊かにすることだって可能です。
 今年は、いろいろな状況を抱えつつ頑張っている先生方へ、そして1時間の外国語活動を少しでも子供自身が楽しいものにできるように、中学年Let’s Tryに絞って、今までのごくごく普通で当たり前の実践を手直しして発信します。

2「曜日で遊ぼう」#Let'sTry2 Unit3より 

(1)歌と一緒に覚えちゃおう

 歌は必勝アイテムです。とは言え、音楽の歌の学習とはねらいが全く違いますので、外国語では、歌が得意不得意に関係なく、歌いたくなる状況、いえ、歌わざるを得ない状況を盛り込んで、歌のゲームにして実践してきました。曜日の学習では、歌に始まり歌に終わるといっても過言ではない!と実感しました。

①♪Let’s  Chant : What day is it? タケノコゲーム

 このChant、何がそんなにウケるのか?!毎年どの4年生でも盛り上がります。繰り返し出てくるフレーズ(大きなかぶ的な)と手拍子で合の手を入れる絶妙なリズムがきっと子供の心をくすぐるのでしょうか?5年生になっても、へたすると6年生になっても曜日の話題が出ると誰かが思わず口ずさんじゃうChantです。
もちろん歌だけでも十分楽しめますが、歌いながらアクションを取り入れると自然と集中力がアップして覚えやすくなるみたいです。
【ルール】
①一人ずつ担当する曜日を予め決めておく。
※初めは機械的に割り振ってもいいし、慣れてきたら希望を取ってもいいです。誰も希望者がない曜日は先生が担当します。
②歌の中で自分が担当する曜日が聞こえたら、その場で立って手拍子。
※歌は全員で歌い続けます。

 たったこれだけですが、実はこの歌、面白い仕掛けがあって(曜日の前の方ほど出番がたくさんある)それに気づいた子供がどの曜日を選ぶのか、も楽しめます。しっかり歌っていないと自分の番を逃してしまうし、先生も必死に取り組んでいる姿も子供たちには楽しいみたいです。

②♪Sunday, Monday, Tuesday  :  カード並べゲーム

 これもシンプルなカード並べゲームです。私は専科をしていたので高学年の英語の電子教科書も使えたのですが、担任の先生だったら、使いやすい曜日の歌でもいいかもしれません。電子教科書では、歌の速度が変えられるので、はじめは超ゆっくり、少しずつ速くしていきます。「ライバルは隣の友達ではなく、過去の自分」なんてかっこつけてやらせていました。

【準備するもの】
①曜日カード
※初めに個人用曜日カードを印刷して切り取らせておきます。いろいろなゲームに使えて便利。透け防止に表裏印刷をしておくだけで、子供たちはその意図を察知。そのひと手間で意欲が高まるんですよね(子供って面白い)。

透け防止の表裏印刷はポイント

【ルール】
①曜日カードを裏返して、ばらばらにシャッフルして机に置く。
※初めに個人用曜日カードを印刷して切り取らせておきます。いろいろなゲームに使えて便利。
②曲が始まったら、裏返しながら順番に並べる。
※短い歌なので、速くすることでめちゃくちゃ楽しくなる子もいれば、できない、無理、と意欲を失う子も出てきます。その時に、Mondayまでは予め表にしていてよい、などのハンデを実態に合わせて許可しておくと大丈夫でした。その際も、「ライバルは隣の友達ではなく、過去の自分」を伝え、何ら不公平ではないことをしっかり理解させることも実は学級経営上役立つポイントです。


 市の研究会でお世話になった先生が、記事を読んでメールを送ってくださいました。ぜひやってみたいと言っていただけて(社交辞令かもしれませんが!(^^)!)なんだかとっても嬉しかったです。当たり前すぎる実践なので、必要のない方のほうが多いと思いますが、「ぜひ、覗いてみていただけると嬉しいです」とお知り合いの先生方に声をかけていただけると嬉しいです。
他の記事はプロフィールからのぞけます。こちらもよろしくお願いいたします。

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