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谷崎潤一郎『途上』

最近は図書館に行く余裕がなくて、でも本が読みたくて、電子書籍を検討しています私です。ついに、電子書籍用にタブレットを購入しました。
まあ、いまこの文章を書いているのはスマホなんですけどね。スマホが速いし慣れてるし、結局スマホでばかり何かしてそうな気がする。スマホでは、noteもFacebookもブラウザからアクセスしてますが、タブレットにはアプリを入れてみたよ。

さて。青空文庫に手を出しました。

図書カード:途上 (谷崎 潤一郎) https://www.aozora.gr.jp/cards/001383/card56849.html
#青空文庫

とある本(多分次に感想文を書く)を読んでいたら、

「絶対に発見されない犯罪というのは不可能でしょうか。僕は随分可能性があると思うのですがね。例えば、谷崎潤一郎の『途上』ですね。ああした犯罪は先ず発見されることはありませんよ。尤も、あの小説では、探偵が発見したことになってますけれど、あれは作者のすばらしい想像力が作り出したことですからね」と

という台詞があって、
『途上』がわからないのがもどかしくて、調べて読み始めたのがはじまり。
そういえば、この前読んだ本(『Nのために』)にも、谷崎潤一郎の名前が出てきたなぁと思い出しながら、これまで全く触れてこなかったことを思い出す。少しの苦手意識もあり、いつものようにネタバレサイトで簡単なあらすじを頭に入れ(よくない)、私でも読めそうだと判断をして、読み始める。
結果、面白かった!!読まず嫌いだったみたい。
すいすい読めて。
何十年も前に書かれた小説なはずなのに、まあもちろん今と環境は違うなと思うところはあるけど全く「昔!」という感じを突きつけられる感じでもなくてびっくりした。いまでも全然あるなぁと思うのは、ついこの前まで(いまも)日本中、いや、世界中に某感染症が流行していた(いる)からかもしれない。(感染症の話が出てきたので)

好きだった箇所を引用します(ネタバレかも)

或る一定の偶然の危険の中へ奥様を置き、そうしてその偶然の範囲内での必然の危険の中へ、更に奥様を追い込んだと云う結果になります。

『途上』谷崎潤一郎


よしよし、いい感じだぞ〜ということで、
元々読んでいた本に戻ります。ちなみにそちらも青空文庫。

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