プーチンの頭の中は?

 こんにちは。うつ病エンジニアの三十郎です。
 今回は、一躍世界の悪役となったロシアのプーチン大横領を取り上げてみたいと思います。

1.プーチンは正常な判断能力を失ったのか?

 ロシアという大国を治めるトップとしては、自分が戦争した後のことまで考えていませんから、正常ではないと思います。しかし、独裁者としての辣腕は、未だ衰えを見せず、さすがとも言えます。
 さて、プーチンと言えば冷淡だが頭の切れる男として長らく大国ロシアを支えてきましたが、現在の年齢は69才。日本の政治家なら、ざらにいる年齢ですが、ロシア男性の平均寿命は日本より10年ほど短く、丁度、平均寿命を超えたところです。一応、大統領の任期はいくらでも伸ばせそうなのですが、自分の寿命の方が先に来てもおかしくないのです。多分、その辺は相当な焦りがあると思います。
 タフガイとして健康をアピールしてきましたが、2000年年から現在まで独裁者としての地位にいるので精神的なプレッシャーはきつかったと推察されます。何せ出身がスパイ組織:KGBなので、人を疑うのが仕事でした。独裁者という者は孤独で疑心暗鬼、いつ、誰かに暗殺されるかと警戒を怠ることができません。なので、精神的に病んでもおかしくありません。

2.ロシア軍が弱いのは、自己保身のため?

 独裁者が倒されるパターンとして最も多いのは、軍部によるクーデターです。もちろん、プーチンもそこは理解していて、有能な将軍を登用することを避けてきました。その結果が皮肉にもウクライナの戦場で露呈してしまいました。無能な指揮官の下、ロシア軍は苦戦から逃れることができません。
 自分でまいた種ですから仕方が無いのですが、更に、年を取ると新しいことにも付いてゆけなくなります。つまり近代戦に対する知識が不足が露呈しているのも、そのためでしょう。未だにスパイに頼った情報戦をメインに考えています。誰もがスマホ1つで、情報拡散できる時代においても。

3.誰が老いぼれ独裁者を止められるのか?

 これは難しいと思います。なにせ、未だに(メディア操作で)国民の人気が高いから、下手に政権の座から追放したところで、国民からの反発を買うことでしょう。独裁国家最大の弱点は、いくら有能なトップでも、寄る年波には勝てないことです。つまり、ボケたりでもしたら、国家は壊滅的ダメージを負うことになります。中国の毛沢東が良い例です。
 今、ロシアは国家として苦難の時を迎えようとしています。この戦争が終結し、世界からの制裁が緩和されても、手遅れの状況にまで追い込まれています。
 しかし、頑固ジジイのプーチンは、その現実を受け入れようとしません。どうせ先は長くないのだから、好き放題に暴れてやるとの心境でしょう。その後に国民に降りかかる苦難には、全く責任を感じていないと思います。死んでしまえば、それまでなのですから。やりたい放題、やった者勝ちなのです。
 ああ、ロシアの国民よ、プーチンにも賞味期限があることを理解しておくべきでしたね。プーチン後のロシアは、下手をすると再分裂しかねません。一枚岩になれる国民性でもないので、共産主義へ回帰する者、自由主義経済で発展を目指す者、疲弊しているロシアで内戦などできないでしょうから、各州の知事が「ロシアやーめた」と言えば、ソ連崩壊のようになり得ます。 
 サハリン州なんかは、日本と経済圏を築きたいのでは無いでしょうか?どうせ、極東は軍事力が空白に近いので、日本と事を交える力などありません。「一緒に北方領土を開発しよう」と言ってくるかも知れません。食糧自給すらまともにできない地域ですので。


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