usagi no migite

気付けば社会人

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マガジン

  • 読書感想文 by.うさぎのみぎて

    読んだ本の記録と感想と考えたことをまとめたものです。 内容から派生させて考え事をするので、間接的なネタバレがやや多めとなっております。お気をつけください。

  • 日記のようなもの

    日記のようなものをまとめています。

  • 少し真面目なnoteたち

    テーマやお題を中心に考えたことを書いています。日記のようなものとの境目はあいまい。気分です。

  • 美術館感想文

最近の記事

谷崎潤一郎『途上』

最近は図書館に行く余裕がなくて、でも本が読みたくて、電子書籍を検討しています私です。ついに、電子書籍用にタブレットを購入しました。 まあ、いまこの文章を書いているのはスマホなんですけどね。スマホが速いし慣れてるし、結局スマホでばかり何かしてそうな気がする。スマホでは、noteもFacebookもブラウザからアクセスしてますが、タブレットにはアプリを入れてみたよ。 さて。青空文庫に手を出しました。 図書カード:途上 (谷崎 潤一郎) https://www.aozora.g

    • (再読)湊かなえ『Nのために』

      再読。 凪良ゆうさんの『星を編む』がやっぱりすごくよかったので、手元に彼女の本を置いていたくなった。が、ただでさえ物が多いこの部屋にこれ以上本を増やしてどうするのだと思う気持ちも同じくらい強くあり、やっぱり電子書籍にしようか、それならやっぱりタブレットがほしいなと、思考をぐるぐるさせている。 電子書籍かぁと思って、久しぶりに電子書籍ストアを開いたら、前に購入した『Nのために』が出てきた。深夜にぐわぁーっと読んだせいで内容がうろ覚えだったので、気分転換に読み始める。 あ、気

      • 凪良ゆう『星を編む』

        高校の同級生のストーリーズで、続編が出ていることを知った。もう何年も会っていない子で、高校生の頃に本の話をしたことはないし、特別仲が良かった記憶もない。いまとなっては、感想を語り合えたらどんなに幸せだろうと思うも、本を読んだあとの感想ほど、見たくないものまで見せてしまうものはない気がするので、知らないままが幸せなのかもしれない。 なんて考えていたまま数ヶ月。仲がいい(と思っている)先輩とご飯にいって、「はい。読む?」と貸してくれた。ああ。これだ。この感じだ。まるでこの一連の流

        • 凪良ゆう『滅びの前のシャングリラ』

          今夜には日本をたたなければならないというのに、最後の準備もそこそこに、地球が滅亡する話を読んだ。一瞬で滅亡してくれればいいものを、滅亡が予言されてしまうと「滅亡する」過程を味わう羽目になる。滅亡していく様は、滅亡した瞬間よりもよっぽど滅亡したくなる。 幾つかの短編が折り重なるように話が紡がれていくこの本は、凪良ゆうっぽくないなと思う気持ちと、やっぱり凪良ゆうだと思う気持ちでいっぱいになる。 気付くとあっという間に読み終えていて、とにかく、私は彼女の作品が好きなのだなと実感す

        谷崎潤一郎『途上』

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        • 読書感想文 by.うさぎのみぎて
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        記事

          0109

          世界が回る音を聴いて数日、着々とそれにむけた準備をしている。 今日も仕事で明日も仕事なのに、仕事終わりに遊んできた。仕事中、今日焼肉行かない?と先輩に誘われて、気付けば10人集まっていた。焼肉屋さんは残念ながらしまっていたのでそのまま居酒屋へ。ぱくぱく、ぱくぱく、、、、たべて。 そのまま勢いで半分くらいの人数でカラオケへ。社会人になって、人とカラオケに行ったの初めてかも?、こういう時、なに歌っていいかわかんない。幸い、RAD好きな先輩がいたので解決、YUIとRADで乗り切った

          森村泰昌『「美しい」ってなんだろう?』

          2024年1冊目。 最近「美」について考えることがあり、参考図書として紹介されていたこの本を手に取る。 はじめは、初めましての作者だなと思っていたが、読み始めてすぐ気付いた。「私この人の作品見たことある!」 調べてないけど、絶対あのときのあの人だ。 昨年足を運んだ企画展に展示をされていて、失礼ながら名前すら覚えていなくて、作品も正直強くは惹かれていなくて、写真にも残っていないけど確かに記憶に残っていた。(そしてそれが作品としてとても強いものだと感じた) とても読みやす

          森村泰昌『「美しい」ってなんだろう?』

          今更振り返ってもね

          2023年読んだ本についての文章です。 もしかすると、今日は何をやってもうまくいかない日だったのかもしれない。そんな日は仕方がないから何もしないことにする。折角お出掛けしたのに忘れ物してお金たくさん払うことになったし、用事を済ませに行ったはずなのに新たなミッションが課されてその結果明日も出掛けなきゃいけなくなって。なんだかついてないなと思ってしまう。 昨年末に、「「ちゃんと」1年を振り返りましょう。手帳を見ながら、1月ずつ。」とお言葉をもらったのに、それをサボったまま新年

          今更振り返ってもね

          今年やりたい10のこと

          #今年やりたい10のこと 何かを宣言すると、達成できなかった時恥ずかしいから宣言するのが嫌いだったけど、 あくまでも自分のために勝手に目標を立てるのであって、それは達成するためにあるのではなくただの指標のひとつにすぎないと思うことにして、あげてみることにする。 ⭐️ インプットの量を増やす アウトプットの質を上げる 1本を読む 小説だけじゃなくて、難しめの本とか、考える物差しのひとつとして本が使えるようになるのが目標。毎月どんなジャンルでもいいから1冊は最後まで読み終

          今年やりたい10のこと

          無題

          地球が回る音がする。 こんな日には、グレープフルーツジュースを読みたくなる。

          はじまりの日に

          新年、あけましておめでとうございます。 昨日と変わらない1/365なのに1/1というだけでやることすべてに意味が与えられるような不思議な日です。ちなみに今年は366日らしい。 例に漏れず私も人間が自分都合で勝手に決めた日付とやらに踊らされて(それにしても少なくとも何億という人が同じ共通認識をもっているだろうと思われるのはすごい)、今日を皮切りになにかはじめてみようかと思ったり、思わなかったり。 昨年はなんとなくただこなす1年だったようにも思えていて、今年は何か生み出す年にし

          はじまりの日に

          あひみての

          のちのこころにくらぶれば 高校時代を共に過ごした友人がはるばる会いにきてくれた。自分が傷つかないための予防線で初めから人のことを信じるということをやめたのはその時期で、当時の友人に会うときはいつもどんな見え透いた嘘でドタキャンされても、信じたふりで馬鹿みたいに振る舞おうと思いながら当日を迎えるのだが、キャンセルされることもなく。会ったら会ったで、こんなにも好きだったのかと思い知らされるほど楽しい時間が過ごせるのだが、どうしても期待するのをやめることをやめられない。ちなみに、

          ご無沙汰です。 昔は秋がとても好きでした。それなのに最近は本当に嫌いで困っています。何をやってもうまくいかなくて、寝ても寝ても眠くて、何もしたくなくて、そういえば昨年の今頃もそうだったなと全てを季節のせいにしています。毎年、この秋冬を生き延びられるかが私が長生きできるかに関わってくる気がします。20歳になったときからずっと。 季節のせいにできるというのはとても楽で、甘えるいい口実です。口の中に口内炎が2つもできるような食生活で、人前に立てる清潔感と身だしなみの最低ラインをキ

          机と椅子と

          体調を崩していて、読んでいた本も放棄して、寝て、寝て、寝ている毎日。9時間睡眠なので睡眠スコアは毎日100点。 休みの日にはやりたいこと、やらないといけないことがたくさんあったはずなのに、絶妙に止まらない咳と、でも寝込むほどではない体調の回復具合になにもしたくない。こういうときこそ読書をと思うのに読みかけだった本は手放してしまったあとだし。途方に暮れてただぼんやりとしている、そんな火曜日の朝。もう朝ではないのか。 ___ 日にちが進んで、週末。 憂鬱だった予定がひとつお

          森博嗣『封印再度』他

          岐阜に向かう道中の新幹線で、岐阜で起きた不可解な事件の謎を解き明かしに行く小説を読んだ。封印再度。WHO INSIDE. 旅に出るたびに「もしかすると使うかもしれない」グッズで荷物がパンパンになってしまう儀同さんに強く共感しながら、旅を終えて数日後に無事に読み終えた。 S&Mシリーズのなかでいちばんしっくりきた感覚がしていて、エイプリルフールの萌絵ちゃんに、犀川先生と一緒に騙される災難はあったけれど、初めて「このまま読み進めるとS&Mシリーズを読み終えてしまう、お別れになる

          森博嗣『封印再度』他

          澤村御影『准教授・高槻彰良の推察6・7』

          うちのポケたちとの「ねむりの約束」の時間を過ぎてしまっているのに、本を読む手を止められなかった。挙句の果てには、読み終えて感想文まで書こうとしている、夜23:20。 きっと書き終える前に眠りたくなるので投稿は明日でしょう。 犀川先生と萌絵ちゃんを続けて読んでいた気がしていたけれどそうでもなかった。次の作品タイトルが『封印再度』、英題が『WHO INSIDE』だと知りぞわぞわしてはやく読みたい反面、次の旅までにもう本を借りに行くお休みがないから、そのときまでとっておきたい気持

          澤村御影『准教授・高槻彰良の推察6・7』

          美術館感想文/ワールド・クラスルーム:現代アートの国語・算数・理科・社会 | 森美術館

          展覧会の感想は別のSNSにあげることがほとんどでnoteには書いてこなかったけれど、どうしようもなく考えることが多すぎて文章にまとめきれないのでnoteに書きつつ精査して削ぎ落として人様に見せられるレベルにしたものを別のSNSに掲載すべきではないかと思いつつある。 こんなにも考えているのは、森美術館の「ワールドクラスルーム」の展示を見たから。 美術館に行くにあたって、せっかくノートと鉛筆を持って出掛けたのに、ホテルにおき忘れてしまった。仕方なく展覧会でもらえる作品リストに書

          美術館感想文/ワールド・クラスルーム:現代アートの国語・算数・理科・社会 | 森美術館